快眠ホルモン「メラトニン」は「セロトニン」から合成される
昼間「丹田呼吸」で「セロトニン」が十分に分泌されていれば、脳の奥にある豆粒ほどの大きさの松果体に「セロトニン」が蓄えられ、日が暮れると「メラトニン」に合成されます。
昼間のセロトニン不足が不眠の原因です。
入眠を助ける快眠ホルモン「メラトニン」
眠りにつくためには、深部体温が、0,5~1度下がることが必要です。
深部体温を下げることがメラトニンの重要な働きです。
深部体温が「メラトニン」の作用によって、0,5~1度下がると、自然に眠気を催してきます。
メラトニンがたっぷり分泌されるのは、午前0時~2時です。その後は、目覚めるまで分泌し続けます。
この、たっぷり分泌されている時間帯に、深い眠りに入っていれば、傷ついた細胞が修復され肌もきれいに整うのです。
自然な眠りを誘うHTC呼吸リング
昼間、HTCリングを使って、スムーズな「丹田呼吸」を、日常の仕事や勉強の合間に続けていれば、「酸欠」の害を防ぎ、ストレスを緩和させるだけでなく、十分な「セロトニン」の分泌で、夜の「メラトニン」合成がなされ、入眠から睡眠誘発、睡眠までスムーズに進みます。
深い呼吸を助ける、HTC呼吸リングを使った「丹田呼吸」の方法
HTC呼吸リングを使うと「丹田呼吸」をスムーズに行う事ができます。
1.中指にHTC呼吸リングを、水晶を内側にして、はめます。
2.意識を臍下の丹田において、軽く握り、腹筋を絞るように下腹を縮めて息をゆっくり吐き出します
3.次に収縮した腹筋を弛緩させ、下腹をふくらませながら、鼻から空気を自然に吸い込みます。
このとき、HTC呼吸リングを使うと肺の上部まで、胸を膨らませる深い呼吸ができるのです。
4.以上の2と3をゆっくり繰り返します。
2.意識を臍下の丹田において、軽く握り、腹筋を絞るように下腹を縮めて息をゆっくり吐き出します
3.次に収縮した腹筋を弛緩させ、下腹をふくらませながら、鼻から空気を自然に吸い込みます。
このとき、HTC呼吸リングを使うと肺の上部まで、胸を膨らませる深い呼吸ができるのです。
4.以上の2と3をゆっくり繰り返します。
それぞれ、吐くと吸うの呼吸の割合は、2:1です。
たとえば、吐くを8秒したら、吸うは4秒です。10秒だったら5秒とします。
意識的に腹筋が収縮と弛緩を周期的に繰り返すリズム運動が、脳幹にあるセロトニン神経を活性化させます。
また、HTC呼吸リングを使うと、インナーマッスルが柔軟になっているので、周期的に繰り返すリズム運動が楽にできるのです。
ブッダが伝えた呼吸法
ブッダが伝えた呼吸法の中で、数を数えながら意識が集中しやすい「数息(すそく)」という方法があります。
「ひと~つ」、「ふた~つ」と数えながら、ゆっくり息を吐き、自然に吸う、の繰り返しで、やはり2:1の呼吸をします。
ブッダは当時(2500年前)としては稀な80歳まで長生きされた理由は、ここにあったのかもしれません。
「メラトニン」の効果
「メラトニン」は眠りに入るときに大切な、深部体温を0.5~1度下げる作用をして、睡眠を誘発し、睡眠中も分泌し続け、老化の一因である活性酸素を除去し、脳の疲れをとって、情報処理し、記憶を定着させ、免疫力をつけ、同時にNK細胞を働かせて、がん細胞の目も摘み取ります。
1.深部体温を0.5~1度下げる作用をして、睡眠を誘発
2.睡眠中も分泌し続け、老化の一因である活性酸素を除去
3.脳の疲れをとって、情報処理し、記憶を定着させる
4.同時に NK細胞(※1)を働かせて、がん細胞の目も摘み取る
2.睡眠中も分泌し続け、老化の一因である活性酸素を除去
3.脳の疲れをとって、情報処理し、記憶を定着させる
4.同時に NK細胞(※1)を働かせて、がん細胞の目も摘み取る
メラトニンの性質
睡眠ホルモン「メラトニン」は暗くなると分泌され、明るくなると分泌が止まります。
この様に「メラトニン」は、夜の睡眠を助けるホルモンです。
昼間にしっかり寝てもメラトニンは分泌されませんので、活性酸素の除去作業は行われません。
夜間に限っては、パソコンやスマホなどのディスプレイのブルーライトの影響で、メラトニンの分泌が止まります。
その他に、コーヒーやお茶などのカフェインで破壊されます。
※1 NK細胞:ナチュラル・キラー(natural killer; NK)細胞は、文字どおり生まれつきの殺し屋で全身をパトロールしながら、がん細胞やウイルス感染細胞などを見つけ次第攻撃するリンパ球です。
https://institute.yakult.co.jp/dictionary/word_7.php