HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」もシーズン4、新アプリで別モノになると思いきや・・・

グリーンクラーゲル

2020-07-26 21:54:42 | ブッシュクラフト



大型ナイフもしくはオノとのセットで使えるサポートナイフとして製作しました。
今までも小型ナイフは作っていますが、今回のナイフは単体ではハードに使わないような仕様に考えています。
ところで、グリーンクラーゲルとは・・・グリーンリバーナイフ系をベースに、ウインクラーとスカーゲルナイフの雰囲気を注入したスタイルというところから名付けたコードネームなのです。
●グリーン(リバー)+(ウイン)クラー+スカー(ゲル)=グリーンクラーゲル
あくまでコードネームです。




〈ブレード〉
●3mm厚、103mm長、VG-10/ミクロデント処理
サポートナイフですが、4インチブレードにしました。
ある程度長いと便利かと思いました。
主目的は小作業や調理となります。
サビ対策も兼ねて、VG-10にミクロデント処理を施してあります。
3mm厚というので、VG-10が都合がよかったというのもありました。






〈ハンドル〉
●90mm長、ナチュラルリネンマイカルタ
全長を短くしたい割にブレードは4インチというなかで、ハンドルを90mmに設定。
ハンドル材を短くしてブレードも持つという考え方です。
その為にブレードのチョイルが長くしてあります。
手で握るハンドルではなく、手を添えるハンドルですね。








〈シース〉
●カイデックス/DOTSロック仕様
いつもの仕様で製作されたシースですが、ナイフが華奢な為に、相対的に強くなっています。
シースの仕様で単体行動は可能ですが、ベースキャンプの範囲内を基本に設定しています。




〈あとがき〉
ペアナイフの設定ですが、小さい方から作る事が多くあります。
オーダーナイフを優先するので、まとまった時間が取りにくくなっているのが現状です。
大型ナイフはショウモデルとかの目的が無いと作り出しにくくありますが、その間にデザインをまとめる時間があると思えばよいか・・・と思います。




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TRAIL-STD 3V

2020-07-19 21:53:44 | バックカントリー



今回はオーダーのバックカントリー トレイルが完成したので紹介します。
完成・・・正解には、ほぼ完成。
防水加工を施して完成ですが、とある事情により、オーナーさんには少し待って頂いていますが、外見的には変わりがないので今回の紹介となります。
というわけで、こんな感じです。










〈ブレード〉
●5.5mm厚、130mm長、CPM-3V/酸化処理
外見はスタンダードなバックカントリートレイルと同じですが、オーナーの意向で3Vを使っています。
トレイルに関してはプロトタイプが手元にあるので、ついでに比較してみました。
プロトは研ぎ減っていますが、STDではより幅広くなっています。
裏側には3Vの刻印。








〈ハンドル〉
●115mm長、ブラックG-10
基本的に同じ丸め方ですが、プロトでは角が無く、ややこごんだアウトラインなのを、STDでは角があり、ストレートに近いアウトラインにしました。ハンドル長もプロト105mm、STDは115mm、力をかけやすくなっています。
角を立たせた滑り止めの効果のあるハンドルになったいるので、プロトにあるハンドル後部のギザギザは無くしました。










〈シース〉
●カイデックス/DOTSロック仕様
久しぶりのカイデックスシース、前方クロスドローセッティング。
プロトでは2mm厚のカイデックスで軽くのがメリットではありますが、STDでは3mm厚で、シースの剛性を上げられています。




〈あとがき〉
オーナーさんの要望で3Vを使いました。
たまに使う3Vは、よく切れると聞いていますが、実際に刃を付けてみるとパリッとした刃が付けれるので、自分用に作ってみたくなりますね。
ただ、入手困難なのがネックです。





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C.S.M.-CUSTOM Ⅱ グラインドまで

2020-07-12 22:10:48 | 製作



C.S.M.カスタム Ⅱ の進んだので、ご報告。
焼き入れ前まで終わっています。
最初は、この個体もフルハイトフラットになる予定でしたが、変更してセーバーホローにグラインドしてあります。
フルフラットではブレードが軽くなり、パワーは下がりますが、扱いやすくなるという利点があります。
セーバーホローでは、平面分の重さでブレードに過重が乗る分パワーがかけられます。
どちらがいいかは判断に迷うところですが・・・






で、両方作ればいいのか!という事で、先に出来上がったのがコチラ。
ブレード長は165mm(6.5インチ)。
中型なので平面を残しても、それほど過重は乗りません。
そのためブレードの幅を広くしてあります。




STD版ハンドルはストレートな仕様になっていますが、コチラはコークボトルタイプにしてみました。
絞った分、小さく感じるかもしれません。




ハンドルのスベリ止めはマイカルタまで通したタイプ。
このスベリ止めは前方に対してのモノになります。
STD版はハンドル材を削らないタイプで、横方向に対してのスベリ止めなので、コントロール性を狙っています。
ハンドルエンドはチョッピングや何かに刺した時に力が入る(引っこ抜く)のに効くようになっています。



と、だいたいこんな感じです。
サイズ的に程よいところを狙ってみました。
サイズの割にセーバーホローは過重がかけやすいので、ふと自分用に作ってみようかと思った次第です。












ところで、マチェットのオーナーさんから使用中の写真を送って頂いたので、紹介します。
階段の板に杭を作ったという事です。
沢の時に合わせて紹介しようかと思いましたが、なかなか行けない状況なので今回となりました。
提供ありがとうございました。






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現在進行中のナイフども

2020-07-05 21:58:35 | 製作
そろそろ沢に行ってウロウロ歩きたくなる頃合いですが、雨が続いているので厳しいですね。
増水もさることながら、道中での土砂崩れが多い場所です。
遊びに行ってリアル遭難=カッコ悪い。
おとなしくしているとネタにも困ります。
とりあえず、作業の続きでも・・・




〈ポケットホーク〉
今年のウン〇ナイフは大型のモノにする予定でしたが、間に合わず。
まだ影も形もプランもありません。
小オノ頭でお茶を濁そうかと。
ついでにナイフもミニ化してみましょう。
これなら今シーズン中に間に合うのではないだろうか?








〈RAMBLER〉
この2本のランブラーはオーダー品で、すでに完成しています。
完成品でもネタ的に同じモノばかりではなんですね。
1本追加はレザーシース用ゲージです。
様子を見るためにダークグリーンマイカルタを使ってみました。






〈CAMPER〉
前回のキャンパーはハンドルを丸めました。
ほぼ完成ですが、微調整が必要ですね。
工程は半分くらいのところで、優先度は低いので、年末のショウモデルとなります。






〈Wallet.Tomahawk.Ⅱ とライナー〉
W.T Ⅱ とフォルダーのパーツはサンドブラストをかけました。
オーダー品なので、時間のやりくりが・・・的な問題でノルマに入れました。








〈Combat.Survival.M.-Custom Ⅱ〉
2本あるC.S.M.は2本ともフルハイトフラットでグラインドする(ケンゾーが)予定でしたが、1本は予定を変更してホローグラインドにしています。
現状#60の工程を8割終わったくらいです。
この個体をカスタム(予定)と呼んでいました。
過去作でフルオーダーメイドをそう名付けたためです。
コンセプトは同じでもディテールはかなり違ってました。
オリジナリティを尊重して、別モノとして作ろうとおもいます。

という事で、ダラダラ感満載で紹介しましたナイフ共。
出来ればパリッと気分よく紹介したいところですが、工程途中のアレとか納期のアレとかでなかなか難しいところです。
またおいおいという事で・・・









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