方言だけだよ わかりんのうこともおじゃるのうが!?あんでもかってみればよけどうじゃ
不精庵のHP
とちやみ、けでーやみ
けでーがやめて、あんにもやれんなからら、ひとのとちやみだらーて、
ゆのーが、あだんのー、けーだるくて、けーだるくて、よんべ,
のみすぎたんのーわ、ほとんど、ひとよんべおきたーろもの、
そいどーて医者様にそーがれろどうが、あだんもすきどーものはやめられんなか。
あいやいやい、はじがましそー、そいどーて、かんべんしやれよーい、
あすわちゃんとできのーて。
不精庵のHP
とても切ない思い出の言葉です。今(2016.2月)から10年ぐらい前の近所のおばちゃんのお話です。
生存していれば八十八~九歳。
末期癌で治療もままならず、抗がん剤で髪の毛もほとんど抜けていましたがご主人に連れられて私の店に整えに来た時の会話です。
世間話をするうちに
「○○さんがきねーまるばってーや!」
「へー、浜の○○さんか?」
「おーい、そごんだってーや」
「やんだあったか?」
「おーい、へーてー、やんだあらっていや」
「へー、まるばれとーてよからーの」
若い時は元気なおばちゃんでした。
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あにんかもうしな
〈しょめぶし〉
おみがあにんかもうし、わが、ぼーく、なろに、かんもの、しびでも、けろじゃなし
最近のメディアは解説者、評論家が多すぎる。
世の中の全てのことにいちいち理屈をつけて能書きをのたまう。
ほとんどが悪口雑言、品性を疑います。
たまには褒めてみたらなどと思ってしまいます。
ケチをつけるなら面倒を見てください。
*あにんかもうしな
→なんだっていいじゃないか、私がすることにいちいちケチをつけないでよ!面倒を見てくれるわけでもないのでしょう。
不精庵のHP
よくごーじやれ
「どけーおじゃろ、まん、おめーらげーに、いこーしゃーしたろーとこだら、でかけやろだーば、あとでいこが」
「おう、かいものにいってくろんて、ひるから、ゆーとーにおじゃれよーい」「おーいほいじゃのー」
「 ほら、これーけろんて、あがりやれ、よくごーじやれ、こいとそいとどれがふりーかのー、あらしくて、でーじけめーとりやれよい」
大正五年生まれの近所のおばちゃんとの会話です。
元気に歩きまわっていました。
身寄りがりがないので老人ホームで亡くなりました。
とても美しい八丈語を話していただきました。
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わかりんなか
のびるか、のびんねーか、まだわかりんなか
四中大会があろどーが、ていきあつのきたーろんて、ようきがわるかんのーわ、
そいどーて、来週にのびるか、のびんねーか、まだわかりんなかってーや、いつんなるかわかりんのーてしっかり練習しておけよ。
四中大会とは、八丈島の中学校が四校あった時のスポーツ記録会のことです。
選手はもちろん、選手以外は応援合戦、記録係などでいそがしくも楽しい大会でした。
四つの中学校持ち回りで他の地域に行けるのも楽しみのひとつでした。
生徒はもちろん父兄も楽しみにして応援していましたよ。今(2010)から五十年前のお話です。