よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

2019年の吉方位旅行に寄せて

2019年12月23日 | コラム


四緑木星の年間の吉方位は西、12月の吉方位も西である。
普段はあまり方位に拘泥しないのだが、今年は自分に良い暗示をかけるものは
何でもいいから試してみようという気概をもち、西方面に小旅行することに決めた。

東京から西の方向で、温泉があって、交通の便がいいところ。山梨県がいい。
思い立った日が吉日。先ほど直感で気に入った宿を予約した。

私は引きこもりが性に合わないようで、ときどきは遠路をゆかないとだめなようだ。
手相に「旅行線」もあるので、多分出歩いたほうが運気が上がるような気がする。
ついでに「財運線」も最近はっきりしてきたので、うれしい。

こんなことばかり書いていると、やたら目に見えない世界に傾倒しているタイプだと
思われそうだが――もちろんその方面も好きだが――現実感覚もそれなりにあると思う。

自分を積極的に楽しませる。ただ憮然と過ごして、幸せになれる憂き世ではない。
美しいものは見つけないといけないし、生み出さないといけない。絵や文や詩や音楽、
芸術や宗教、娯楽や自己啓発が存在するのは、それが必要だからだ。
なければこの世は、無味乾燥どころか、けっこう辛いのではないか、とも思う。

自分自身を楽しく幸せな気分で満たすことは、とても大事。
全員が自分の機嫌を常に守れるならば、この世はどんなに穏健で平和だろう、と思う。


旅行の小ネタを書くつもりが…

お金は単なるエネルギーである。

2019年12月16日 | コラム


お仕事中のランチは節約してお弁当にしていますが、たまには贅沢をと外に出ました。

お隣の席に70歳前後の女性がふたり。
「私、月のお小遣いは20万円くらい」
「ええ?何にそんなに使うの?」
「美味しいものを食べたいの。ひとりでウナギとビールとか、ステーキとかね。
 だって溜め込んでも勿体ないでしょ。持っていけないんだから」

横で聞いていて、うんうんと頷きました(心の中で)。

溜めることばかりに血道を上げると、今度は使えなくなる。
使ってばかりだと、今度は貯まらない。

使いつつ、貯める。循環させることが大事なのです。

お金とお水はとても似ています。
どちらも溜めているだけでは、澱んで腐敗する。あるいはいつの間にか蒸発する。
うまく流して、まわす。

収支管理をしっかりして、気持ちよく使うこと。これがコツです。
「使えば使うほど増える」ことはありませんが、「貯めれば貯めるほど豊かになる」というのも誤りです。

お金は単なるエネルギー。昔はお金といえば「紙幣と硬貨」のイメージでしたが
キャッシュレス時代になり、いよいよ実体のないものをやりとりしているという
確信が強まりました。

あらゆるものは、目に見える・見えないの区別なく、エネルギーに過ぎないという考え方も
私の中では腑に落ちつつあります。


好循環が金運アップの大前提

2019年を振り返る

2019年12月13日 | コラム


近年稀に見る大変革の年だったと思う。
2018年の晩秋から、母の足がもつれるようになり、記憶力も日に日に衰えていった。
年越しのときは、認知症のような状態に加え、自力で起き上がることさえ、難しい状態になった。
骨にも脳にも転移していて、既に末期だった。

1月に入院し、桜の頃、平成最後の月に旅立った。あっという間だった。
その頃は、確かに悲嘆に暮れていたが、最近ようやくこれが最善だったのだと思えるようになった。

ガンだけならば、死の恐怖と戦わなければいけない。
認知症だけなら、本人も家族も疲弊しきっていたかもしれない。
認知機能低下のためか痛みを訴えることもなく、恨みや苦しみや執着を手放して逝くことができた。

私は看取りに間に合わないのではと思ったが、なぜか私が仕事のない日に容体が急変し、
きちんと見送ることもできた。


こじんまりと働ける職場にも巡り会えた。それまでセクハラ、パワハラ、意味不明の会議や調整といった
環境に身を置いていた私には「こんな穏やかな職場があるのか」と感動をおぼえた。

令和に入ってから、投資を始めた。本当に歴は浅い。今のところ、赤字にはなっていないが
暴落に備えて、心の準備だけは怠らないようにする。

長期投資と人生はよく似ている。
暴落の短期間のみを眺めると悲惨に感じるが、長期視野で見ると、上昇したり下降したりを繰り返し、
プラスに向いていくものだ。すべてはうつろっていく。冬の後には春が到来する。

この一年だけを見るとかなり底打ちな状態に思えるが、多分これから運気は上昇していく、
そんなふうに考えられるようになった。

「モノが頻繁に壊れる」「身近な人との別れ」「ゾロ目をよく見る」などは
人生の転換期のサインだと聞いた。すべて当てはまる。
高く飛ぶために、一度低く腰を折るように、これからは良くなる、そう思って来年に夢を託したい。


来年の抱負を沈思黙考中

女子割・レディースディは賢く使う

2019年11月23日 | コラム
三菱一号館美術館で開催中の「印象派からその先へ―世界に誇る吉野石膏コレクション展」が気になっている。
よく調べたらアフター5女子割というのがあるらしい。




公式サイトより

毎月第2水曜日の17時以降、女性のお客様の当日入館料が一律1,000円となります。
これに伴って、毎月第2水曜日は開館時間を21時まで延長します。


普通に当日券を購入すると1,700円かかるから、かなりの割引。
12月11日(水)の仕事帰りに、有楽町まで足をのばそうかなと企んでいる。


ただ、その一方で仕事帰りはかなり脳や身体が疲弊しているという難点もある。
英気に満ちている休日、行きたいと思った時に勢いで出かける選択肢も悪くない。




明日「アナと雪の女王2」を観に行く。正規料金1,900円。



私の勤務先から徒歩5分の場所に映画館はある。
来週の水曜日のレディースディに鑑賞すれば、1,200円で済む。
仕事が終了してから映画館に行くこともできるが、これは結構疲れるのと
「今観たい!」という衝動性を大事にしようと判断し、金額の損得は考えないことにした。


節約もお金も大事だが「今」とその時の「エネルギー」はもっと大事。
「印象派からその先へ展」も、当日体調不良になるとか、興味が薄れるとか、そういう可能性もある。
(実をいうと、本展覧会の絵は以前鑑賞したものが多いので、すぐ行きたい!という衝動に欠けている)

女子割などに拘泥するあまり、時期を逃すほうが損失が大きいので
割引が得か、時期や体力を優先するか、その時々で決めていこうと思う。


徹底した節約は楽しくない。お金は楽しく使うもの

完璧じゃないから、完璧。

2019年11月07日 | コラム
10月から「旅するスペイン語」を視聴している。
旅人役のシシド・カフカさんがミステリアスな美人でとても素敵だ。ちょっと常盤貴子さんに似ている。
スペイン語を覚えるというよりも、風景や文化を眺めて旅行している気分に浸れるのが楽しい。

今日はカフカさんがアルゼンチン風の絵を教わっていた。
絵の先生が「竹の絵を描いてみましょう」と促した後
「完璧な竹を描こうとしないで。自然は、完璧な姿形ではないでしょう?だからこそ、完璧なの」
と微笑んだ。深い言葉だと思った。

真っ直ぐな幹もあれば、少し萎びて変色しているものもある。
太さも色もそろっていない。葉も同じ方向に向いておらず、大きさも形もすべて不均衡だ。
だから面白く味わい深い。

人間もそうだ。ひとつの定型が優れているわけではない。
まったく同じ形、同じ個性の人は存在しない。自然の摂理に従うならそこに優劣は多分ない。

まっすぐなキュウリがすばらしく、曲がったキュウリはだめ、というのは人間の評価に過ぎない。

100円玉に穿たれた桜は皆同じ方向を向いていて、咲き誇っているが面白味はない。
開いているものや、萎れているもの、よそ見をしているもの、自然の桜はそんな感じだ。
人間も同じ。整然としていないから面白い。



人間がみな北朝鮮の隊列みたいになったらつまらない