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一時停戦発表もロ軍が砲撃と進軍か ウクライナ住民避難が延期(2022年3月5日)

2022-03-06 02:14:33 | 日記

一時停戦発表もロ軍が砲撃と進軍

ウクライナ住民避難が延期

(2022年3月5日)

 

ロシアがウクライナに侵攻して10日目。 首都キエフの周辺では、

住民を巻き込んだ激しい砲撃が続いています。

 

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は・・・

(ウクライナ・ゼレンスキー大統領 3月5日)

『海外へ避難したウクライナ人たちに

「もう大丈夫!ウクライナは安全だから、

帰ってきてください!」と近いうちに言えると信じてます』

この前向きな言葉の根拠になったと思われるのが、

2回目の停戦協議で合意していた、

戦闘地域から民間人を逃がす「人道回廊」の実現です。

 

日本時間の3月5日午後4時から、ウクライナ東部のマリウポリ

ボルノバーハの住民に対して、退避ルートが設置され、

一時停戦」が約束されました。 退避ルートの終点は、

攻撃を受けた原発のある街、ザポリージャ。

数日かけて20万人以上を避難させる計画です。

 

ボルノバーハではすでに数日前から避難が始まっています。

(ウクライナ・ボルノバーハの地元警察)

『普段は通学に使われているバスが、今は避難用のバスになっています』 地元警察が運転するバスで、住民が移動していました。 3日間で避難できたのはおよそ800人。

 

しかし、すでに避難を終えたウクライナ人は・・・

(ポーランドに避難したウクライナ人)

『退避ルートはうまくいかないと思います。

ロシア兵士もたくさんいますし、うまくいくとは思いません』

実際、この不安が的中してしまいます。

(ウクライナ副首相 5日)

『ロシア軍は約束したにもかかわらず「人道回廊」を使って進軍を続けている』 ウクライナ国営通信は、ボルノバーハでロシア軍が砲撃を始めた、とも報じました。 5日現在、避難は延期されている状況だと言います。

(CNN記者 ウクライナ・キエフ 5日)

『兵士たちが市民を運んでいます。どうやら歩けない人を運んでいるようです』 日々、増え続ける死者や負傷者。 キエフの病院では4日現在、医療物資やスタッフは足りていて、非常用電源の用意もあると言います。

(キエフ在住の医師 4日) 『緊急時の準備はできています。500床のベッドを用意できています』 避難者の食料も足りていると言います。

(キエフ在住の女性 4日) 『2日に1回は買い物に出ていて、水や食料には困っていません』 こうした必要物資確保の裏には、ボランティアとして奔走する住民たちの姿がありました。

(キエフ近郊ブチャの市長) 『私たちは隣人や都市の住民のためにパンを作って提供している』 キエフでは住民が鉄骨を溶接して戦車用のバリケードを作成。 鉄筋を溶接して、即席のバリケードを作っていたのは「昆虫学者」です。

南部の港町・オデッサでも住民がロシア軍の上陸に備えて大量の土のうを作り、高く積み始めていました。 自宅から持ち寄った布を使い、迷彩柄の網を作っている住民もいます。

 

一時停戦発表もロ軍が砲撃と進軍か ウクライナ住民避難が延期(2022年3月5日)

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