このブログ、どこにも登録せず相互リンクなども張らず、身内と知人への近況報告としてひっそりと運営しています。
でも、たまに病名や医療用語などで検索して来て下さる方がいて、その中でもお子さんの導尿を始める方がコメント下さる事があります。
前々回の記事に導尿の事で色々とご質問をいただき、ここら辺で一度、簡単にでも健太の導尿についてまとめてみようと思い立ちました。
導尿というと、手術後などにベッドサイドにバッグをぶら下げて尿道にカテーテルを留置して持続で導尿するイメージがありますが、在宅で導尿する場合は、清潔間欠導尿(CIC)と言ってそのつど尿道にカテーテルを挿入して5分~10分程度で導尿を終える方法が主流のようです。
(寝たきりで動けず、かつ尿道が通りにくい人は、自宅でもカテ留置という場合があるらしいです。カテ留置は、感染のリスクが高くなります)
まずは、グッズのご紹介~。
左から、ステリクロン(コットンを浸す消毒液)・コットンを入れるフタ付き容器・尿を取るカップ・ベンザルコニウムグリセリン液(カテーテルの消毒用)
これが、セフティカテ。
上の青いフタに導尿カテーテルがはまっていて、筒の中にはベンザルコニウムグリセリン液(毎日交換)が満たされています。
上部にフックが付いていて、ベッドの柵などに引っかけて使います。
【手順】
・コットン容器のフタを取る。セフティカテのフタを緩める。
・おむつを広げ、尿を取るカップ(orおしっこ吸収パットなど)を安定した位置に置く
・石鹸で手を洗う(又はアルコール消毒)
・尿道口とその周りをステリクロンに浸したコットンで拭く。
・カテーテルを扱う指以外の指でセフティカテのフタを引き上げる。
(母は右手の手のひらを上に向け、小指と薬指の付け根でフタを挟んで引き上げます)
・利き手の親指と人差し指でカテーテルの先5センチあたりをつかむ。
・健太の場合、カテーテルの挿入は13センチ。それ以上入れても膀胱の中で巻いていて徐々に押し戻されます。
・膀胱尿管逆流症がある場合、最初からお腹を押すのはNG(逆流の恐れあり)。膀胱の圧力がある程度低くなってからお腹を押して尿を出します。
・尿の出が少なくなったら、カテーテルを回しながら尿の残りを探り、残尿がなくなったら引き抜きます。
健太は導尿せずに放っておいても自尿があります。
ただ、自力で毎回膀胱を空にする力がないため、残尿に菌が繁殖して膀胱炎になるのを防ぐために導尿をしています。
導尿は1日5~6回。学校やデイサービス、ショートステイでも時間に合わせて導尿してもらっています。
外出の時は、セフティカテ、カップ、ステリクロン綿をセットでチャック付きビニール袋に入れて持ち歩きます。
病院・学校・デイサービス・ショートステイ以外では導尿する場所を確保するのが難しいので、外出先によっては導尿回数は減ってしまいますが、急に悪影響が出る事はありません。
大型ショッピングモールなどで広いトイレの個室をゆっくり(10分くらい占有してしまいます)使える時は、バギーをフラットにして寝かせて導尿できます。
そんな時は、カップに尿を取るのは無理なので、紙おむつやおしっこ吸収パットを使うと便利です。
ご質問がありましたら、いつでもコメント下さいませ~。
でも、たまに病名や医療用語などで検索して来て下さる方がいて、その中でもお子さんの導尿を始める方がコメント下さる事があります。
前々回の記事に導尿の事で色々とご質問をいただき、ここら辺で一度、簡単にでも健太の導尿についてまとめてみようと思い立ちました。
導尿というと、手術後などにベッドサイドにバッグをぶら下げて尿道にカテーテルを留置して持続で導尿するイメージがありますが、在宅で導尿する場合は、清潔間欠導尿(CIC)と言ってそのつど尿道にカテーテルを挿入して5分~10分程度で導尿を終える方法が主流のようです。
(寝たきりで動けず、かつ尿道が通りにくい人は、自宅でもカテ留置という場合があるらしいです。カテ留置は、感染のリスクが高くなります)
まずは、グッズのご紹介~。
左から、ステリクロン(コットンを浸す消毒液)・コットンを入れるフタ付き容器・尿を取るカップ・ベンザルコニウムグリセリン液(カテーテルの消毒用)
これが、セフティカテ。
上の青いフタに導尿カテーテルがはまっていて、筒の中にはベンザルコニウムグリセリン液(毎日交換)が満たされています。
上部にフックが付いていて、ベッドの柵などに引っかけて使います。
【手順】
・コットン容器のフタを取る。セフティカテのフタを緩める。
・おむつを広げ、尿を取るカップ(orおしっこ吸収パットなど)を安定した位置に置く
・石鹸で手を洗う(又はアルコール消毒)
・尿道口とその周りをステリクロンに浸したコットンで拭く。
・カテーテルを扱う指以外の指でセフティカテのフタを引き上げる。
(母は右手の手のひらを上に向け、小指と薬指の付け根でフタを挟んで引き上げます)
・利き手の親指と人差し指でカテーテルの先5センチあたりをつかむ。
・健太の場合、カテーテルの挿入は13センチ。それ以上入れても膀胱の中で巻いていて徐々に押し戻されます。
・膀胱尿管逆流症がある場合、最初からお腹を押すのはNG(逆流の恐れあり)。膀胱の圧力がある程度低くなってからお腹を押して尿を出します。
・尿の出が少なくなったら、カテーテルを回しながら尿の残りを探り、残尿がなくなったら引き抜きます。
健太は導尿せずに放っておいても自尿があります。
ただ、自力で毎回膀胱を空にする力がないため、残尿に菌が繁殖して膀胱炎になるのを防ぐために導尿をしています。
導尿は1日5~6回。学校やデイサービス、ショートステイでも時間に合わせて導尿してもらっています。
外出の時は、セフティカテ、カップ、ステリクロン綿をセットでチャック付きビニール袋に入れて持ち歩きます。
病院・学校・デイサービス・ショートステイ以外では導尿する場所を確保するのが難しいので、外出先によっては導尿回数は減ってしまいますが、急に悪影響が出る事はありません。
大型ショッピングモールなどで広いトイレの個室をゆっくり(10分くらい占有してしまいます)使える時は、バギーをフラットにして寝かせて導尿できます。
そんな時は、カップに尿を取るのは無理なので、紙おむつやおしっこ吸収パットを使うと便利です。
ご質問がありましたら、いつでもコメント下さいませ~。