夏になるといつも以上に飲みたくなるビール。ビアガーデンやビアフェスなどで盛り上がりを見せるなか、連日ビール三昧なんていう日もあるのではないでしょうか。ビールについてはさまざまなメリットが紹介されていますが、みなさんはもうご存知ですか?
ここではビールを飲むことによるメリットと、一番身体にいいビールの1日あたりの「適量」をご紹介します。
実は身体にいい!適量なビールのメリットって?
「酒は百薬の長」などと言われていますが、ビールにはどのような効果が期待できるのでしょうか?
身体にいい栄養素が豊富!
「栄養剤」とも言われるほど身体にいいビール。身体の働きを保つミネラル、鉄分やマグネシウムなど30種類以上に及ぶ栄養素を含んでいます。なかでも、糖質を分解するビタミンB1や、脂肪を燃やしてエネルギーに変えるのをサポートするビタミンB2、老化を抑制するビタミンB6など「ビタミンB群」がたっぷり!ビールには、身体にいい栄養素が沢山詰まっているのです。
病気になりにくい!
アルコール健康医学協会の「アルコール白書」によると、毎日適量のお酒を飲んでいる人は、まったく飲まない人に比べて死亡率が低いというデータがあります。心臓病予防の効果もあり、毎日適量のビールを摂取することで、女性は42%、男性でも31%心臓病のリスクがなくなるのだとか。心筋梗塞を起こす確率も、ビールを飲まない人と比べて40~60%も低いことがわかっています。
善玉コレステロールを増やす!
ビールには、善玉(LDL)コレステロールを減らし、善玉(HDL)コレステロールを増やすはたらきがあると言われています。悪玉コレステロールは血管の壁にくっついて動脈硬化を起こす原因になります。しかし、飲酒によって善玉コレステロールが増えれば、動脈の壁にたまったコレステロールを取り除き、動脈硬化を予防してくれます。
動脈硬化は重病を引き起こす原因になります。ビールでしっかり予防したいですね!
理想的な1日当たりのビール摂取量は500ml!
病気を防ぎ、長生きが期待できるビールの飲み方をするには「適量」を守ることが大切です。厚生労働省が推進する「健康日本21」では、適正飲料は純アルコールにして20gだと言われています。これは、日本酒ならば1合(180ml)、ウイスキーならダブルが1杯(60ml)、ワインなら2杯分(200ml)に匹敵します。
ビールなら、中瓶1本(500ml)がもっとも身体にいい「適量」です。とはいえ、お酒によってもアルコールの度数は違うもの。純アルコールを計算したい場合は、次の式を目安に計算できます。
お酒の量(ml)×(アルコール度数(%)÷100)×0.8
アルコール度数5の中瓶ビールなら次のようになります。
500ml×(5÷100)×0.8=20
前述したように、1日あたりのお酒の適正量は20~25gと言われているので、ビールなら500mlがもっとも理想的な1日あたりの摂取量ということになりますね。
http://mocosuku.com/2015060313943/