「親を殺したくなったら読む本」
図書館のお勧めコーナーに並んでいた 強烈なタイトルに惹かれ 借りました。
著者 石藏医師は、一度は耳にしたことがある
夫が原因の「夫源病」という言葉を生み出した方です。
さて、この
「親を殺したくなったら読む本」
安心して下さい。
回避する為の処方箋が書かれていました。
共感出来た部分は、
介護問題で親を殺したくなる子どもたち という箇所。
子どもたちに、長く辛い介護は させたくない。
「認知症や寝たきりになる最大の危険因子は、長生きすることだ」
「ピンピンコロリを願うなら、暴飲暴食や喫煙、運動不足など不健康な生活を送ったほうが良い」
「75歳までに死ぬのが丁度良い」と
「75歳までに死ぬくらいの覚悟でいれば、子供に介護を抱えさせることも(殺してやりたい)と、恨まれることも少ないだろう」
これ正に、いつも介護友と語り合っていた内容と同じでした。
ところが、
私って 凄く健康的な生活を送っているのです。
よく歩き、
家庭菜園で採れるお野菜たっぷりの食生活、
糖尿病の夫に合わせて 糖質制限食や、
お魚等中心の老人食などを食べ、、
あ、でも、
夜 ティバーで見逃しドラマを見ながら
かりん糖一袋食べてしまいますし、
パンにはトランス脂肪酸たっぷりのマーガリンを付けて食べていますから
溜まりに溜まって 身体に害が蓄積されていくでしょう。
しめしめ です。
男性は 父親を超えられなく
殺意を抱く、
女性も、母親からの束縛に殺意を抱き、、
子供も 親も
家族間だからこそ逃げられない
どこの家庭にもありそうな
小さな殺意、
周りに助けを求める
抱え込まない、
等の、対応策が書かれていましたが、
これだ!
という解決策を 受け取れなく残念でした。
今の私は、
なんら殺意を抱く対象者が居ない事に 安堵しつつ
決して 私が 子供に 殺意を抱かせたくもありませんから、
これからの生き方、
また親との今後の時間を、
より良き時にするには、
相応な距離間と距離感が 大切かな と 考えさせられながら 読みました。
姑の部屋に運ぶ 夕飯
母の分は作らなくなり、
「何を食べているのかな?」
と、気がかりです。
大好きなお刺身は、きっと提供されないでしょう。
集団調理には、加熱した物が殆どでしょうから。
毎晩 姑のお刺身を並べる際
「母にも食べさせたい」
と、想いがよぎります。