コマンド選択式のアドベンチャーゲーム
発売はビクター音楽産業
開発はクロスメディアソフト
1988年12月16日発売
PC(1984年11月発売)からの移植作品で名称は「新竹取物語」
(余談だが続編があってPCのみ1987年8月に出ている。
名称は「新玉取物語」)
あらすじとしては
『ろうそく』と『ムチ』を持った主人公が道中で『かぐや姫』に出会う。
その『かぐや姫』の星で原因不明の病気が蔓延していてそれを解決するために
竜が持つという『五色の玉』が必要という事でプレイヤーが玉を取って来るというもの。
「リンク」が主人公なのにタイトルが異なる「ゼルダの伝説1」と同じやな。
両者は比較にならんけどね(笑)
このゲームの特徴
・体力ゲージ
アドベンチャーゲームには珍しく体力ゲージがある。
0になると当然死んでしまってゲームオーバー。
・一風変わったコマンド
「見る」「聞く」「取る」「使う」「捨てる」など
一般的アドベンチャーゲームにみられるものがあるが
他のアドベンチャーゲームに見られる項目が見られるが1つ違うものがある。
「?」
である。
この「?」を選択するとさらに項目が出てくる。
「キスをする」「裸見せる」「戦う」
「戦う」は良いとして他二つはどういうことやねん…
と、ツッコミを入れつつ…
これらを駆使してクリアを目指すというゲームである。
・セーブデータ5つ
セーブスロットが5つもあるのでマメにセーブするのが肝心。
・得点
行動に応じて得点が加算されていく。
最終的に得点に応じてエンディングが変化する。
点数は30点
良い点
・ちょいエロ
悪い点
・詰み要素豊富
・意味不明
・説明不足
良い点の解説
・ちょいエロ
ファミコン的なものだから過激なものを期待しちゃいけない。
悪い点の解説
・詰み要素豊富
この体力があるが簡単に回復することはできない。
体力管理が重要あり、つまらない事で1ダメージを受ける。
と、後々、その「1」のせいで死ぬことありうる。
ダメージを食らったらロードするのが吉。
(必ずダメージを食らってしまうポイントもあるけど)
それに、普通のアドベンチャーゲームなら後
のイベントに必要となる重要アイテムを持ってないと
フラグが立たずシナリオが進行しないなんてケースはよくあるが
このゲームはどんどん進められる。
しかし、後になってどうにもならず「死」しかない状況が起こりうる。
フラグ管理の甘さを感じさせる。
マメにセーブするのは大切であるが、
「マメにセーブする用」「大きく場面が展開したときにセーブする用」など
5つあるセーブストックに役割を持たせないと
どのセーブデータを使っても無理なんて状況も当然、ある。
そうなったら最初からやり直しである。
(スムーズにやって1~2時間ぐらいでクリアできる代物だが)
・意味不明
最初、「天の声」という謎の存在からアイテムをもらえるのだがそれが
「鞭」と「ロウソク」
何故にそのチョイスにしたのか疑問しか残らない。
(その理由の説明もない)
最初から意味不明さは開始されるのである。
ゲーム展開として
テレクラが出てきたり(時代だな)
お話も支離滅裂な展開が多くキャラも変な奴が多い。
そもそも肝心の『かぐや姫』がな…
・説明不足
まず、あらすじを思い出してほしい。
正体不明の病気が蔓延していて竜が持つ『五色の玉』が必要。
何故病気を治すのに玉が必要なのか…
そもそも正体不明の病気なのに何故、治す方法がわかるのか?
玉は光を生じさせることが出来て
その光がこの世の全ての病気を浄化できるということなんだろうか?
玉の効果に対しての説明は劇中にない。
本編は全体的にそんな感じでことあるごとに
「は?」「何故?」「どうしてそうなるの?」「説明は?」
次から次から出てくる疑問。
しかし、それらが説明されることはほとんどなく、
「え?何か問題でも?」
と、さも当たり前というかのように全く立ち止まる事なく淡々とストーリーは進行する。
このゲーム中、疑問符が尽きることはなく非常に感情移入しにくい。
このゲームの最初の謎解きを挙げておくと
『クミちゃん』という女の子が洞窟内で気を失っている。
触れたりしてもおきてくれないので総当たりでコマンドを実行するしかない。
解決策は伏せるが、あれこれやって
起き上がった『クミちゃん』に対して普通のプレイヤーなら疑問を抱くはずだ。
「何故、こんな洞窟内にいたのか?」
「何故、倒れていたのか?」
そのプレイヤーの疑問に対して、『クミちゃん』はお礼だけ言って去っていくのである。
「は?」
という心境であるがプレイヤーはすっきりしないままその先を進んでいくことになる。
その後、その謎は解けないし、『クミちゃん』もそれっきりである。
それからずっとあれこれ謎解きが出てくるが
取り敢えず問題は解決はするものの原因不明が終始続く。
プレイヤーはしこりを残したまま進んでいかねばならないのである。
説明不足は本当にキツイ!
芸人の「間寛平」氏のネタに合わせるのならこうなる。
間氏「何故じゃ~」
髭人「わかりません」
間氏「どうしてじゃ~」
髭人「わかりません」
間氏「誰がじゃ~」
髭人「クミちゃんです」
間氏「そこはわかるんか!」
間氏のペースを乱すに十分だろう(笑)
こんな調子だと、
「刑事コロンボ見ていたから気になると夜も眠れない」
と、言っていた「ジョジョの奇妙な冒険」の『空条承太郎』
半年は徹夜続きになるだろう。
まぁ、そこまで疑問になるようならシナリオ担当の内に乗り込んで
「何なんだ。この謎解きは!!
全部納得がいく説明をしてもらうぜ!」
ぐらい言っていそうである。
イベントが起きる度に「はぁ?」を積み重ねていくがまるで解決しない。
そういった要素が気になる人には
モヤモヤ感を残し続けたままゲームを続けることになる。
昔、「トリビアの泉」という無駄知識を教えるテレビ番組があり
それに関連して「へぇボタン」なるものが売られていたが
「『はぁ?』ボタン」
なんて物があったらこのゲームは毎度、「満はぁ?」を取ることだろう。
こんこんと枯れることなく湧き出る「疑問の泉」といった所だろうか?(←行きたくない泉)
昔話やおとぎ話設定やキャラと現代社会の一部を混ぜ、
独自の世界観を生み出したアドベンチャーゲーム。
「ふぁみこん昔話 新・鬼ヶ島」「ファミコン昔話 遊遊記」「サラダの国のトマト姫」などの
良作をイメージしているとあまりの違いに度肝を抜かれる。
上記3作品をイメージしながら親が子供と一緒にプレイしようと買ってきて
冒頭で『鞭』と『ロウソク』を貰ってコマンドに「キスをする」「裸見せる」なんて
コマンドを見た時点で親が電源を切った絵が容易に想像出来るのだが(笑)
上記、アドベンチャー3作品はうまく昔話などを取り入れつつ
独自の世界観を構築していて考える楽しみがあるのだがこの作品はない。
一応、世界観だけに関して言えば「えりかとさとるの夢冒険」にも劣る。
キャラやイベントなど説明などが一切なく
スタッフの思い付きや個人的な趣味みたいなイベントを
ぶち込んだだけで整合性など取れておらずひたすら理解不能という状況が続くため
ゲームの世界観をまるで想像できないのは非常に残念である。
当然、それら意味不明要素は実はその後に複雑に絡み合った伏線…になるわけねぇーからな!!
ただのブツ切りのイベントが
エンディングまでずっと続くだけでしかないゲームであるため
「いくら想像を巡らせても意味がないので髭人は考えるのをやめた…」
実況動画を撮ろうとしている人がいれば
「ツッコミどころが多いギャグアドベンチャーか~
なら視聴者も楽しめるべ」
なんて思う事だろう。
だが、ツッコミ箇所が多すぎてそれをどう料理するのか…
相当なセンスを問われるだろう。
ただツッコむだけだと間違いなく視聴者から飽きられる。
安易にこのゲームで動画を撮ろうとしたら実況者自身が大やけどをする事は間違いない。
髭人は、ゲーム途中で心を閉ざしてしまうのできっと無理(笑)
ここからネタバレ
↓
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そうそう。
悪い点にはあげなかったけど個人的にパッケージ詐欺だと思うんだよな。
とある上記、女の子イベントで『クミちゃん』にキスをすると
クッソブサイクな『かぐや姫』が現れ、その時点でバッドエンドになってしまうのだが
それをしなかった場合、通常の『かぐや姫』が現れる。
だが、初見時、髭人は
「え?
ええっ!?」
と、カセットを二度見した。
カセット『かぐや姫』は古臭さはあるが今でもそこそこ通用しそうなカワイイ娘なのに
ゲーム上ではなんかケバい姉ちゃんなんだもんな。
「げーむのせつめいしょ(仮)」さん←ゲーム中画面で「かぐや姫」がでております
「PC版『新竹取物語』」のサイト
そして思った。
髭人「あっそうか!この『かぐや姫』も呪いをかけられていて
ベストエンディングでこのパッケージの娘が出てくるんだな!」
と、期待した。(出ないよ)
このゲーム、既にこのゲームの発売の数年前に
PCで出ていた「新竹取物語」という移植作であり
その時の『かぐや姫』と顔はまるっきり同じ。
ってことはだ。
昔のゲームあるあるであるが
パッケージのキャラとゲーム内でのキャラのビジュアルがまるで違うなんてね。
「えりかとさとるの夢冒険」の『えりか』とか、「ワルキューレの冒険」の『ワルキューレ』とかね。
まぁ、これに関しては気にはなるが製作側の技術力とかゲーム内のイラストと製作の時間的な事情などで
イラストと異なってしまったという事で理解はできる。
(理解はね。認められるかどうかは別問題)
最後に上記の「ゲームのせつめいしょ(仮)」さんに書かれていたんだけど
『涙と笑いのアドベンチャー・ゲームです』
との事。自分としては
「涙も笑いもないがツッコミ所だけが飽きるほど存在しているゲーム」
このゲームのイベントをクリアまで漏らさずしっかりとツッコミ続けられる忍耐力があるのなら
芸人のツッコミ役として向いているかもしれません(保証はしません)
取説に「涙あり笑いあり」とか書いてあったようだがきっと製作側は
意味不明、支離滅裂、荒唐無稽な展開=ギャグ、笑い
と、安易に解釈していたんだろうなって思える。
このゲームは謎解きの説明不足だとか支離滅裂さを
「笑い」で済まそうとしているよね。
「済ます」というか「誤魔化す」が適切かな?
って正直、「笑い」をなめているよね。
「笑い」ってある程度は理屈があってないと気になって笑えないものだから。
例えば上記に名前を出した「間寛平」氏のネタで説明するのなら
突然、「間」氏がお尻を柱にこすり始めた。
視聴者は誰もが「何故?」と思うだろう。
その疑問を共演者が代弁してくれる。
共演者「お前、そんなところで何しとんねん!」
そして、「間」氏が答えるわけだ。
間氏「かいーの」
視聴者『ああ…なるほど!
お尻が痒いから柱にお尻をこすりつけて、かゆみを消そうとしたわけだな』
と、納得し、その上で間氏の奇妙な動き、珍妙な言い方で笑うことが出来るのだ。
たった4文字で視聴者に理解させ笑いに昇華しているのは凄いと言える。
このゲームの場合は、間氏がケツをこすりつけただけで
直後にその点に一切触れず何事もなくそのまま進行するという感じである。
「何だったんだ?今の」
と、大半の人が思うだろう。
その後、コントが続いていてもさきほどの行為が気になって笑いに集中できないよね。
じゃぁ、何の脈略もない一発ギャグは全否定かって話になるけど
「だっ〇ゅーの」「ゲッ〇」「グー」
とかね。
一発ギャグっていうのはホント、1発やるから面白いのであって色んなものを連発されてもねぇ…
その年の流行語大賞にノミネートされた芸人が
次の年、流行ったギャグとは違う新ギャグやって、ウケたのってある?
そもそも流行語になったものは芸人が
ウケるか滑るかを問わず無数にやったギャグの内たまたまウケた1つのギャグってものが多いだろう。
「下手な鉄砲、数うちゃ当たる」って奴である。
それでウケたギャグを何度も何度も繰り返していると周囲の人たちもこう言うだろう。
「やっぱり面白いですね。そのギャグ。
でも、さすがにもう飽きてきたので次の新ギャグはありますか?」
無数にやったギャグのうち良いものを続けてきたのだから
みんなの期待のハードルが上がっていることになる。
となれば新作と言って1個だけ披露すれば9割方愛想笑いさえ湧かないド滑りをするだろう。
公に披露する前にこじんまりしたところで新たに受けるギャグをいくつもやれればねぇ…
まぁ、1発ギャグでウケた芸人は新ギャグ考えるよりも
必ずやってくるその質問の躱し方を考えるべきだよね。
って…話が逸れたな。一発ギャグの話ばかりしてどうする。
ちなみに髭人の中ではこのゲームのギャグは1つもウケたものはなく
全てド滑り通しただけだったけどね。
もうね…
「新世紀エヴァンゲリオン」の『綾波レイ』気分を存分に味わえるゲーム。
『シンジ』が持ってきたこのゲームを『レイ』と一緒にプレイしていて、
上記の『クミちゃん』のイベントをこなしているとしよう。
(すごいたとえだな…)
「ありがとうございます」という言葉だけを残し去っていく『クミちゃん』
それを見て目が合う2人
レイ「ごめんなさい。こういうときどんな顔すればいいかわからないの」
シンジ「笑えばいいと思うよ」
レイ「少なくともそれだけはないと思うの」
シンジ「え?」
…
シンジ「ごめん。そんな事言われた時、どんな顔すればいいかわからないんだ」
レイ「そう…」
……
………
笑う事も出来ずどうリアクションしていいかも困る。
笑えばいいのか?
困惑すればいいのか?
想像を巡らせばいいのか?
ツッコミを入れればいいのか?
ただ、『クミちゃん』の復活を喜べばいいのか?
「復ッ活ッ クミちゃん復活ッッ クミちゃん復活ッッ
クミちゃん復活ッッ クミちゃん復活ッッ クミちゃん復活ッッ」
ってな感じかぁ?病気だろそんなの。
どうリアクションを取るのが正しいのかを熟考し続けなければならない。
どれが正解なんだ!?
そんな正しいリアクションを取るのに何度となく模索させられるこのゲーム。
こっちが疲れるわ!
毎度毎度毎度毎度毎度オオオオオオオオオオオ!!
髭人は中盤、もうツッコむのも面倒になったため、
何も考えず心を無にして淡々とイベントをこなし、
竜を倒すミニゲームをクリアすると…
『五色の玉』を手に入る。
すると天の声が『かぐや姫』の元へ連れて行ってくれる。
ゲーム表記を漢字に変換して送ろう。
※〇〇は主人公名
天の声「よくやった、 〇〇達!
それでは 早速 かぐや姫の
元へ連れていって あげよう。」
そういわれて、訳も分からず急にワープし
『かぐや姫』再登場。
かぐや姫「まあ 、5色の玉! これで 我が星の
病気の 人たちを 救えるワ。」
姫は 〇〇を 熱い 眼差しで
見つめた。
というメッセージが出る。
(ちなみに、病気の人達の描写はこのゲーム中、全くない)
だが…
かぐや姫「あっ! 何? このキス・マークは!
〇〇って 不潔。 もうキライ!」
と、言って来て怒りだし直後にお供にいる亀の『ノンチ』に『かぐや姫』が寄り添い
ノンチ「えへへ、ボク しゃわせ!。」
と、絵が表示される。
天の声「〇〇、 ゲーム中に
いけないことを しては ダメです。
心 入れ替えて また 来なさい。」
(おわり)
そう。
髭人の初プレイはバッドエンドだった。
ゲーム中で得た点数関係なしに1度でも「キスをする」を実行すると
上記、見つめたのメッセージの後にこうなるのだ。
そう。このゲームの
「キスをする」
はただの罠コマンドである。
最初はそんな光景を見て亀にイラッと来たが少しして冷静さを取り戻した。
髭人「いや、それでよかったのだ。
こんなクソ女より断然『エリサ』の方がいいわ」
と、思ったからだ。
『エリサ』とは道中に出てきた海賊の娘の少女である。
どんな娘であるかちょっとゲームの展開を書いていこう。
竜を倒そうと貰った船で出航する主人公と『ノンチ』。
すると目の前に海賊船が現れる。
突撃してきたり大砲を撃ってくるようなこともないが
前にあって邪魔で様子を見てみようと
接舷して乗り込んでみると
胸を隠した上半身の裸の少女がいるのだ。
(その場面はプレイ動画のサムネとしてよく使われている)
この娘が『エリサ』である。
当然、裸を見られたわけだから
エリサ「キャー、エッチ!」
と言って来る。
直後に
船長「お前 うちの エリサの 肌を見たな!
このヤロー、地下室に 入ってろ!」
と言ってエリサの父親である海賊の船長に地下室にぶち込まれる。
(完全にプレイヤー向けサービスイベントだろう。
しかし、何故、『エリサ』は甲板上で上半身、裸だったのか
それに対して説明されることは例のごとく一切無い。
父親が「娘の肌を見たな!」と激怒するのはわかるが、
何故、それを知っている?
お前も見ていたのか?
エリサ「私、ちょっと服を脱いでここで日焼けするから
パパ、こっち見ないでね///」
と娘が言ったという事ぐらいしか解釈出来んがな…
何でオレがこのゲームのフォローせにゃならんのだ!!)
「かぐや姫伝説」攻略サイト
(サイトの人も「エリサの方がイイ」つってるし…)
で、その後に裸を見られた『エリサ』本人が地下室にやって来る。
この時はちゃんと服を着ているよ(それはいらん説明)。
エリサ「さっきは パパが 乱暴して
ごめんなさい。 私 エリサ。」
彼女が身に着けているペンダントについて尋ねると
それは「ママの 形見…」で
母親について聞くと悲しそうな表情をして
エリサ「昔 パパは 竜と 戦い ママを
失いました、 それから パパ ちょっと
した事でも 人に 八つ当たり
するように なりました。」
エリサ「そろそろ パパの ご機嫌も 直って
いるころだワ。 ここから 出ましょう。」
船長に会って水虫の薬をあげると「金の玉」をくれる。
(薬がなくても竜について尋ねると「奴と戦うのか?」
とそのまま解放してくれる)
それから船で渦巻きばかりの海を経て、『竜』と戦い勝利して五色の玉を入手。
エンディングを迎えるわけだ。
だが、1度でもキスをしていると上記の事でバッドエンド扱いとなる…
では、キスをせずクリアするとどうなるのか?
書いておこう。
点数が良くない場合
※??は数字
天の声「ちょっと 待て 〇〇。
この得点 では 〇〇の
誇りに 傷がつくで あろう。
せめて 後 ?? 点 欲しくないか?」
この時に選択肢が出る。
『はい』『いいえ』の2択
『はい』選択時
誇り高き 〇〇は カッコよく
決めるために 男の ロマンを 求めるが
如く 再び 旅 だった。
背中を向けトレンチコート姿でタバコを吸う奴が出て終わる。
要は最初からやり直せって話ね。
『いいえ』選択時
かぐや姫「〇〇様 どうも ありがとう。」
謙虚な 〇〇は かぐや姫 から
ねぎらいの お言葉を もらった。
という『かぐや姫』の笑顔で終わる。
ノーマルエンドって奴ではある。
それでも結局、やり直せって感じなのは変わらないがグッドエンドって気がする。
そして
点数がイイ場合は…
長い 冒険を 終えた 〇〇に
今 愛が始まった、
その 愛の 輝きは どんな 星の
輝き よりも 美しかった。
と、星空を背景に見つめ合う2人のシルエットが描かれて終わる。
スタッフロールはベストエンディングのはずなのにない。
一応、『かぐや姫』と結ばれるってかたちになるんだけども…
さっきのバッドエンドを目の当たりにしてしまうとねぇ…
だってさ。『五色の玉』を手に入れた事により
病気が蔓延した星の民を救った英雄であるのにもかかわらず
ゲーム中の時点で恋人でもない主人公が1度、道中でキスしたぐらいで怒り出し、
その上、アドバイス程度でほとんど何もしていない亀に惚れるケバい姉ちゃん。
一方、裸を見られたのにも関わらず、そのことで父の怒りに触れ
地下室にぶち込まれた主人公を気の毒に思って地下室から出してくれる健気で可憐な少女。
どっちがいいかつったら言うまでもないだろう。
というか『かぐや姫』なんかと一緒になったらそれこそ地獄だろう。
もし、ちょっと女性と会話していたのを『かぐや姫』に見られていたら
こんな事がイメージ出来てしまう。
かぐや姫「あの女と一緒にいた!!一体、どういう事なの!?
これは浮気よ!そうに決まっている!」
主人公「ただちょっと話をしただけじゃないか…
それで何で簡単に浮気って言うんだよ」
かぐや姫「そうやって私をだまそうとしたってそうはいかないわ!
あんなにあの女と楽しそうにしていたくせに!!」
主人公「はぁ…」
かぐや姫「何それ!そのウンザリって顔!
私がこんなに不安で不安でたまらないのに!
私なんてもうどうでもいいって事じゃない!
そうよ!私の勘の通りあなたは浮気していたのよ!」
こんな風に半ば因縁つけてくるみたいな事をいっている癖に…
かぐや姫「もう嫌、うちの人。私の事なんて好きじゃなくなっていて
そこいらの女にデレデレしているのよ!」
ノンチ「それは酷いな!こんなきれいな人がいるのにほっぽりだして!」
かぐや姫「ああ…私の気持ちを分かってくれるのはノンチさんだけ…
あなたといると嫌な事を忘れられるの」
ノンチ「俺も同じ気持ちだぜ。
(取り敢えず同意していればいいんだからこの女ちょれ――www)」
そんな風に本人は人外と仲良くするのだろう。
こんなクソ地雷は、星から出してはいかん!
このゲームの主人公は今すぐ、海賊船にもどるべきだろう。
それから『エリサ』に対して
主人公「俺が竜を倒したことで
これでお父さんも君が言っていたような優しい人に戻るだろうし、これからが大事だよ。
これから君にとって新しくて素晴らしい人生が始まるんじゃないか。
お母さんのことは辛いけどさ。頑張って乗り越えよう。今は辛いかもしれないけどさ」
って励ましてやれば主人公の事を好きになってくれるかもしれない。
それに、『竜』を倒したことにより『エリサ』の父にとっては妻の仇を取ってくれた事になる。
ひょっとしたら
「『竜』を倒したお前は男の中の男だ!お前なら俺の娘を任せられる!
だから心傷ついた娘を幸せにしてやってくれ!
まさか断る気か?
お前、娘の肌を見た責任を取らにゃいかんよな~」
って言ってくる事もあるかもしれない。
父親公認の交際が出来るようになっても不思議ではない。
ちなみに『エリサ』に「キスをする」を実行すると、
「困った顔をしています」
と出る。
それほど主人公を拒絶したりはしていない様子。
『エリサ』自身、裸を見られたものの
主人公を嫌悪するような相手とは思ってなかったんじゃないのだろうし、
控えめで心優しい少女なんじゃないだろうか?
ゲーム中1回誰かに「キスをする」事により
嫉妬深くてケバいだけで何の魅力もないバカぐや姫も好きな亀と一緒になれ
一方、主人公は可憐な心優しい少女の元へ、向かう事が出来る。
な~んだ。
これがみんな幸せという大団円という一番のベストエンディングじゃないか!!
って事で、
髭人にとってのこのゲームは
でした~~!!
発売はビクター音楽産業
開発はクロスメディアソフト
1988年12月16日発売
PC(1984年11月発売)からの移植作品で名称は「新竹取物語」
(余談だが続編があってPCのみ1987年8月に出ている。
名称は「新玉取物語」)
あらすじとしては
『ろうそく』と『ムチ』を持った主人公が道中で『かぐや姫』に出会う。
その『かぐや姫』の星で原因不明の病気が蔓延していてそれを解決するために
竜が持つという『五色の玉』が必要という事でプレイヤーが玉を取って来るというもの。
「リンク」が主人公なのにタイトルが異なる「ゼルダの伝説1」と同じやな。
両者は比較にならんけどね(笑)
このゲームの特徴
・体力ゲージ
アドベンチャーゲームには珍しく体力ゲージがある。
0になると当然死んでしまってゲームオーバー。
・一風変わったコマンド
「見る」「聞く」「取る」「使う」「捨てる」など
一般的アドベンチャーゲームにみられるものがあるが
他のアドベンチャーゲームに見られる項目が見られるが1つ違うものがある。
「?」
である。
この「?」を選択するとさらに項目が出てくる。
「キスをする」「裸見せる」「戦う」
「戦う」は良いとして他二つはどういうことやねん…
と、ツッコミを入れつつ…
これらを駆使してクリアを目指すというゲームである。
・セーブデータ5つ
セーブスロットが5つもあるのでマメにセーブするのが肝心。
・得点
行動に応じて得点が加算されていく。
最終的に得点に応じてエンディングが変化する。
点数は30点
良い点
・ちょいエロ
悪い点
・詰み要素豊富
・意味不明
・説明不足
良い点の解説
・ちょいエロ
ファミコン的なものだから過激なものを期待しちゃいけない。
悪い点の解説
・詰み要素豊富
この体力があるが簡単に回復することはできない。
体力管理が重要あり、つまらない事で1ダメージを受ける。
と、後々、その「1」のせいで死ぬことありうる。
ダメージを食らったらロードするのが吉。
(必ずダメージを食らってしまうポイントもあるけど)
それに、普通のアドベンチャーゲームなら後
のイベントに必要となる重要アイテムを持ってないと
フラグが立たずシナリオが進行しないなんてケースはよくあるが
このゲームはどんどん進められる。
しかし、後になってどうにもならず「死」しかない状況が起こりうる。
フラグ管理の甘さを感じさせる。
マメにセーブするのは大切であるが、
「マメにセーブする用」「大きく場面が展開したときにセーブする用」など
5つあるセーブストックに役割を持たせないと
どのセーブデータを使っても無理なんて状況も当然、ある。
そうなったら最初からやり直しである。
(スムーズにやって1~2時間ぐらいでクリアできる代物だが)
・意味不明
最初、「天の声」という謎の存在からアイテムをもらえるのだがそれが
「鞭」と「ロウソク」
何故にそのチョイスにしたのか疑問しか残らない。
(その理由の説明もない)
最初から意味不明さは開始されるのである。
ゲーム展開として
テレクラが出てきたり(時代だな)
お話も支離滅裂な展開が多くキャラも変な奴が多い。
そもそも肝心の『かぐや姫』がな…
・説明不足
まず、あらすじを思い出してほしい。
正体不明の病気が蔓延していて竜が持つ『五色の玉』が必要。
何故病気を治すのに玉が必要なのか…
そもそも正体不明の病気なのに何故、治す方法がわかるのか?
玉は光を生じさせることが出来て
その光がこの世の全ての病気を浄化できるということなんだろうか?
玉の効果に対しての説明は劇中にない。
本編は全体的にそんな感じでことあるごとに
「は?」「何故?」「どうしてそうなるの?」「説明は?」
次から次から出てくる疑問。
しかし、それらが説明されることはほとんどなく、
「え?何か問題でも?」
と、さも当たり前というかのように全く立ち止まる事なく淡々とストーリーは進行する。
このゲーム中、疑問符が尽きることはなく非常に感情移入しにくい。
このゲームの最初の謎解きを挙げておくと
『クミちゃん』という女の子が洞窟内で気を失っている。
触れたりしてもおきてくれないので総当たりでコマンドを実行するしかない。
解決策は伏せるが、あれこれやって
起き上がった『クミちゃん』に対して普通のプレイヤーなら疑問を抱くはずだ。
「何故、こんな洞窟内にいたのか?」
「何故、倒れていたのか?」
そのプレイヤーの疑問に対して、『クミちゃん』はお礼だけ言って去っていくのである。
「は?」
という心境であるがプレイヤーはすっきりしないままその先を進んでいくことになる。
その後、その謎は解けないし、『クミちゃん』もそれっきりである。
それからずっとあれこれ謎解きが出てくるが
取り敢えず問題は解決はするものの原因不明が終始続く。
プレイヤーはしこりを残したまま進んでいかねばならないのである。
説明不足は本当にキツイ!
芸人の「間寛平」氏のネタに合わせるのならこうなる。
間氏「何故じゃ~」
髭人「わかりません」
間氏「どうしてじゃ~」
髭人「わかりません」
間氏「誰がじゃ~」
髭人「クミちゃんです」
間氏「そこはわかるんか!」
間氏のペースを乱すに十分だろう(笑)
こんな調子だと、
「刑事コロンボ見ていたから気になると夜も眠れない」
と、言っていた「ジョジョの奇妙な冒険」の『空条承太郎』
半年は徹夜続きになるだろう。
まぁ、そこまで疑問になるようならシナリオ担当の内に乗り込んで
「何なんだ。この謎解きは!!
全部納得がいく説明をしてもらうぜ!」
ぐらい言っていそうである。
イベントが起きる度に「はぁ?」を積み重ねていくがまるで解決しない。
そういった要素が気になる人には
モヤモヤ感を残し続けたままゲームを続けることになる。
昔、「トリビアの泉」という無駄知識を教えるテレビ番組があり
それに関連して「へぇボタン」なるものが売られていたが
「『はぁ?』ボタン」
なんて物があったらこのゲームは毎度、「満はぁ?」を取ることだろう。
こんこんと枯れることなく湧き出る「疑問の泉」といった所だろうか?(←行きたくない泉)
昔話やおとぎ話設定やキャラと現代社会の一部を混ぜ、
独自の世界観を生み出したアドベンチャーゲーム。
「ふぁみこん昔話 新・鬼ヶ島」「ファミコン昔話 遊遊記」「サラダの国のトマト姫」などの
良作をイメージしているとあまりの違いに度肝を抜かれる。
上記3作品をイメージしながら親が子供と一緒にプレイしようと買ってきて
冒頭で『鞭』と『ロウソク』を貰ってコマンドに「キスをする」「裸見せる」なんて
コマンドを見た時点で親が電源を切った絵が容易に想像出来るのだが(笑)
上記、アドベンチャー3作品はうまく昔話などを取り入れつつ
独自の世界観を構築していて考える楽しみがあるのだがこの作品はない。
一応、世界観だけに関して言えば「えりかとさとるの夢冒険」にも劣る。
キャラやイベントなど説明などが一切なく
スタッフの思い付きや個人的な趣味みたいなイベントを
ぶち込んだだけで整合性など取れておらずひたすら理解不能という状況が続くため
ゲームの世界観をまるで想像できないのは非常に残念である。
当然、それら意味不明要素は実はその後に複雑に絡み合った伏線…になるわけねぇーからな!!
ただのブツ切りのイベントが
エンディングまでずっと続くだけでしかないゲームであるため
「いくら想像を巡らせても意味がないので髭人は考えるのをやめた…」
実況動画を撮ろうとしている人がいれば
「ツッコミどころが多いギャグアドベンチャーか~
なら視聴者も楽しめるべ」
なんて思う事だろう。
だが、ツッコミ箇所が多すぎてそれをどう料理するのか…
相当なセンスを問われるだろう。
ただツッコむだけだと間違いなく視聴者から飽きられる。
安易にこのゲームで動画を撮ろうとしたら実況者自身が大やけどをする事は間違いない。
髭人は、ゲーム途中で心を閉ざしてしまうのできっと無理(笑)
ここからネタバレ
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そうそう。
悪い点にはあげなかったけど個人的にパッケージ詐欺だと思うんだよな。
とある上記、女の子イベントで『クミちゃん』にキスをすると
クッソブサイクな『かぐや姫』が現れ、その時点でバッドエンドになってしまうのだが
それをしなかった場合、通常の『かぐや姫』が現れる。
だが、初見時、髭人は
「え?
ええっ!?」
と、カセットを二度見した。
カセット『かぐや姫』は古臭さはあるが今でもそこそこ通用しそうなカワイイ娘なのに
ゲーム上ではなんかケバい姉ちゃんなんだもんな。
「げーむのせつめいしょ(仮)」さん←ゲーム中画面で「かぐや姫」がでております
「PC版『新竹取物語』」のサイト
そして思った。
髭人「あっそうか!この『かぐや姫』も呪いをかけられていて
ベストエンディングでこのパッケージの娘が出てくるんだな!」
と、期待した。(出ないよ)
このゲーム、既にこのゲームの発売の数年前に
PCで出ていた「新竹取物語」という移植作であり
その時の『かぐや姫』と顔はまるっきり同じ。
ってことはだ。
昔のゲームあるあるであるが
パッケージのキャラとゲーム内でのキャラのビジュアルがまるで違うなんてね。
「えりかとさとるの夢冒険」の『えりか』とか、「ワルキューレの冒険」の『ワルキューレ』とかね。
まぁ、これに関しては気にはなるが製作側の技術力とかゲーム内のイラストと製作の時間的な事情などで
イラストと異なってしまったという事で理解はできる。
(理解はね。認められるかどうかは別問題)
最後に上記の「ゲームのせつめいしょ(仮)」さんに書かれていたんだけど
『涙と笑いのアドベンチャー・ゲームです』
との事。自分としては
「涙も笑いもないがツッコミ所だけが飽きるほど存在しているゲーム」
このゲームのイベントをクリアまで漏らさずしっかりとツッコミ続けられる忍耐力があるのなら
芸人のツッコミ役として向いているかもしれません(保証はしません)
取説に「涙あり笑いあり」とか書いてあったようだがきっと製作側は
意味不明、支離滅裂、荒唐無稽な展開=ギャグ、笑い
と、安易に解釈していたんだろうなって思える。
このゲームは謎解きの説明不足だとか支離滅裂さを
「笑い」で済まそうとしているよね。
「済ます」というか「誤魔化す」が適切かな?
って正直、「笑い」をなめているよね。
「笑い」ってある程度は理屈があってないと気になって笑えないものだから。
例えば上記に名前を出した「間寛平」氏のネタで説明するのなら
突然、「間」氏がお尻を柱にこすり始めた。
視聴者は誰もが「何故?」と思うだろう。
その疑問を共演者が代弁してくれる。
共演者「お前、そんなところで何しとんねん!」
そして、「間」氏が答えるわけだ。
間氏「かいーの」
視聴者『ああ…なるほど!
お尻が痒いから柱にお尻をこすりつけて、かゆみを消そうとしたわけだな』
と、納得し、その上で間氏の奇妙な動き、珍妙な言い方で笑うことが出来るのだ。
たった4文字で視聴者に理解させ笑いに昇華しているのは凄いと言える。
このゲームの場合は、間氏がケツをこすりつけただけで
直後にその点に一切触れず何事もなくそのまま進行するという感じである。
「何だったんだ?今の」
と、大半の人が思うだろう。
その後、コントが続いていてもさきほどの行為が気になって笑いに集中できないよね。
じゃぁ、何の脈略もない一発ギャグは全否定かって話になるけど
「だっ〇ゅーの」「ゲッ〇」「グー」
とかね。
一発ギャグっていうのはホント、1発やるから面白いのであって色んなものを連発されてもねぇ…
その年の流行語大賞にノミネートされた芸人が
次の年、流行ったギャグとは違う新ギャグやって、ウケたのってある?
そもそも流行語になったものは芸人が
ウケるか滑るかを問わず無数にやったギャグの内たまたまウケた1つのギャグってものが多いだろう。
「下手な鉄砲、数うちゃ当たる」って奴である。
それでウケたギャグを何度も何度も繰り返していると周囲の人たちもこう言うだろう。
「やっぱり面白いですね。そのギャグ。
でも、さすがにもう飽きてきたので次の新ギャグはありますか?」
無数にやったギャグのうち良いものを続けてきたのだから
みんなの期待のハードルが上がっていることになる。
となれば新作と言って1個だけ披露すれば9割方愛想笑いさえ湧かないド滑りをするだろう。
公に披露する前にこじんまりしたところで新たに受けるギャグをいくつもやれればねぇ…
まぁ、1発ギャグでウケた芸人は新ギャグ考えるよりも
必ずやってくるその質問の躱し方を考えるべきだよね。
って…話が逸れたな。一発ギャグの話ばかりしてどうする。
ちなみに髭人の中ではこのゲームのギャグは1つもウケたものはなく
全てド滑り通しただけだったけどね。
もうね…
「新世紀エヴァンゲリオン」の『綾波レイ』気分を存分に味わえるゲーム。
『シンジ』が持ってきたこのゲームを『レイ』と一緒にプレイしていて、
上記の『クミちゃん』のイベントをこなしているとしよう。
(すごいたとえだな…)
「ありがとうございます」という言葉だけを残し去っていく『クミちゃん』
それを見て目が合う2人
レイ「ごめんなさい。こういうときどんな顔すればいいかわからないの」
シンジ「笑えばいいと思うよ」
レイ「少なくともそれだけはないと思うの」
シンジ「え?」
…
シンジ「ごめん。そんな事言われた時、どんな顔すればいいかわからないんだ」
レイ「そう…」
……
………
笑う事も出来ずどうリアクションしていいかも困る。
笑えばいいのか?
困惑すればいいのか?
想像を巡らせばいいのか?
ツッコミを入れればいいのか?
ただ、『クミちゃん』の復活を喜べばいいのか?
「復ッ活ッ クミちゃん復活ッッ クミちゃん復活ッッ
クミちゃん復活ッッ クミちゃん復活ッッ クミちゃん復活ッッ」
ってな感じかぁ?病気だろそんなの。
どうリアクションを取るのが正しいのかを熟考し続けなければならない。
どれが正解なんだ!?
そんな正しいリアクションを取るのに何度となく模索させられるこのゲーム。
こっちが疲れるわ!
毎度毎度毎度毎度毎度オオオオオオオオオオオ!!
髭人は中盤、もうツッコむのも面倒になったため、
何も考えず心を無にして淡々とイベントをこなし、
竜を倒すミニゲームをクリアすると…
『五色の玉』を手に入る。
すると天の声が『かぐや姫』の元へ連れて行ってくれる。
ゲーム表記を漢字に変換して送ろう。
※〇〇は主人公名
天の声「よくやった、 〇〇達!
それでは 早速 かぐや姫の
元へ連れていって あげよう。」
そういわれて、訳も分からず急にワープし
『かぐや姫』再登場。
かぐや姫「まあ 、5色の玉! これで 我が星の
病気の 人たちを 救えるワ。」
姫は 〇〇を 熱い 眼差しで
見つめた。
というメッセージが出る。
(ちなみに、病気の人達の描写はこのゲーム中、全くない)
だが…
かぐや姫「あっ! 何? このキス・マークは!
〇〇って 不潔。 もうキライ!」
と、言って来て怒りだし直後にお供にいる亀の『ノンチ』に『かぐや姫』が寄り添い
ノンチ「えへへ、ボク しゃわせ!。」
と、絵が表示される。
天の声「〇〇、 ゲーム中に
いけないことを しては ダメです。
心 入れ替えて また 来なさい。」
(おわり)
そう。
髭人の初プレイはバッドエンドだった。
ゲーム中で得た点数関係なしに1度でも「キスをする」を実行すると
上記、見つめたのメッセージの後にこうなるのだ。
そう。このゲームの
「キスをする」
はただの罠コマンドである。
最初はそんな光景を見て亀にイラッと来たが少しして冷静さを取り戻した。
髭人「いや、それでよかったのだ。
こんなクソ女より断然『エリサ』の方がいいわ」
と、思ったからだ。
『エリサ』とは道中に出てきた海賊の娘の少女である。
どんな娘であるかちょっとゲームの展開を書いていこう。
竜を倒そうと貰った船で出航する主人公と『ノンチ』。
すると目の前に海賊船が現れる。
突撃してきたり大砲を撃ってくるようなこともないが
前にあって邪魔で様子を見てみようと
接舷して乗り込んでみると
胸を隠した上半身の裸の少女がいるのだ。
(その場面はプレイ動画のサムネとしてよく使われている)
この娘が『エリサ』である。
当然、裸を見られたわけだから
エリサ「キャー、エッチ!」
と言って来る。
直後に
船長「お前 うちの エリサの 肌を見たな!
このヤロー、地下室に 入ってろ!」
と言ってエリサの父親である海賊の船長に地下室にぶち込まれる。
(完全にプレイヤー向けサービスイベントだろう。
しかし、何故、『エリサ』は甲板上で上半身、裸だったのか
それに対して説明されることは例のごとく一切無い。
父親が「娘の肌を見たな!」と激怒するのはわかるが、
何故、それを知っている?
お前も見ていたのか?
エリサ「私、ちょっと服を脱いでここで日焼けするから
パパ、こっち見ないでね///」
と娘が言ったという事ぐらいしか解釈出来んがな…
何でオレがこのゲームのフォローせにゃならんのだ!!)
「かぐや姫伝説」攻略サイト
(サイトの人も「エリサの方がイイ」つってるし…)
で、その後に裸を見られた『エリサ』本人が地下室にやって来る。
この時はちゃんと服を着ているよ(それはいらん説明)。
エリサ「さっきは パパが 乱暴して
ごめんなさい。 私 エリサ。」
彼女が身に着けているペンダントについて尋ねると
それは「ママの 形見…」で
母親について聞くと悲しそうな表情をして
エリサ「昔 パパは 竜と 戦い ママを
失いました、 それから パパ ちょっと
した事でも 人に 八つ当たり
するように なりました。」
エリサ「そろそろ パパの ご機嫌も 直って
いるころだワ。 ここから 出ましょう。」
船長に会って水虫の薬をあげると「金の玉」をくれる。
(薬がなくても竜について尋ねると「奴と戦うのか?」
とそのまま解放してくれる)
それから船で渦巻きばかりの海を経て、『竜』と戦い勝利して五色の玉を入手。
エンディングを迎えるわけだ。
だが、1度でもキスをしていると上記の事でバッドエンド扱いとなる…
では、キスをせずクリアするとどうなるのか?
書いておこう。
点数が良くない場合
※??は数字
天の声「ちょっと 待て 〇〇。
この得点 では 〇〇の
誇りに 傷がつくで あろう。
せめて 後 ?? 点 欲しくないか?」
この時に選択肢が出る。
『はい』『いいえ』の2択
『はい』選択時
誇り高き 〇〇は カッコよく
決めるために 男の ロマンを 求めるが
如く 再び 旅 だった。
背中を向けトレンチコート姿でタバコを吸う奴が出て終わる。
要は最初からやり直せって話ね。
『いいえ』選択時
かぐや姫「〇〇様 どうも ありがとう。」
謙虚な 〇〇は かぐや姫 から
ねぎらいの お言葉を もらった。
という『かぐや姫』の笑顔で終わる。
ノーマルエンドって奴ではある。
それでも結局、やり直せって感じなのは変わらないがグッドエンドって気がする。
そして
点数がイイ場合は…
長い 冒険を 終えた 〇〇に
今 愛が始まった、
その 愛の 輝きは どんな 星の
輝き よりも 美しかった。
と、星空を背景に見つめ合う2人のシルエットが描かれて終わる。
スタッフロールはベストエンディングのはずなのにない。
一応、『かぐや姫』と結ばれるってかたちになるんだけども…
さっきのバッドエンドを目の当たりにしてしまうとねぇ…
だってさ。『五色の玉』を手に入れた事により
病気が蔓延した星の民を救った英雄であるのにもかかわらず
ゲーム中の時点で恋人でもない主人公が1度、道中でキスしたぐらいで怒り出し、
その上、アドバイス程度でほとんど何もしていない亀に惚れるケバい姉ちゃん。
一方、裸を見られたのにも関わらず、そのことで父の怒りに触れ
地下室にぶち込まれた主人公を気の毒に思って地下室から出してくれる健気で可憐な少女。
どっちがいいかつったら言うまでもないだろう。
というか『かぐや姫』なんかと一緒になったらそれこそ地獄だろう。
もし、ちょっと女性と会話していたのを『かぐや姫』に見られていたら
こんな事がイメージ出来てしまう。
かぐや姫「あの女と一緒にいた!!一体、どういう事なの!?
これは浮気よ!そうに決まっている!」
主人公「ただちょっと話をしただけじゃないか…
それで何で簡単に浮気って言うんだよ」
かぐや姫「そうやって私をだまそうとしたってそうはいかないわ!
あんなにあの女と楽しそうにしていたくせに!!」
主人公「はぁ…」
かぐや姫「何それ!そのウンザリって顔!
私がこんなに不安で不安でたまらないのに!
私なんてもうどうでもいいって事じゃない!
そうよ!私の勘の通りあなたは浮気していたのよ!」
こんな風に半ば因縁つけてくるみたいな事をいっている癖に…
かぐや姫「もう嫌、うちの人。私の事なんて好きじゃなくなっていて
そこいらの女にデレデレしているのよ!」
ノンチ「それは酷いな!こんなきれいな人がいるのにほっぽりだして!」
かぐや姫「ああ…私の気持ちを分かってくれるのはノンチさんだけ…
あなたといると嫌な事を忘れられるの」
ノンチ「俺も同じ気持ちだぜ。
(取り敢えず同意していればいいんだからこの女ちょれ――www)」
そんな風に本人は人外と仲良くするのだろう。
こんなクソ地雷は、星から出してはいかん!
このゲームの主人公は今すぐ、海賊船にもどるべきだろう。
それから『エリサ』に対して
主人公「俺が竜を倒したことで
これでお父さんも君が言っていたような優しい人に戻るだろうし、これからが大事だよ。
これから君にとって新しくて素晴らしい人生が始まるんじゃないか。
お母さんのことは辛いけどさ。頑張って乗り越えよう。今は辛いかもしれないけどさ」
って励ましてやれば主人公の事を好きになってくれるかもしれない。
それに、『竜』を倒したことにより『エリサ』の父にとっては妻の仇を取ってくれた事になる。
ひょっとしたら
「『竜』を倒したお前は男の中の男だ!お前なら俺の娘を任せられる!
だから心傷ついた娘を幸せにしてやってくれ!
まさか断る気か?
お前、娘の肌を見た責任を取らにゃいかんよな~」
って言ってくる事もあるかもしれない。
父親公認の交際が出来るようになっても不思議ではない。
ちなみに『エリサ』に「キスをする」を実行すると、
「困った顔をしています」
と出る。
それほど主人公を拒絶したりはしていない様子。
『エリサ』自身、裸を見られたものの
主人公を嫌悪するような相手とは思ってなかったんじゃないのだろうし、
控えめで心優しい少女なんじゃないだろうか?
ゲーム中1回誰かに「キスをする」事により
嫉妬深くてケバいだけで何の魅力もないバカぐや姫も好きな亀と一緒になれ
一方、主人公は可憐な心優しい少女の元へ、向かう事が出来る。
な~んだ。
これがみんな幸せという大団円という一番のベストエンディングじゃないか!!
って事で、
髭人にとってのこのゲームは
「エリサ伝説」
でした~~!!
前日にこのソフトをレビューすれば閲覧者がドッカドカ来てウッハウハだと目論んでいたんだけど…
現実はそう甘いもんじゃないわなぁ~(笑)
髭人さんのブログで 何度もこの『かぐや姫伝説』が出てきて、
それで ゲームの内容が気になったので
今度 このゲームについての記事を
書く予定を立てております。
ご了承下さい(^ ^;)
ゲームは、凄かった!
コメントさんきゅーです。
別に許可を取る必要なんてありませんよ。
私がこのゲームのレビューを書く権利を持っているわけではないのですからね。
せいぜいこのレビューの権利を持っているぐらいですから、この記事をコピペして貼って、
「私がプレイして書いたレビューです!(ドヤァ)」
ってな感じだったのならブチ殺しますけど(笑)
私としてはこのイカレゲーを私以外の方がどのようにレビューするのか楽しみにしている所ですよ。
中々楽しめました^^
コメントさんきゅーです。
なかなかですか~。
もっともっと楽しんでいただけるように
精進せねば~。