あるがままに高齢を生きる! シャンソン、菜園とともに・・

予測不可能な未来のドラマに期待を寄せつつ、明日を見つめてまだまだ濃い時間を紡げたらとブログを書き続けます。

新しい時代の前髪をつかみ取り、繰り返す失敗を教科書として前へ、前へ!

2019-08-17 06:37:26 | 日記

最近のセミの鳴き声は一斉に鳴いているのに勢いが足りない感じがしています。

 

あの74年前の終戦の日、がんがん照りつける太陽のもと一斉に鳴き続けるセミの声は、他の何物も寄せ付けない金属的な音で私たちを覆っていました。

玉音放送があるので家にいて全員でラジオを聞くように!という町内会長からの伝令で、家族はラジオの前に全員正座をして緊張しながら待ちました。

そしてガーガーというラジオの雑音の中から、天皇陛下の玉音なるものを聞いたのです。なんだか緊張感のある重い声の前に緊張している私がいましたが、内容については理解できませんでした。当時12歳。

 

後で回覧板が回ってきて、『日本は戦争に負けたので今後は国の指示に従って行動するように」とのあるまじき現実を突きつけられたわけです。つい先日まで日本は勝ち続ける国だと教えこまれていたのに・・。

直ちに私は、凛々しい父の軍服姿の写真を、泣きながら一枚残らず五右衛門ぶろで燃やしてしまいました。

 

それからの目くるめく時代の変遷とともに、私の人生も予想もしない内容に変わってしまったのでした。

 

新しい時代の前髪をいち早くつかんで放さず、今があります。後ろは潔く捨て去り、発想したらすぐ一歩を踏み出す!故に多くの失敗を繰り返しその行為を教科書として生きています。多分これからも~!