新緑の朱門を 引き立つ女(ひと)の 和服かな
京都 八坂神社 西楼門
京都に行くたびにこの西楼門(にしろうもん)の前を通り過ぎているのですが、くぐって参拝したことはありませんでした。で、今回、じっくりと見て回りました。
八坂神社は平安京遷都(794年)以前より鎮座する古社で、「祇園さん」と呼ばれ親しまれ、主祭神は素戔嗚尊(すさのをのみこと)、全国約2300の八坂神社、祇園信仰神社の総本社、とのことです。祇園祭はこの祇園さんの祭礼で、疫病(えきびょう)収束を祈念して約1150年前(平安時代)にはじまった由。
西楼門は八坂神社最古の建造物で、応仁の乱により焼失し、明応6年(1497)に再建されたとのことです。
この写真は平日の午後4時頃のものですが、たまたま和服姿の女性がお二人、門から出てきました。新緑と青空を背に朱の門はそもそも映えているのですが、女人の和服姿で一段と映え、更に時を少なくとも江戸時代に遡らせてくれるような気がしました・・・。