
鳥取駅より車で5㌔南東へ走ったところに因幡国一の宮 宇倍神社は鎮座しています。
我々が訪れた時は、前回紹介した出石神社より延々と85キロほどの道のりを走り現地に着いた時には辺り一面すっかり暗くなってしまいました。



宇倍神社 拝殿

本殿
祭祀:武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)
由緒:
宇倍神社は、孝徳天皇大化4年(648)の創建と伝えられ、平安時代にまとめられた延喜式では鳥取県で唯一の名神大社、また一の宮として信仰を集め、明治4年に定められた制度により国幣中社に列せられました。現在の社殿は、明治31年に完成しましたが、翌32年には全国の神社では初めて、御祭神である武内宿禰命の御尊像と共に五円紙幣に載せられ、以後大正・昭和と数回当社が五円・一円紙幣の図柄となりました。 (公式ページより転載)
宇倍神社由緒(写真クリックで拡大)

武内宿禰命終焉之地 碑
武内宿禰と言えば、大和朝廷で5代(景行・成務・仲哀・応神・仁徳)の天皇に仕え、360余歳まで生きたと伝えられる伝説的な人物です。


武内宿禰は、日本で最初に発行された一圓札と五圓札の図案にもなっています。五圓札には、宇倍神社の社殿も用いられています。

境内社 国府神社 十柱の御祭神が祀られ、近隣の六つの神社が合祀されています。

双履石 武内宿禰は、仁徳天皇55年春3月因幡国の亀金岡(かめがねのおか 本殿裏手周辺)に双履(草履)を遺し、360余歳でお隠れ(終焉の地)になったと記されています。ここは日本一長寿の神さま御昇天の地と信仰を伝えています。

双履石 案内

飛翔の鳥 不死鳥、いわゆる鳳凰ですね。長寿の神さまとかけているんでしょう。
いかんせん訪れた時間が遅くて、境内は薄暗く綺麗な写真が撮影できなかったのは残念です。(それでも大分写真加工しましたが)
金運や長寿の願掛けで、参拝に訪れる人も多いそうです。
関東圏の方には、アクセス手段が限られているのでなかなかレアな一社ではありますが、一之宮巡礼で参拝するなら訪れる価値は十分でしょう。
(撮影:2007-8)
お断り:2007年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
お断り:2007年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】
古代に生きた人はみな長寿ですよね。
神武天皇は127歳、孝安天皇は137歳、仁徳天皇は147歳!
まぁ、それを言ったら聖書に登場する人物たちもそうですが。アダムなんて1世紀生きてますからね!
次回も楽しみにしてます。