初春や 水柱先 まりの舞ふ
鎌倉 小町通
このボール、糸で釣られていないのですが、水柱の先で宙をしばらく舞っています。不思議で、楽しく、春のはじめを寿(ことほ)ぐ気分にしてくれました。
初春や 水柱先 まりの舞ふ
鎌倉 小町通
このボール、糸で釣られていないのですが、水柱の先で宙をしばらく舞っています。不思議で、楽しく、春のはじめを寿(ことほ)ぐ気分にしてくれました。
わらぼっちの 深窓に座す 牡丹かな
鶴岡八幡宮 ぼたん園
写真の藁で作られた家(?)は「わらぼっち」と言われるています。この牡丹は冬牡丹で、「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」とはよく言ったものだと感心します。この牡丹園にはたくさんの牡丹がありましたが、目移りしつつ、最終的にはこの牡丹かな、と思いました。
春を告ぐ 蝋紅梅の 水に映え
鶴岡八幡宮 源氏池
落葉樹のほとんがまだ枯れ木の時期に、梅の花が咲くと春が来たな~、と思います。源氏池のピンクと黄色の花は何かとデジカメをアップしましたら、蝋梅、紅梅でした。水面に写っているのがなんとなく趣(おもむき)を感じます。
冬晴れや 禰宜の行列 千年来
鶴岡八幡宮
この日は雲一つない蒼天の鶴岡八幡宮。高校同期の方々と本殿目指してそぞろ歩きをしていましたら、突然、制服を着た方が来られて参道の中央を空けるようにとのこと。何事かと思いましたら、遠く本殿の方から神主さんの行列が小さく見えました。時は朝の9時50分。近づくにつれ衣装がはっきりと見えてきました。この衣装デザインはほぼ千年前からのもので、千年間、このような儀式が行われて今日に至っているのか、と感慨にひたりました。
立て看に 能登のぶり丼 即店へ
京橋 鮨処大舷
銀座中央通りから京橋に入った交差点にこの看板がありました。「能登」の2文字でお店を決め、電話して行きました。2011年の311東日本大震災の時は、5月、7月、12月にそれぞれ約10日間、ボランティアで気仙沼、女川に行き体育館などで寝泊まりしました。12月の寒さの厳しさは今でも覚えています。外套着て寝袋で寝ても、寒さで夜中に何回も目が覚めました。雪も降っている能登半島の被災者の方々はもっともっと寒く厳しい避難生活を送られているんだろうな、と思います。
このお店はこじんまりした昭和レトロ風で、ランチ定食の「能登ぶり丼」は売り切れ。「お薦めは」と訊きましたら「本まぐろ中落丼」と即答。小さな冷蔵庫の「北雪」一升瓶に目がとまりましたので、「昼ですがいただけますか」と訊きましたら「もちろん」とのこと。
中落は本当に美味しかったです。京橋の駅から徒歩5分ほどの処で、お店と若旦那の感じも良く、また来たいと思いました。
2枚目の写真はこのお店のある通りですが、レトロな雰囲気で気に入りました。