HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」もシーズン4、新アプリで別モノになると思いきや・・・

FULL CUSTOM COMBAT

2022-11-27 22:02:04 | タクティカル



オーダーナイフの1本が完成しました。
このモデルはフルオーダーによるカスタムモデル。
基本的には依頼主さんによるデザインですが、細かなところは私におまかせされました。




〈ブレード〉
●5.5mm厚、205mm長、SKD-11/ミクロデント処理
ククリナイフをデザインベースにして、スマートな感じにした感じの・・・と依頼主さん。
ファルスエッヂは先端まで薄くするのではなく、部分的にえぐるタイプになっています。
お題をコンバットとしたのは、ファイティングだけでなく、マルチに使えるバランスと感じたからです。
ナイフ本体は軽めですが、ブレードに荷重があるというのがキモですね。







〈ハンドル〉
●125mm長、ブラックリネンマイカルタ
ハンドルは上下対称を狙っていますが、ブレードに対して角度が付いているので、若干の違いは出てしまいます。
ダブルヒルト状のガードが特徴の1つ。
手止めとして十分な高さです。











〈シース〉
●カイデックス/テックロック仕様
シックルブレード(曲がったカマ状ブレード)・・・というよりリカーブ(曲線ブレード)+ガードで、シースはかなり大型になりました。
装着はテックロックを使っています。
テックロックを適切な位置に配置するためにベースプレートが追加されています。
ベースプレートは左右兼用。
装着が幅広く選択できるようになっています。


〈あとがき〉
全体的に軽め(?)のナイフではあるものの、細身の8インチブレードは打撃力が高く、荷重がかかりやすいバランスは、気軽なデイキャンプから深刻なサバイバルにも対応可能な印象を受けました。
自分では考えない(であろう)フルカスタムモデルは勉強になります。





コメント (2)
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HIKER-TEST TYPE

2022-11-20 22:04:34 | 製作


納品予定のナイフの目処が立って来たので、自主製作モデルをボチボチ作っていこうと思っています。
今回のは、ブッシュクラフト系としてラインナップしているハイカーⅡの同コンセプトで、形を変えたモノになります。
形を変えてしまうと、細かいところの設定が変わってしまうものですが、細かい事は置いといて・・・




〈ブレード〉
●4.5mm厚、115mm長、VG-10
●ホローグラインド、ストーンウォッシュ仕上げ(予定)
まだ焼き入れ前の状態で未完成です。
ハイカーⅡ-スタンダードとディメンションは同じですが、ブレードはクリップポイントのボウイナイフスタイルに変えてみました。
バリエーションを試してみるという事では、かなり変えてみないと解らない事もあると考えました。








〈ハンドル〉
●115mm長、ブラックリネンマイカルタ
ストレートなハンドルスタイルは握った時の自由度が高く、使い方にも幅が広がります。
前方を握れば小回りが利く使い方ができ、後方を握れば振り回す使い方ができるといった具合。
長いハンドルの大型ナイフなら前提となりますが、コンパクトサイズで・・・というのがキモです。










〈シース〉
●レザー
●水平装着タイプ
ハイカーⅡ用のシースをそのまま使います。
ディメンションの共通するナイフ→バリエーションに対応するシースを考えた結果がレザーだったという事です。


〈で・・・〉
で、コレは何かといいますと、VG-10で作ったナイフを使ってみようという事です。
ブッシュクラフト系に関しては、将来的にSKD-11からVG-10に替えていこうと考えているところで、切り替えの前段階としてコレを作りました。
焼き入れが終われば使えるようになるので、今冬には川原で使ってみる予定です。















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JUTTE

2022-11-13 22:00:07 | タクティカル



昨年からのオーダーナイフを今年中に納めようかと思い、4本同時スタートさせていました。
納期はほぼ同時。
最終的な納品はオーダー順になります。
その内の1本は延期、2番目のJUTTEが最優先となり完成させました。
JUTTEとしては2本目。
1号モデルはエングレーブドモデルでした。
基本的には同じですが、原型に近いのはコチラです。








〈ブレード 〉
●6.5mm厚、205mm長、SKD-11/ミクロデント処理
十手をモチーフにした打撃型コントロールデバイス。
切るためのカッティングエッヂが付いていません。
先端はV型になっており、ピンポイントに力が集中するように考えました。
鋭くすると過剰に刺さってしまうため鈍角のV型です。








〈ハンドル〉
●125mm、ブラックリネンマイカルタ
ハンドルのアウトラインは原画通りではあるものの、1号、2号共にカクカクスタイルになっています。
原画はヌルッと丸めスタイルでした。
結果的にカクカクスタイルの方がアクセントになって良かったのではと思います、勉強になりました。
尻のスパイクは方向確認インジケーターは無くスムーズタイプ。
ハンドルの形で方向が分かるタイプは基本的には付けません。








〈シース〉
●カイデックス/テックロック仕様
たまに作る自家製シース。
いたらぬところはありますが、何とかがんばりました。
ビキニタイプを選択したのは、本来シース的なモノは無く、帯?に差すモノと理解しています。
素の状態に近いコンセプトにしたかったからです。


〈あとがき〉
という事で、JUTTEが完成しました。
同型の2本目ではありますが、スケッチは別で起こしているので、重なるラインは少ない別モデル。
今後、作る事がある時は、このモデルをベースにしてディテールを変えてみようか考え中・・・














コメント (4)
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TRIALⅡ-PROTOTYPE 1

2022-11-06 21:59:46 | バックカントリー



オーダーナイフの作業は続いていますが、今回は自主製作モデルの紹介をします。
私が夏のウン〇沢で使っているタイプの(アレもプロトですが)改案型です。
プロトタイプの1つとして使った時のアイデアを入れてみました。


〈ブレード〉
●5.5mm厚、130mm長、SKD-11
●フラットグラインド、酸化処理
ブレードの写真を撮る時に方向がクル区クル回ってしまい、何回か撮ってる間に忘れて背中のギザギザしか写真がありませんが・・・
フルハイトのフラットグラインドは従来型と同じです。
指をかけられるチョイルと緩やかな立ち上がりを変えています。
背中のギザギザも実用的なタイプに変えています。






〈ハンドル〉
●115mm長、ブラックキャンバスマイカルタ
ハンドル形状は従来型より直線的で幅広いスタイルにしてみました。
ハンドル後部はより強調しまてあります。
ハンドルの丸めはトラッドな感じに。
尻は微妙に出ています。








〈シース〉
●カイデックス/DOTSロック仕様
いつものクロスドロー設定ですが、パラコード追加で雰囲気を演出してあります。
実用性も狙っており、パラコードで装着する場合はDOTSロックを外して使います。


〈あとがき〉
トレイルはアメリカントラッドのモダナイズドサバイバルナイフとして考えました。
サイズ的にハード仕様のユーティリティーという立ち位置です。
重心が真ん中にあり、ユーティリティー的には良好(な意見が多い)ではあるものの、私的にはもう少しブレードに重さが欲しいところ。
今回はハンドル重視の設計から、重心が真ん中(予想よりハンドル側)に来た事から、重心バランスという方向でプロト2を考えてみます。














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