【要注意!】国内の太平洋沖で、
M8クラス巨大地震の前兆現象!
今すぐ備える必要があります!
2023/03/19
ご視聴ありがとうございました!
【解説】太平洋側だけではない津波被害
日本海側も津波に注意を
『週刊地震ニュース』
2023/03/20
津波を伴う地震は太平洋側で多く発生しているという
印象を持っている人は、多いかと思います。
しかし過去には、日本海側で大津波が発生し大きな被害が出ました。
日本海側では、陸地から近いところが震源となり、
津波が起きることが多いため、
津波が到達するまでの時間が短いことが特徴です。
さらに、東北地方の日本海沿岸で発生した津波が遠く離れた、
中国地方で高くなる可能性も
―社会部災害担当・内藤ミカ記者が解説します。
【週刊地震ニュース】
■震度1以上の地震が22回 関東地方で震度3を記録、
震源は茨城南部 今月13日~19日までの期間、
国内で震度1以上の地震は、22回発生しました。
このうち震度3以上の地震は1回ありました。
▼15日午前6時5分ごろ、茨城県南部を震源とする地震があり、
茨城県石岡市や栃木県佐野市などで震度3の揺れを観測しました。
地震の規模を示すマグニチュードは4.1、
震源の深さは46キロでした。
■地震発生わずか5分で津波到達
「北海道南西沖地震」 明治以降、
日本海側で発生した津波を伴う地震の中で、
最も大きな津波となったのが
1993年7月12日の「北海道南西沖地震」です。
この地震は、北海道南西沖を震源とする
マグニチュード7.8の地震で、震源の深さは35キロでした。
北海道から東北地方の広い範囲で震度1~5の揺れが観測されました。
また、激しい揺れに見舞われただけでなく、大津波発生しました。
奥尻島では、地震発生からわずか4~5分後には、
津波が押し寄せました。奥尻島でおこなわれた調査から、
津波の高さは、最大で30mにもなっていたとされていて、
青苗地区では、津波と地震後に発生した火災によって、
壊滅的な被害となりました。
この地震による死者・行方不明者数は230人です。
■北海道―新潟県沖合に存在する活断層の帯 「日本海東縁部」
「日本海東縁部」は活断層が帯状に存在する場所で、
過去にもマグニチュード7クラスの大地震が度々発生しています。
1993年・北海道南西沖地震、
2004年・新潟県中越地震、
2007年・新潟県中越沖地震も日本海東縁部で発生したものです。
■「日本海東縁部」 陸のプレートがぶつかり合い“ひずみ集中”
「日本海東縁部」は北米プレートとユーラシアプレートの、
2つのプレートの境界にあり、
プレート同士がぶつかり合うことでひずみがたまります。
このひずみを解消するために時々、地震が発生します。
この場所は陸地からも近く、海域にあたるため、
大きな地震が発生すると、陸地でも強い揺れとなるほか、
津波も発生することがあります。
■地震発生から、わずか数分で津波到達の可能性
さらに東北沖で発生した津波が、遠く離れた中国地方で大きく――
2011年東日本大震災以降、日本海側で起こりうる津波に備えるため
国は「日本海における大規模地震に関する調査検討会」を設置。
この検討会の調査結果によると、日本海側で起きる津波の特徴
①「地震の規模のわりに津波が高くなって、
津波到達までの時間が早い」。
これは、比較的海底の浅い場所を震源とする地震のため、
津波が高くなる傾向があります。
さらに、断層が沿岸に近いところに多く存在するため、
津波が早く到達するのです。 日本海側で起きる津波の特徴
②「東北地方の日本海側で発生した津波が
中国地方で高くなる可能性がある」。
一般的に津波は、震源に近いほど大きくなり、
震源から離れていくと小さくなっていきます。
ところが東北地方の日本海側で津波が発生した場合、
津波が伝播して日本海に広く伝わっていきますが、
日本海中央部~中国地方沿岸にかけては、
大和堆などの海底山脈があります。
この付近は周辺より、盛り上がっていて、
水深が浅くなっている地形です。
このため、大和堆などに津波がぶつかり集中し、
震源から離れた中国地方で大きな津波となって
沿岸に到達することがあります。
過去には、1983年・日本海中部地震、
1993年・北海道南西沖地震で、震源付近だけでなく、
遠く離れたの中国地方の日本海側でも高い津波を観測しています。
■陸地の下だけではない…海底にも多くの活断層
北海道から西日本にかけての日本海沿岸に沿って示されている
赤い線は、すべて海底ある活断層です。海底の活断層調査は、
まだ途上段階で、知られていない活断層は、
たくさんあるとみられます。
日本海側の沿岸も、どこで地震が発生してもおかしくありません。
■注意報・警報を待たず「揺れたらすぐに避難!」
地震の専門家・環境防災総合政策研究機構の
草野富二雄さんは次のように話しています。
「日本海側で発生する津波は、太平洋側で発生する津波と比べて、
陸地から近いところで起きることが多く、
津波が到達するまでの時間が早い。
テレビやラジオで、津波警報発表を確認してから
避難するのではなく、
強い揺れを感じたら、すぐ避難してほしい。
詳しい情報は避難先で入手するようにしてほしい」
(2023年3月20日放送)
新たな大地震に警戒!
東日本大震災の地殻変動データから
見えてきた危険な場所
2023/03/10
東北地方で観測された観測史上最大の地殻変動。
2011年3月11日の巨大地震では、
これまでに観測されたことがないような
大規模な地殻変動が、非常に広い範囲で確認されました。
また、地殻変動のデータなどから、
新たに地震が起きやすくなっている
場所も浮かび上がってきました。
今回は、2011年の巨大地震で観測された地殻変動と、
巨大地震の影響で高まっている大地震のリスクを紹介します。
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