風の向くまま気の向くまま

気まぐれに愚直にいきましょう

労をねぎらうということ

2005-12-16 22:08:14 | 仕事
僕の勤めている会社では約1割に相当する社員が年内に退職する。
復職してからはまだ1年に満たないが、最初に就職してからは16年勤めたので退職される方の中には知っている人も何人かいる。
この日、最初に入社してから技術関係の部門に異動になった際お世話になった方がやはり退職されるというのでこれまでのお礼かたがたメールを入力していたら困ったことになった。

「労をねぎらう」ということなのであるが、そもそも目上の方に労をねぎらうというのはおかしな話である。
目上の人の労をねぎらうという相互関係は存在しないからである。
しかしながら、職位とは別に共に設計をし、それら商品を世の中に提供してきたのであるから立場は違えど同僚として惜別することへの感慨はある。
「ご苦労様でした」というのは、目上の人に大して使うと失礼にあたるということなので、やむなく「お疲れ様でした」としたが、これとて僕の印象では「ご苦労様でした」とさして違いは無い。
とても優秀な技術者で尊敬していた方だけに失礼の無いようにと思ったが、適切な言い回しはなんだったんだろう?
駄文を綴るのにはあまり苦労はしないが、こういったときに常識人としての文章が書けないのはまだまだ勉強が足りない証拠だ。