あるがままに高齢を生きる! シャンソン、菜園とともに・・

予測不可能な未来のドラマに期待を寄せつつ、明日を見つめてまだまだ濃い時間を紡げたらとブログを書き続けます。

成人式の日に82歳の私が思うこと

2016-01-11 11:29:14 | 日記
今日は成人式の日です。

すでに済んだ地区も含めて暴力沙汰が発生していますが、この種の事件はほんとに悲しい。スタートを汚すのは自分への冒とくです。

大人への扉を暗い眼をして開けるなんて、勿体なくて言葉が見つかりません。

私は82歳。20歳の皆さんには、この歳まで60年以上の時間が用意されていますよね。


私が高等女学校(現中学)の1年の時に戦争に敗けていますが、当時の日本はまだまだ貧しくて、今のように派手な着物などなく、地味な洋服の上にロングのコートを羽織っている写真が残っています。

しかし、現在の若い人たちには想像のできない、主食にも事欠く戦時中の貧しさを経て、敗戦後にすさまじい速さで訪れた新しい時代の熱風の中で、希望に震えていた記憶があります。

日本の復興途上にあって、過去とは比較にならないほど多くの選択肢がありました。勿論、現代とは比較になりませんが。情報もありませんでしたしね。

人と比較する人生ではありませんでしたので、プラスもマイナスも大いに体験しそれを肥やしにして今があります。

いつも「今」が如何に大事か、そこでの一歩がその都度人生の扉を開ける鍵であったことを改めて感じています。


私は現在シャンソンの歌い手。ライブハウスで単独ライブを行っています。小人数の仲間を集めてシャンソンの勉強をしながら、みんなのライブをやり、ボランティアも続けているところです。

82歳はおばあちゃんだと言って切り捨てますか? やさしく無視しますか?

過去にない長寿社会になったのですから、高齢者も若者も認識を変えませんか。そして健康に生きるための勉強をし直しましょう。

年齢は個人差ですし、自分次第で明日は拓けます。お互い楽しく希望に満ちた日々にしましょうよ。