筒状のたんぱく質複合体が多数連なった微小なチューブに薬剤を入れ、がん細胞の中に到達してから薬剤を放出させる技術を東京大と東北大、東京工業大の研究チームが開発した。マウスでモデル実験に成功したと、英科学誌ネイチャー・ケミストリー電子版に発表した。
がん細胞の増殖を防ぐには、小さなリボ核酸(RNA)を送り込み、DNAの機能を妨げる方法が有効と考えられている。しかし、RNAは体内に入るとがん細胞に届く前に分解されてしまう問題があった。この微小チューブを利用すればがん細胞に届き、新薬開発につながる可能性があるという。
(2013/06/04-09:39)
がん細胞の増殖を防ぐには、小さなリボ核酸(RNA)を送り込み、DNAの機能を妨げる方法が有効と考えられている。しかし、RNAは体内に入るとがん細胞に届く前に分解されてしまう問題があった。この微小チューブを利用すればがん細胞に届き、新薬開発につながる可能性があるという。
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