自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

作開地区豆腐作り

2016年02月08日 11時51分44秒 | 地域行事

自然学校のある「作開」(さっかい)地区の豆腐作りがありました。

 

これは地区のイベントですので、豆腐作りの先生も参加者も当然、作開地区住民。というか地域のおばちゃん、おばあちゃんたちです。自然学校は場所の予約、参加者の取りまとめ、送迎、豆の準備などと細々とした仕事がありますが、でもやはり主催でないので結構気楽な参加です。

 

年に2回の活動で、前回は12月に行われていたのですが、私(たつみ)は参加していませんでした。

しかし昨年のイベントエコツアーからもう1年も経ったのか!と驚くばかりです。

 

豆腐の作り方ですが、まずは前日に豆をうるかします。

この「うるかす」という北海道の方言ですが、かなり使い勝手が良く、便利だと感じています。標準語に格上げされませんかね。

豆を臼(電動)ですりつぶし、ドロドロを作ります。

(お湯を加えてて)これを大鍋で煮込み、

袋に入れて、圧搾します。この時出てくるのが豆乳ですね。

一方の副産物が、おからです。

豆乳にニガリを加えると、ふわふわボロボロと固まり始めます。

ある程度固まってくると、型に移し、重しを載せると、

豆腐ができます。

 

「固める」前の、「勝手に固まってくる」豆腐を「おぼろ豆腐」と言うのですが、これが美味しいのなんの。

暖かく、柔らかいのですが、これは絹ごし豆腐のもう1ランク上の舌触りと言えます。自分たちで作らないと、これは味わえませんね。

 

それから今年、改めて感じて折々で話しているのですが、日本には大豆を使った食材が本当に多いですね。

出来上がった豆腐も醤油で食べますから、豆×豆です。

味噌汁なんて、豆腐と味噌と油揚げと、豆×豆×豆で3つも大豆由来の食材を使っています。

「味噌」「塩」「醤油」の3大味付けの2つが大豆由来ですからね。スゴイと思いませんか?

普段は「豆そのもの」を食べることがあまりありませんから、そう感じないかもしれませんが、日本食に大豆はありふれています。

 

そんなこんな、豆腐作りでした。

今週はたくさん豆腐が食べられそうです。

(たつみ)


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