時事通信 6月24日(月)2時3分配信
マウスの脳や胎児など、ホルマリンで保存した生体組織を3日程度で透明にできる試薬を開発したと、理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の今井猛チームリーダーらが23日付の米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版に発表した。
従来の同様の試薬は透明にするのに2~3週間かかっていた。簡単に透明にして特殊な顕微鏡で観察できるようになり、脳の微細な神経回路などの解明が進むと期待される。
この試薬は、脳の奥深くを見るという意味の英語から「SeeDB(シーディービー)」と名付けられた。果物に多く含まれる果糖が主成分で、観察したい生体組織へのダメージが少ない。
今井さんらは実際にこの試薬でマウスの脳を透明にし、大脳の左右半球間をつなぐ神経線維の束を蛍光たんぱく質で目立つようにして1本ずつ観察した。嗅覚情報を処理する嗅球で神経がどのように配線されているかも観察できた。
マウスの脳や胎児など、ホルマリンで保存した生体組織を3日程度で透明にできる試薬を開発したと、理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の今井猛チームリーダーらが23日付の米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版に発表した。
従来の同様の試薬は透明にするのに2~3週間かかっていた。簡単に透明にして特殊な顕微鏡で観察できるようになり、脳の微細な神経回路などの解明が進むと期待される。
この試薬は、脳の奥深くを見るという意味の英語から「SeeDB(シーディービー)」と名付けられた。果物に多く含まれる果糖が主成分で、観察したい生体組織へのダメージが少ない。
今井さんらは実際にこの試薬でマウスの脳を透明にし、大脳の左右半球間をつなぐ神経線維の束を蛍光たんぱく質で目立つようにして1本ずつ観察した。嗅覚情報を処理する嗅球で神経がどのように配線されているかも観察できた。
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