風の向くまま気の向くまま

気まぐれに愚直にいきましょう

寮で過ごした頃

2006-03-10 22:22:33 | 私信
入社後の3年間は横浜市瀬谷区三ツ境にある寮で過ごした。
寮時代を共に過ごした今は別の会社に勤める親友が最近寮を取り壊していることを伝えてくれた。
就職で横浜に来たので社会人としてのスタートを切った土地でもあり想い出も沢山ある。
入寮後しばらくは実家信州への郷愁が強かったことを思い出す。
というのも、当時一方的に想いをよせている1歳年上の彼女がいたので。
最初の年の6月、彼女の誕生日にプレゼント(ピエロの人形と、かもめをモチーフにした銀のブレスレット)を片手に自分の思いを伝えるべく特急「あさま」に乗って帰省をした。
結果失恋に終わったが長野から戻った僕に同期の連中が傷心を癒すための飲み会を開いてくれた時のこと。
寮のトイレは共同だったが、失恋した自分が情けなくもあり鏡に映った自分の顔に嫌気が差してパンチを喰らわしたら鏡が割れた。
鏡の割れた音に、寮母さん他同僚も駆けつけ「いったい何が起きたの?」云々というやりとりがあって、若さゆえとは言うものの失恋の痛手よりも恥ずかしい思いでいっぱいになった。
思い起こすととても懐かしい...
そういえば「しょうちゃん」、「しょう」というあだ名はこのときに付いたもの。
何故か皆「ちゃん」付けが多かったな。
同期入社で残っているのは3割くらいだろうか。
とても優しかった寮監、寮母さんはじめ仲のよかった同期の連中に無性に会いたくなった。
みんな元気にしているだろうか。