久しぶりの鳥居カテゴリからの投稿になります。
今回は、つい先日長野県の東端に位置する南佐久郡川上村に用事があり途中にあった神社でレアな鳥居2基と遭遇致しましたので、その紹介になります。
まずは、川上村言うと日本一の生産量を誇るレタスでしょうか。地元のスーパーでは、レタスアイスなどと言うものを売ってます。
今回食べそこなったのですが、次回訪問時は是非食べて見たい一品です。
一時期ニュースでも話題となっていた外国人の技能実習生が多いことでも有名です。外国人の人口率が世界一高い町 なんだとか。
また、金峰山や甲武信ヶ岳への登山の玄関口としても有名です。
そんな川上村ですが、自宅からはそんなに遠くは無くて、30分もあれば行くことが出来ます。
国道141号(清里ライン)から小海線と並走しながら続くレタス街道を暫く行くとやがて小海線と共に大きく西にカーブを描きJR信濃川上駅手前から千曲川と並走する県道68号(穂坂路)を2キロほど行くと住吉神社は鎮座しています。
お寺などでは比較的見かけるいわゆる冠木門(あえて当ブログでは神社に用いられているものを冠木鳥居として総称しています。)です。
何がレアなのかと申しますと…。
素材が荒削りな石の角材なのもそうですが、角をわざわざ面取りされている事です。地味ではありますが小さな装飾を施されていることに建立者のこだわりを感じられます。
昭和13年9月建立
背面から
注連縄を張られていた跡が残っています。
お寺などでみかける塀と一体となった冠木門から独立して起立し鳥居のような神域との境に建っているものを「冠木鳥居」として当ブログでは、定義させてもらっていますが、実際のところは曖昧で鳥居研究の第一人者だった根岸も、外宮にある拝殿前の鳥居を冠木門型鳥居として紹介しているにとどめるだけで、このように独立した鳥居としては紹介していません。
続いてこの神社には、レアな鳥居がもう一基建っています。
木製の両部鳥居です(二の鳥居)…。扁額の上をよく見ると…。
金属製の幣束が笠木に載っています。
じつは、この事は現地では全く気づかず、ここの住吉神社について調べていたところあるサイトにて、偶然知った事実でした。
幣束がついた鳥居は、以前当ブログでも記事にした事がある今は無い群馬の榛名神社にあったそうですが、なかなかレアな一基だと思います。
神社自体の紹介は、またカテゴリを改めて後日報告する予定です。
【マップ】
南佐久の辺りにも懸造りがあるので是非訪ねてみたいです。
次回も楽しみにしてます。
独立した冠木鳥居のある神社で有名どころは諏訪大社上社の本宮でしょうか。
神楽殿と土俵の近く、本来はこちらが正式な参拝順路だった入口に建っています。
神仏分離以前の名残だと思っています。