ハレノクニでワイン

11年間の島暮らしから、ワイン農家を目指して山暮らしへ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

カーヴとブーダン day17

2024-10-02 | フランス2024

この日は地下のカーヴ(洞窟)でワインの整理に明け暮れました。

先日瓶詰した2,500本を置く場所を作り出すため、貯蔵されているワインを

パロックスというカゴに入れたり、積み上げたりしながら整理していきます。

このワインは以前にここのワイナリーを所有していた偉大な醸造家のワインで、

かなり貴重なもの。手に取って整理したものの、中身も知りたい。。。

 

 

整理が終わったところで、日常のちょっとした不具合のチェックと調整に。

例えば、扉ががたつくとか、保冷タンクのファンが回ってないとか。

時間のある時に少しでも仕事を前にすすめます。

 

この日はスーパーに食材の買出しにも行きました。

この日の晩御飯、メインはブーダンノワール!

豚の血が入ったソーセージですね。

これがリンゴと洋梨のコンポートとまた合う!

ルームメイトの超絶料理テクのおかげで、本当に美味しい毎日です。

 

まだ日本食恋しくないです。

 

そして、夜のワイン勉強はまたまた師の昔ワイン。

「ル・カノン ロゼ 2014」。

こうして夜は更けていきます。

 

 


ファイバータンクとフォー day16

2024-10-02 | フランス2024

昨日瓶詰したワインが入っていたタンクを洗浄するところからスタート。

グラスファイバーのタンクは軽くて扱いやすい反面、ステンレスタンクよりは汚れが付きやすい特徴があります。

5年分の汚れをケルヒャーと薬剤、最後はスポンジで落としていきます。

この日は月曜日ですが、週末も仕事が続いていて午後の早い段階で仕事が一段落したので、

ANGERS(アンジェ)の街に買出しに行きました。

醸造器具屋に行ったり、書店に行ったり。

そして夕飯にベトナム料理やへ。

フォーをいただきました。

日本で食べるようなフォーに比べて、肉のボリュームに圧倒されました。

ざっくり言うと、麺が1に対して肉が3くらいありました・・・

 

フランスの方々が食べる異国料理を堪能いたしました。

帰りはスーパーによって土産物など物色し始めました。

もう滞在期間の半分を過ぎ、あっという間に日本に帰る日が来そうな気がしています。

 

悔いのないように引き続き全力で楽しみたい!

 

 


師が到着 day15

2024-10-02 | フランス2024

日本から師が到着しました!

予定が遅れている収穫に合わせてスケジュールを2回も調整したのに、収穫はまだ。

まずは畑のブドウの様子を歩きながら確認していきます。

天気予報をみつつ、収穫開始を木曜日からと決めてこの日は発酵が終わったワインの瓶詰をすることに。

自分たちのブドウのワインには天然を、買ったブドウのワインにはDIAMという合成コルクを使っています。

ビンを並べて、瓶詰機、打栓機、コルクを配置してスタート。

約2,500本の瓶詰を5時間ほどで終えることができました。

その晩は、師とともに迎える最初の夜。

師がフランスでワインを造っていた時代の逸品たちを、剛性にも本も開けてくださいました。

幸せ過ぎて鼻血が出そうでした。

左から、「S 2012」「サンペレー 2009」「ヴァンドフランス赤 2015」

 


リンゴのコンポートとブルーチーズ day14

2024-10-02 | フランス2024

朝、畑を通って醸造所に向かうこの景色が本当に美しいので元気が出ます。

朝は1杯のコーヒーを飲みながら、その日の仕事をみんなで確認。

この日も引き続き、ブドウを選びながらの収穫でした。

ただ、前日よりは量が少なく、ゆったり目のペース。

ランチのメインは代替ミートのラザニア。

初めて食べた代替ミートは、大豆で作られているとわからない歯ごたえで、すごく美味しかった~。

こちらはデザートのリンゴと洋梨のコンポートをブルーチーズにかけて食べるというもの。

これまた思いつきもしない組合せで、とても美味しかったです。

徐々にではありますが、絞ったワイン達が発酵し始めています。

毎日液体の比重を計測してその様子を確認、記録していきます。

フランスでの仕事のやり方を覚えながら、日本での自分の仕事を振り返る、そんな時間になっています。

 

ブドウの状態を見ると、メインとなる区画の収穫開始はまだもう少し先かな。

 

 

 


収穫のランチとベルナッシュ day13

2024-10-02 | フランス2024

ここ数日雨が降ったりして、ブドウの糖度が思うように上がらず収穫のタイミングを調整しています。

この日は熟していて今後腐敗果が増えてきそうな房だけを狙って収穫。

考えながら、選びながらの作業だからなかなか進みません。

それでもこのバスケットで3回分、約1tを絞って、800ℓの果汁になりました。

山盛りのカゴに蓋を載せ、その上からギュウギュウ踏んで潰してからプレス機へ。

朝8:30くらいから作業して、11時過ぎにちょっと休憩。

パンとパテとチーズを小腹にいれます。

これはDavidが持ってきてくれたベルナッシュという飲物。

発酵中のワインに蜂蜜を入れて発酵させたもので、酸度が高く、収穫のこういう時に飲むように作ったそうです。

そして13:30ごろからお待ちかねランチタイム。

紫キャベツ、キャベツとナッツ、レーズン、羊のチーズをカレー風スパイスで味付けしたサラダに、

料理人お手製のリエット。

そして、近所のパン屋さんのカンパーニュ。

美味しい~とバクバク食べていたら、そのあとメインがドーン。

クスクスとチキンは手羽1本ずつ。

初日だから、張り切っちゃったみたいでこの後のデザート、コーヒーまで2時間コース。

みんな満腹すぎて、笑ってました。

 

このあと、すべてのブドウをプレスして醸造所の片付けを終えたのは20;00。

フランスでは暗くなり始めるくらいなので、しっかり仕事ができちゃいました。

 

明日からもがんばろう。