続いては、高千穂峡から東へ車で3キロほど。槵觸(くしふる)神社境内から更に奥へ分け入った場所にある高天原遥拝所の紹介です。
くしふる神社周辺案内図
くしふる神社を抜け更に奥の森の中を分け入って参ります。観光スポットからは外れている場所なので人影は全くなし。
万葉歌碑
更に森の中の小径をしばらく行くと…。
一段高い位置に遥拝所が見えて参ります。
高天原遥拝所
高天原遥拝所は、天孫瓊々杵尊の天降りの地とされこの地に降り立ったのち引き連れた神々たちと共にこの丘の上に立ち高天原を遙拝した場所と伝えられています。(瓊々杵尊は、くしふる神社の祭神となっています。)
それでは、さぞかし眺望がいい場所かと問われれば雑木林の中にあって、現在は全く眺望は望めません。
ここで、場違いな発見を致しました。
見た目は、なんて事は無さそうな質素な石祠ですが…。
朱色に塗られた扉に図形が描かれています。全体を観たいので神前の御神酒徳利を移動させていただきました。
すると…。
なんと!赤く塗られた扉にマルタ十字(ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)の象徴)が描かれているではありませんか!
マルタ十字と言えば…。時計好きならこちらが有名ですね。
しかし…。なぜにここにマルタ十字が描かれているのでしょう!?
謎です…。
更に散策路を降りてゆくと…。
珍しい黒木鳥居があります。
四皇子峰 ここは、神武天皇の兄弟神(四皇子)誕生の地と伝えられています。
四皇子峰案内
(参考)天孫5代目家系図(こちらより一部転載)
※ 神武天皇の通称“神日本磐余彦尊”と言う名称は、天皇についてからの呼称であって、生前は祖父と同じ彦火火出見尊と名乗っていた。祖父と同じ名前を持つことで威厳と正統な末裔である事を知らしめるため
観光客は、くしふる神社を参拝して帰られるので、ここまでは殆ど来られず静かでとても穏やかな場所です。散策するのにもちょうどいい距離でもあります。
神話の世界にどっぷりと浸りながら神々の息吹に思いを馳せ散策されてみてはいかがでしょうか?
(撮影:2002-8)
お断り:2002年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】
お断り:2002年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】
※マップの位置が違っているようです。遥拝所は、四皇子峰と書かれている辺り。四皇子峰は、南になります。(上にあるくしふる神社周辺案内図参照)
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