亀田興毅は無邪気な少年そのもの、最後はフラフラになりながらもひたすら戦い続ける姿に涙が溢れる。
本来弱虫気質の彼、常には強気に振る舞い続けているが、初めて味わう緊張溢れる空気に不安な表情は隠せなかった。
試合後、「どんなもんじゃい…!」っと無理やり叫んでいた彼はけなげだった。
さあ、もう無理しなくていいのよ、今夜は何も考えずお父さんの傍で泣きじゃくってなさい…っと心でそっと告げた。
礼儀も常識も確かに必要、でも邪気の無い純粋な心で親を思う気持ちに勝るものはない。
無邪気な者に勝るもの無し~試合の勝ち負けはその次の討論でいい。
ところで、よ~く覗いてみるとお父さんのほうが息子以上に泣いているようだ、父も息子も自分達が本来弱虫であることを誰よりも知っているのだ。
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