檄文!!サッカー

熱くなり、何より愛すべきサッカーについて書きます。
その過程で得られた市民意識を元に、世情についても論述中。

「題なし」1話。ここを、嗅ぎ付けてきたか……。

2011年02月07日 10時47分21秒 | 市民意識tkそんな・・ネタ!
「我々に、力を貸して頂きたい」

訪れた男は、落ち着き払って言い放った。

無言のまま……。

その返答として、表面がドロドロしたゼリーで覆われた……。

黒い人型を操って、殴るモーションに入った。

その時が来ると、バックステップで……。

訪れた男は、回避した。

しかし、彼はその場で手足の拘束を受けた。

黒い物質が、手足を纏わり付いてきたのだ。

もがく動きに合わせて、物質も動いて離れない。

それを見て、黒い物質に新たな力を注ぎ込んで……。

拘束力を、上げた。

だが、どうも訪れた男は意に介さない様子である。

確かに、拘束力は上がった筈なのだ。

完全に、抑え付ける事は思慮の外であった。

まだ相手の能力は分からないし、身体能力では説明が付かないだけの事。

それを、目の前に訪れた男は……。

力として、行使して見せている。

新しい力を注ぎ込む事よりも、本体である自分が近付く事で……。

拘束力を上げる術が、賢明に見られた。

一歩、一歩……。

地面の感触だけを確かめながら、慎重に近付く。

先程、回避する際に見せた跳躍力を考慮すると……。

何等かの力で、拘束を解いた上で接近戦へ持ち込んで来る事。

それは、十分考えられる対応であった。

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