東京29日 18:17現在、円は、104.21、ユーロは、122.31/1.1735、豪ドルは、73.49/0.7051、英ポンドは、135.57/1.3008近辺 . . . 本文を読む
■株続落(23331)。「新型コロナウイルスの感染拡大を背景に欧州で外出制限の動きが広がり、景気停滞懸念から売り。ただ、押し目買い意欲も強く、午後に下げ渋った。日経平均は250円近く下げて始まった。前日の米ダウ工業株30種平均が900ドル超下がったことでリスク回避の姿勢が強まり、売りが先行。VIは一時急上昇。その後、徐々に下げ幅を縮小。「アジアの感染動向が欧米よりも落ち着いており、アジアの株式市場にとっては安心材料」。日銀が上場投資信託(ETF)を購入するとの観測が浮上したことも下値を支えた。決算発表で2021年3月期の業績見通しの上方修正が相次。増益見通しを28日に発表したソニーは大商い、7%近く上昇。「安心して買える銘柄を確保しておきたいという投資家が多い」。東証1部の売買代金は概算で2兆956億円。売買高は10億1237万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1330と、全体の約6割を占めた。値上がりは747、変わらずは100銘柄」。
■債券下落(利回り上昇0.025%)「欧米株の急落にもかかわらず29日の日経平均株価は底堅く、日本時間29日午後の取引で米長期金利が上昇したのもあって国内長期債には売りが優勢。超長期債の利回りは低下が目立った。新発20年物国債の利回りは前日比0.005%低い0.400%。新発30年債利回りは0.620%と同0.010%低下する場面も。欧米で新型コロナの感染拡大が止まらず、28日には感染を抑えるためにドイツやフランスが行動制限の導入を発表。日銀は29日まで開いた金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策を維持すると決めた。新型コロナの感染拡大に対応した企業の資金繰り支援策なども変更はなく、市場予想に沿った結果で、債券市場で材料視する市場参加者は少なかった」。
(為替)104.26-104.50のレンジ、17時は104.28近辺。ユーロは122.41/1.1738近辺 . . . 本文を読む
充電ケーブルを挿さなくても電子機器へ電気を送るワイヤレス(無線)給電の技術が盛り上がっている。身近なスマートフォンから電気自動車(EV)、宇宙太陽光発電まで幅広い応用が期待される。携帯電話の登場で電話線の制約から解放されたように、電気も無線によって「充電切れなし」の社会が到来しそうだ。
無線給電は目には見えない電磁波を使って電気を送る仕組み。アンテナのような装置から電磁波を送ったり受け取ったりして送電する。充電ケーブルが要らず、電気が切れる心配がなくなる。ノーベル物理学賞の受賞者で名古屋大学教授の天野浩さんは9月、高効率で電気を受け取る装置を開発した。電磁波の一種であるマイクロ波を使って、最大15メートルの距離からの受電を見込む。装置は交流を直流に変える整流ダイオードという部品が組み込まれている。部品にはノーベル賞受賞の対象となった青色発光ダイオード(LED)の材料である窒化ガリウムを利用する。ダイオードの弱点だった電気抵抗が大きく大電力を扱えない問題を解決し、扱える電力の大きさを従来の3倍まで増やした。
名大には世界で唯一とされる窒化ガリウム専用の研究室があり、2年間で開発にこぎ着けた。天野さんは「電気エネルギーを自由にやりとりできるような社会を実現したい」と話す。今後は10ワットでの受電をめざす。マイクロ波を使った送電は宇宙開発でも応用が期待されている。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が研究を進めるのが、宇宙空間に浮かべた太陽光パネルで発電した電気を地上に送電する宇宙太陽光発電システム(SSPS)だ。将来の計画では縦と横がそれぞれ2キロメートルを超える巨大な太陽光パネルで発電し、マイクロ波で地上へ送電する。地上で得られる電力はパネル1つで原子力発電所1基分の100万キロワットに相当する。実用化に向けた課題は宇宙空間から地上までマイクロ波をどれだけ正確に送電できるかだ。空間に拡散するマイクロ波は、長距離では大電力を送りにくい。より正確な場所へ送電できるレーザーを使う方式も検討している 以下略 原文を (* 日経記事より 表も) . . . 本文を読む
■ダウは続落(26519)。「コロナ禍再拡大。欧米で新型コロナウイルスの感染が再び深刻化。独仏など欧州の主要株価指数が急落、米株にも売り。VIXは40強まで上昇。フランスは30日から約1カ月間、通学や生活必需品の買い物以外の外出を禁止。ドイツも行動制限を強化。米国では過去1週間のコロナ新規感染者数が27日に7万1832人と過去最多。中西部を中心に感染や入院患者数が増え、シカゴ市でのレストランの店内飲食を禁止。米大統領選を来週に控え、持ち高調整の売りが出ているとの見方も。ナスダックは反落1万1004.87」。
■原油は大幅反落(37.39)。「一時は36.97ドル。コロナ禍再拡大と米株大幅安。米エネルギー情報局(EIA)が28日に発表した米石油在庫統計で週間の原油在庫が市場予想以上に大幅に増えた。米国内の生産量も増え、需給が悪化するとの見方。ハリケーン「ゼータ」の襲来に伴い、石油企業の操業が停止し一時的であっても供給が細るとの見方が相場を下支え」、●金は反落(1879.2)。
■米国債は小反落(利回り上昇0.77%)「債券相場は前日まで上昇が続いていたため、2020年7~9月期の実質国内総生産(GDP)の公表を29日に控えて持ち高調整の売り。7~9月期GDPは4~6月期に落ち込んだ反動で大きく上昇する見通し。過去の実績にはなるものの米景気の持ち直しを示せば「積極的に債券買いを入れにくい」。下値は堅かった。新型コロナの感染再拡大を受けて、ドイツは28日、11月2日からレストランや映画館などを閉鎖すると発表。独国債が買われ、米国債にも買いが波及。」
■日経平均先物夜間引けは、23070.
■(為替)104.22-104.45のレンジ、17時は104.30近辺。ユーロは1.1718-1.1760のレンジ、17時は122.60/1.1745近辺。 円は方向感に欠け、ドル・ユーロではドル買い。
13:00更新 . . . 本文を読む
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅続落した。ダウ工業株30種平均の終値は前日比943ドル24セント(3.43%)安の2万6519ドル95セント。4日続落で、7月31日以来、約3カ月ぶりの安値を付けた。欧米のコロナウイルスの感染拡大への警戒が強まった。
欧州株が大幅安となった流れを引き継ぎ、アップルが4%強値下がりしたほか、ビザやナイキ、キャタピラーも大きく下落した。ダウ平均の下落幅は6月11日以来の大きさで、4日間の累計で1844ドル(6.50%)値下がりした。将来の株安の警戒度を示すVIX指数は一時40.77と7ポイント強上昇し、約4カ月ぶりの高水準を付けた。
欧州でコロナ感染の拡大に歯止めがかからない。各国で広がる外出や店舗営業の規制が長期化するとの懸念がある。米国も10月に入り感染が増えており、景気への不安が強まっている。11月3日に米大統領選を控え、積極的にリスクをとろうとする投資家は少なく、売りが売りを呼ぶ展開となった。シカゴ市場の日経平均先物は28日の東証終値より350円ほど安い2万3050円で推移している。円相場は1ドル=104円台前半で取引された。ニューヨーク市場の原油先物は5%以上値下がりし、金先物も2%近く下落した。(*日経記事より) . . . 本文を読む