貴ノ岩が白星発進した。まずは喜ぶべきことであろう。
先に、貴乃花親方の理事解任について、妥当性を欠いていると述べた。評議員会は本人に弁明の機会も与えず解任を承認したのであるから、これもまた妥当性を欠いている。
今回、そのことも含め、日馬富士暴行問題の早期幕引きを図った相撲協会の公平性・中立性を欠いた最終報告についても妥当性を欠く内容であると、協会を所管する内閣府に告発状を提出したことは当然のことであろう。最強弁護士団を擁する貴乃花親方の反撃が始まった。
このタイミングについても絶妙と言えるだろう。すなわち、春場所後に控えた、評議員会による理事候補承認、その後の理事長選挙があるからである。告発されている当事者が八角理事長はじめ執行部の面々、並びに評議員会なのだから、このまますんなり評議員会や理事長選挙を行えなくなるはずである。
貴乃花親方は弁護士と相談の上、最初からこの流れを狙っていたのであろう。