ファミコン版の「くにおくんの時代劇だよ 全員集合!」の続編
ベルトスクロール式アクション
CERO「B指定」(12歳以上)
アークシステムワークスから発売
2015年5月28日発売
特徴
・「刀」と「忍び道具」を使える。
「刀」…時代劇らしく使用可能となるが「刀」を抜くと、
常時気力が減っていくので常時使用というわけにはいかない。
「忍び道具」…「手裏剣」「クナイ」「石」など投げる物を買う事が出来るが投げたらそれっきり。
回収は出来ない。
・スキルの追加
レベルを上げるごとに「スキル」の素を手に入れられ
スキルツリーにより、能力を上げたり、技を覚えたり、特殊技能を覚えさせることが出来る。
特殊技能は例えば…「お店で割引で購入できる」とか「経験値が2倍」などである。
・ローカル通信
4人入り乱れてのバトルロイヤルが出来るがローカル通信だそうだ。
・ミッションモード
コンプ状態によって特殊スキルを体に入れられる。
全てのミッション(100個)を星3つでクリアすると「こがねむし」が使用可能となる。
あらすじとしては
「りきごろう」が闇討ち事件を引き起こしたという。
それを聞きつけた「くにまさ」は真実を確かめるために飛び出していった。
同時に任侠一家同士の抗争が発生。
日本全土を巻き込んだ戦いに「くにまさ」は巻き込まれる事となるのだった。
得点は35点
良い点
・なし
悪い点
・だだっぴろいステージ
・ストーリーが良くわからん。
・バグる
・不親切なシステム周り
悪い点の解説
・だだっぴろいステージ
ステージが前の「時代劇」と比べて横に2~3倍ぐらいに広い。
しかしこのゲームは結局、1か所に寄り集まって戦うゲームなのに
何故ステージを広くする必要があるのか?
だからと言って別段、そのステージに戦いに利用できる面白いギミックがあるわけでもなく
ただ移動に時間がかかるというそれだけ…
面倒くせぇ…
・ストーリーが良くわからん。
このゲーム世界上での日本全国色んな勢力があるっていうのは分かるが
特に説明などが一切ないので登場人物だけで勝手に盛り上がり、プレイヤーは置き去りって印象。
「くにまさ」が「おこと」が既に惚れているというが
何故、どこでって描写が不足している。
取説でサラサラっと書かれているぐらいでゲームプレイ中に確認する事は不可能。
前作をしっかりと覚えていて当然?
23年前のソフトだぜ。
じゃ、新規の方は?
しっかり取説を読めっての?
冒頭に丁寧なあらすじが入れるべきだったと思うのだがな。
予習復習が当たり前って事なの?
そんな事をプレイヤーに実質として要求して来る割にこのゲームのあらすじは
エロ本読んでいた「はんじろう」が「りきごろう(偽物)」に殺されるなんて
しょーもないものなんだがな…
他に説明しなければならん事、山ほどあるやろ…
・バグる
敵味方が入り乱れて大乱戦となった時バグった事が2回も発生した。
いきなり画面が止まり「再起動します」なんて表示が出る。
再起動すると当然タイトル画面、つまりプレイしていたデータは消える。
セーブした地点でのやり直しである。
ネットで見るとあんまり報告などがされてない事態なんだよな。
俺のソフトだけの不具合か?
・不親切なシステム周り
複数あるので紹介していく
①奥行きあるのか分からない
奥行き、つまり奥にステージがあるのか手前にステージがあるのか分からないのだ。
今の時代「▲」「▼」表示ぐらい出来るやろ。
「謎の店」なら表示せんでも分かるけどさ…
②ステージの構造分からず
3DSで2画面あるのだから
そのステージ構造ぐらい表示してもいいものだがそんなものはない。
せめて地図ぐらい売れよ。
③現在のステージ表示されず
例えば「するが」なのか「いせ」なのかステージに入った時にしか表示されないのだ。
背景が同じ町では見た目で区別するのは結構難しい。
場所毎に曲が違うから覚えればいいだけの話なのかもしれないが…
④所持金を常時表示できない。
前作ではセレクトボタン1つで動きながら確認できるのに
何故に一々「ぽーず」してゲームを止めにゃならんのか…
⑤お店の時、体力が表示されない。
宿なら全回復が分かるが食べ物屋だと回復する数値が決まっている。
だから、食べ物を少しずつ食べていると現在、どれぐらいの体力なのか分からん。
前作なら常時表示されてっぞ。
⑥お店で買うのが1つずつ
アイテムを買うのが1つずつって…
何故にカーソルで個数変えられないの?
技とかなら分かるけど、体力回復の「おにぎり」とか何とかしてくれよ…
コレ、ファミコンゲームなの?
⑦マップ間移動が面倒
初期の時点で「まっぷのかーそる」がないのは仕方ないにしても
それを軽減する手段を何故入れなかったのだろうか?
だだっぴろいマップだってのに移動がウゼェ事この上ない。
時代劇という設定ならば『籠屋』があっても良い気がするのだがな。
料金を支払えばその町に移動できるというシステム。
何故に実装しない?
⑧技の出し方の記述がない。
技を覚えてもチェックリストがあってカーソルを合わせると
その技がどういった攻撃を繰り出すかという説明が出るだけ。
ファミコンゲームじゃないんだからよ。
出し方ぐらい用意しとけや。
ゲームの説明書には使い方が載っているけど
今のご時世、3DSのソフトに紙媒体の取説が入っていることはあるのだろうか?
取り敢えずこのソフトにはなく、ゲーム起動前での選択画面で
「プレイする」or「説明書を読む」
という事になる。
って事は出し方を見って事は…
「良し。新しい技を入手したぞ。よし!ゲームを一旦やめて使い方を確認しよう」
↓(セーブして、ゲームをやめて確認)
「分かったぞ。こうすれば技が出るんだな。ゲームで試してみよう」
↓(再びゲーム再開)
「あれ?出し方なんだったっけ?俺、物覚え悪いからな~」
↓
…
なんて展開になったら面倒くさいことこの上ない。
技の説明と共に使い方入れておけよスカタン!!
⑨オプションがない。
前作では難易度設定、地形の効果、敵の防御力
など細かに設定出来たがこのゲームには一切ない。
敵も硬い傾向があるしな…
せめて1度クリアしたらオプション機能付けろや。
後、悪いというまでではないが不満点
・雑魚敵が常時4人もいるという事。(味方は1~3人の相棒を付ける)
当然、乱戦必須となる。その上、4人以上になる事もある。
前作は敵が2人という事で自分が考え付いたコンボを敵に食らわせる余裕があるが
敵が4人もいるとそうもいかない。邪魔されてイラッとする事が発生するのだ。
敵味方が付近で入り乱れるって小学生のサッカーかってーの。
髭人的には前作の「時代劇だよ全員集合」では
「せんぷうきゃく」で先陣を切り、倒れた敵に「にんげんへり」を決め、
復帰してジャンプした敵にダッシュアッパーカットを決めていた。
そのような個別で敵を倒す事を非常にしにくくなった。
オプションがあって敵の出現人数とかいじくれればなぁ…
気力がある限り立ち上がれるという仕様のこのゲームである。
面倒くさい事この上ない。
上記の技コンボのように敵1人に対する攻撃を加えていると
他の敵3名が
「次は俺?」
という風にスタンバっているのを目にしてしまうとウンザリ感が溢れて来る。
倒す敵が多い以上
最終的にこのゲームでは敵の真っただ中に
「にんげんどりる」や「はりてすぺしゃる」や「じぶんぎょらい」「すくりゅう2」で
突撃して、倒れている所を
「にんげんどりる」や「まっは」系などの「起き攻め」「死体蹴り」が主になってしまう…
ん?まだ生きていて寝ている敵に
「起き攻め」や「死体蹴り」はちと適切じゃないな…
起き上がってないし、死んでもいない…
「気絶攻め」とか「怪我人蹴り」って所か…
それが主となる。
・マップで敵キャラが表示されない。
前作なら、全体マップを開けば今、倒すべき敵がどこにいるのか
一目で分かったからそこに行けばよかっただけだが
今回は非表示。
非常に不親切と言わざるを得ない。
・仕事屋で仕事の依頼
いわばクエストみたいなものであるが
数か所存在し、全て異なる。
今、何を受けているのかそのお店に戻らなければ確認不可能。
くにまさ「俺、一体どんな仕事を受けていたっけ?」
痴呆症か?
プレイヤーが覚えていろって?
それって不親切じゃ~ないかい?
・「てくのす亭」が喋らない。
誰それ?って思う人がいるだろう。
「時代劇だよ全員集合」で主に地方に移動したときに出て来る浪曲師のハゲだ。
最初とエンディングでもサラッと出て来た。
一方、このゲームでは冒頭で出て来るが全く喋らない。
初見では
「何、コイツ、キメェ」
と言うだけの存在になってしまうだろう。
あらすじやエンディングを
コイツに喋らせるぐらいの事をしてもよかったんじゃないだろうか?
感想としては…
DS系の特徴でもある2画面を活かした表示をしてないのが非常に残念。
「所持金」「現在地」「マップ」など常時表示するぐらい出来るだろ?
装備の「刀」や「忍び道具」の2種なんてデカデカと表示している場合かッ!!
せめてもっと小さくしろ!
システムの一部もファミコンレベルかって程、酷い。
(劣っているのさえあるしな)
個人的にその「刀(ドスなどの刃物系)」自体がいらなかった。
気力を常時消費という仕様上、ここぞって時にしか刀を出せない。
出し入れを繰り返すってのは何か面倒だし、そもそもくにおくんらしくない。
「ボスだ!よし!刀だ!」
なんて言いながらくにおくん(くにまさ)が刀を抜くってなんだかなぁ…
くにおくんシリーズつったら基本、殴りや蹴り。もしくは物殴りで十分。
一応ファミコン版の時代劇にも「ドス」という刃物があったけど
別にそれで殴っても(斬っても)通常の道具と威力はほぼ変わらず
「どすすぺしゃる」の為にあっただけだ。
「ごだい」の「ぼうじゅつすぺしゃる」の代わりとしてあったというだけの
実質「棒扱い」
髭人としては「刀」より「投げ」の方が良かったんじゃないかって思うがな。
敵を殴ってグロッキーにしたら「Xボタン」でつかみ十字キーなどを使った多彩な投げ技。
「びっくり熱血新記録!」のど派手な柔道技とか「熱血格闘伝説」も各戦闘スタイルで独自の投げ技があった。
星のカービィのスープレックスのコピーのように簡単なボタン操作で
いくつも技があるって方が良かったんじゃないだろうか?
敵をつかんだら敵のど真ん中にぶん投げて複数の敵達にダメージ。
しかも投げに巻き込まれた奴は体力気力を同時に減らすなんて感じにすれば
敵が多く出現しても早めに撃破する事が出来るだろう。
敵が前作に比べて一画面で多く出て来る本作
「刀」よりこのゲーム独自の戦闘方法が編み出されそうではないですか?
だって「刀」や「忍び道具」っていう新要素が増えたことにより
前作とは違う新たな戦法などを生み出せていますか?
ただの威力強めの物殴りや物投げと一緒でしょ?
それがどうしたの?
まぁ、文句ばかり言っても仕方ないから前作と比較して良いと思った点としては
「『Yボタン』1つによりジャンプが出来る点」「壁にぶつかっても倒れない点」
その2つだけ。
3DSボタンの配置上「A&B」でのジャンプは結構押しづらいから
「Y」1つだけってのはありがたい。
走るのが基本となるくにおくんで壁にぶつかって転ぶのは結構あって、イラついた。
前作の評価を落とすほどではないが軽くイラッとした点ではあった。
こんな2点が「このゲームのすばらしさだ!」なんて言えるわけがない。
前作が神ゲーだと髭人は思っていたが一体何なのだ…
今作の酷さは…
「時代劇」
前作が堅牢な城だというのなら今作は雨漏りが何か所もあるボロッボロの城。
1~2か所なら桶でも置いていれば対応できるが
ここまで雨漏りが酷いとハッキリ言ってダダ漏れ状態。
これじゃ、床上浸水状態で柱も腐っているような状態だろう。
こんなボロ城じゃ大砲を数発打ちこんだだけで崩壊しそうではないだろうか?
前作が発売されたのは1992年。
ざっと23年も経過しているわけだ。
くにおくんが好きだった世代は父親になっている事が多いだろう。
息子と協力や対戦しようと考える父親もいるだろう。
(CERO「B」だから12歳以上推奨だが)
ただ、子供はこのゲームを楽しめるだろうか?
「絵が古い」
ってだけでまず印象を損ねるってのにシステム上でもかなり評価を落とすだろう。
「パパ、こんなゲームに熱中していたの?
昔って事でロクなゲームがなくて可哀想だったんだねぇ…」
なんて同情されかけない。
絵などが古臭くたって良ゲーなら子供だって着いてくる。
「くにおくんって面白いじゃん」
って思わせるつもりはないのか?
技の使い方をゲーム内で省くって時点でご新規お断りって事ではないか?
一々確認するのだるいやろ!そんなんで再ブームなんて事がある訳がない!
古い世代が手に取ってプレイして
「こんなゲームじゃなかった…」
って失望するってだけじゃないか…
その古い世代ですらそんな心境なら新しい世代など増えず、
あっという間に先細りして消え失せてしまう。
その為、「くにおくんの時代劇だよ 全員集合!」が
いかに素晴らしかったかを教えてくれる。
ステージの構成、オプション機能の充実、
最初から『こがねむし』による技やお金のパーフェクトという大盤振る舞い。
そのような奇跡のバランスによりファミコン版は神がかっていたって事か…
そうか…
このゲームはファミコン版を再評価するために作られたって訳だな~。
スタッフの皆様、わざわざご苦労様。
ここからがネタバレ
↓
↓
↓
↓
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↓
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↓
ストーリーに関してちょっと説明しておくと…
オープニングの時、
「おこと(長谷部)」が「あさじろう(藤堂)」と結婚するみたいな流れになるのだが
ゲーム開始早々に「おこと」が「あさじろう」にそそのかされて
「くにまさ」に演技して敵と戦うように仕向けるんだよね。
で、エンディング
おこと「くにまささんを利用したみたいな形になってしまってごめんなさい」
くにまさ「済んだ事です。それよりも惚れた女には幸せになってほしい」
みたいな事を言うんだけどどう考えても
くにまさ『こんな地雷女と結婚したらロクでもない事になるわ!!
逃げよ!逃げよ!
どこか世の中にいる物好きはこの地雷女を引き取ってやれや!!』
としか思えんけどな(笑)
そして、様々な不満を溜めたそんなゲームにも関わらず
エンディングは黒幕を倒す事が出来ないのだ。
黒幕っぽい奴の姿は見せず台詞だけあって
「つづく」
という続編示唆!!
何なんだよ。このモヤモヤ感…
色々とイライラさせられてクリアしたってのにスッキリしねぇ…
過去ファンを
と、心から言いたかった。
ってかこの出来で続きが作れるという自信がおありなんですかぁ?
髭人はこのような流血し過ぎで熱血出来ないような
「ダウンタウン失血時代劇」などやめて「くにおくんの時代劇だよ 全員集合!」をプレイしようと思うわ。
上記の通り、ファミコン版を再評価しただけだった。
丁度よくWiiやWiiUでバーチャルコンソールでプレイできるそうだから
持っておられる方は是非ともダウンロードしてプレイしていただきたい所である。
(3DSでもバーチャルコンソールはあるが、ジャンプが「A+B」だけしかない。
3DS本体のボタンの配置上、押しづらいのでオススメはしない)
ってな訳で…
本作の最終的な評価としては…
ベルトスクロール式アクション
CERO「B指定」(12歳以上)
アークシステムワークスから発売
2015年5月28日発売
特徴
・「刀」と「忍び道具」を使える。
「刀」…時代劇らしく使用可能となるが「刀」を抜くと、
常時気力が減っていくので常時使用というわけにはいかない。
「忍び道具」…「手裏剣」「クナイ」「石」など投げる物を買う事が出来るが投げたらそれっきり。
回収は出来ない。
・スキルの追加
レベルを上げるごとに「スキル」の素を手に入れられ
スキルツリーにより、能力を上げたり、技を覚えたり、特殊技能を覚えさせることが出来る。
特殊技能は例えば…「お店で割引で購入できる」とか「経験値が2倍」などである。
・ローカル通信
4人入り乱れてのバトルロイヤルが出来るがローカル通信だそうだ。
・ミッションモード
コンプ状態によって特殊スキルを体に入れられる。
全てのミッション(100個)を星3つでクリアすると「こがねむし」が使用可能となる。
あらすじとしては
「りきごろう」が闇討ち事件を引き起こしたという。
それを聞きつけた「くにまさ」は真実を確かめるために飛び出していった。
同時に任侠一家同士の抗争が発生。
日本全土を巻き込んだ戦いに「くにまさ」は巻き込まれる事となるのだった。
得点は35点
良い点
・なし
悪い点
・だだっぴろいステージ
・ストーリーが良くわからん。
・バグる
・不親切なシステム周り
悪い点の解説
・だだっぴろいステージ
ステージが前の「時代劇」と比べて横に2~3倍ぐらいに広い。
しかしこのゲームは結局、1か所に寄り集まって戦うゲームなのに
何故ステージを広くする必要があるのか?
だからと言って別段、そのステージに戦いに利用できる面白いギミックがあるわけでもなく
ただ移動に時間がかかるというそれだけ…
面倒くせぇ…
・ストーリーが良くわからん。
このゲーム世界上での日本全国色んな勢力があるっていうのは分かるが
特に説明などが一切ないので登場人物だけで勝手に盛り上がり、プレイヤーは置き去りって印象。
「くにまさ」が「おこと」が既に惚れているというが
何故、どこでって描写が不足している。
取説でサラサラっと書かれているぐらいでゲームプレイ中に確認する事は不可能。
前作をしっかりと覚えていて当然?
23年前のソフトだぜ。
じゃ、新規の方は?
しっかり取説を読めっての?
冒頭に丁寧なあらすじが入れるべきだったと思うのだがな。
予習復習が当たり前って事なの?
そんな事をプレイヤーに実質として要求して来る割にこのゲームのあらすじは
エロ本読んでいた「はんじろう」が「りきごろう(偽物)」に殺されるなんて
しょーもないものなんだがな…
他に説明しなければならん事、山ほどあるやろ…
・バグる
敵味方が入り乱れて大乱戦となった時バグった事が2回も発生した。
いきなり画面が止まり「再起動します」なんて表示が出る。
再起動すると当然タイトル画面、つまりプレイしていたデータは消える。
セーブした地点でのやり直しである。
ネットで見るとあんまり報告などがされてない事態なんだよな。
俺のソフトだけの不具合か?
・不親切なシステム周り
複数あるので紹介していく
①奥行きあるのか分からない
奥行き、つまり奥にステージがあるのか手前にステージがあるのか分からないのだ。
今の時代「▲」「▼」表示ぐらい出来るやろ。
「謎の店」なら表示せんでも分かるけどさ…
②ステージの構造分からず
3DSで2画面あるのだから
そのステージ構造ぐらい表示してもいいものだがそんなものはない。
せめて地図ぐらい売れよ。
③現在のステージ表示されず
例えば「するが」なのか「いせ」なのかステージに入った時にしか表示されないのだ。
背景が同じ町では見た目で区別するのは結構難しい。
場所毎に曲が違うから覚えればいいだけの話なのかもしれないが…
④所持金を常時表示できない。
前作ではセレクトボタン1つで動きながら確認できるのに
何故に一々「ぽーず」してゲームを止めにゃならんのか…
⑤お店の時、体力が表示されない。
宿なら全回復が分かるが食べ物屋だと回復する数値が決まっている。
だから、食べ物を少しずつ食べていると現在、どれぐらいの体力なのか分からん。
前作なら常時表示されてっぞ。
⑥お店で買うのが1つずつ
アイテムを買うのが1つずつって…
何故にカーソルで個数変えられないの?
技とかなら分かるけど、体力回復の「おにぎり」とか何とかしてくれよ…
コレ、ファミコンゲームなの?
⑦マップ間移動が面倒
初期の時点で「まっぷのかーそる」がないのは仕方ないにしても
それを軽減する手段を何故入れなかったのだろうか?
だだっぴろいマップだってのに移動がウゼェ事この上ない。
時代劇という設定ならば『籠屋』があっても良い気がするのだがな。
料金を支払えばその町に移動できるというシステム。
何故に実装しない?
⑧技の出し方の記述がない。
技を覚えてもチェックリストがあってカーソルを合わせると
その技がどういった攻撃を繰り出すかという説明が出るだけ。
ファミコンゲームじゃないんだからよ。
出し方ぐらい用意しとけや。
ゲームの説明書には使い方が載っているけど
今のご時世、3DSのソフトに紙媒体の取説が入っていることはあるのだろうか?
取り敢えずこのソフトにはなく、ゲーム起動前での選択画面で
「プレイする」or「説明書を読む」
という事になる。
って事は出し方を見って事は…
「良し。新しい技を入手したぞ。よし!ゲームを一旦やめて使い方を確認しよう」
↓(セーブして、ゲームをやめて確認)
「分かったぞ。こうすれば技が出るんだな。ゲームで試してみよう」
↓(再びゲーム再開)
「あれ?出し方なんだったっけ?俺、物覚え悪いからな~」
↓
…
なんて展開になったら面倒くさいことこの上ない。
技の説明と共に使い方入れておけよスカタン!!
⑨オプションがない。
前作では難易度設定、地形の効果、敵の防御力
など細かに設定出来たがこのゲームには一切ない。
敵も硬い傾向があるしな…
せめて1度クリアしたらオプション機能付けろや。
後、悪いというまでではないが不満点
・雑魚敵が常時4人もいるという事。(味方は1~3人の相棒を付ける)
当然、乱戦必須となる。その上、4人以上になる事もある。
前作は敵が2人という事で自分が考え付いたコンボを敵に食らわせる余裕があるが
敵が4人もいるとそうもいかない。邪魔されてイラッとする事が発生するのだ。
敵味方が付近で入り乱れるって小学生のサッカーかってーの。
髭人的には前作の「時代劇だよ全員集合」では
「せんぷうきゃく」で先陣を切り、倒れた敵に「にんげんへり」を決め、
復帰してジャンプした敵にダッシュアッパーカットを決めていた。
そのような個別で敵を倒す事を非常にしにくくなった。
オプションがあって敵の出現人数とかいじくれればなぁ…
気力がある限り立ち上がれるという仕様のこのゲームである。
面倒くさい事この上ない。
上記の技コンボのように敵1人に対する攻撃を加えていると
他の敵3名が
「次は俺?」
という風にスタンバっているのを目にしてしまうとウンザリ感が溢れて来る。
倒す敵が多い以上
最終的にこのゲームでは敵の真っただ中に
「にんげんどりる」や「はりてすぺしゃる」や「じぶんぎょらい」「すくりゅう2」で
突撃して、倒れている所を
「にんげんどりる」や「まっは」系などの「起き攻め」「死体蹴り」が主になってしまう…
ん?まだ生きていて寝ている敵に
「起き攻め」や「死体蹴り」はちと適切じゃないな…
起き上がってないし、死んでもいない…
「気絶攻め」とか「怪我人蹴り」って所か…
それが主となる。
・マップで敵キャラが表示されない。
前作なら、全体マップを開けば今、倒すべき敵がどこにいるのか
一目で分かったからそこに行けばよかっただけだが
今回は非表示。
非常に不親切と言わざるを得ない。
・仕事屋で仕事の依頼
いわばクエストみたいなものであるが
数か所存在し、全て異なる。
今、何を受けているのかそのお店に戻らなければ確認不可能。
くにまさ「俺、一体どんな仕事を受けていたっけ?」
痴呆症か?
プレイヤーが覚えていろって?
それって不親切じゃ~ないかい?
・「てくのす亭」が喋らない。
誰それ?って思う人がいるだろう。
「時代劇だよ全員集合」で主に地方に移動したときに出て来る浪曲師のハゲだ。
最初とエンディングでもサラッと出て来た。
一方、このゲームでは冒頭で出て来るが全く喋らない。
初見では
「何、コイツ、キメェ」
と言うだけの存在になってしまうだろう。
あらすじやエンディングを
コイツに喋らせるぐらいの事をしてもよかったんじゃないだろうか?
感想としては…
DS系の特徴でもある2画面を活かした表示をしてないのが非常に残念。
「所持金」「現在地」「マップ」など常時表示するぐらい出来るだろ?
装備の「刀」や「忍び道具」の2種なんてデカデカと表示している場合かッ!!
せめてもっと小さくしろ!
システムの一部もファミコンレベルかって程、酷い。
(劣っているのさえあるしな)
個人的にその「刀(ドスなどの刃物系)」自体がいらなかった。
気力を常時消費という仕様上、ここぞって時にしか刀を出せない。
出し入れを繰り返すってのは何か面倒だし、そもそもくにおくんらしくない。
「ボスだ!よし!刀だ!」
なんて言いながらくにおくん(くにまさ)が刀を抜くってなんだかなぁ…
くにおくんシリーズつったら基本、殴りや蹴り。もしくは物殴りで十分。
一応ファミコン版の時代劇にも「ドス」という刃物があったけど
別にそれで殴っても(斬っても)通常の道具と威力はほぼ変わらず
「どすすぺしゃる」の為にあっただけだ。
「ごだい」の「ぼうじゅつすぺしゃる」の代わりとしてあったというだけの
実質「棒扱い」
髭人としては「刀」より「投げ」の方が良かったんじゃないかって思うがな。
敵を殴ってグロッキーにしたら「Xボタン」でつかみ十字キーなどを使った多彩な投げ技。
「びっくり熱血新記録!」のど派手な柔道技とか「熱血格闘伝説」も各戦闘スタイルで独自の投げ技があった。
星のカービィのスープレックスのコピーのように簡単なボタン操作で
いくつも技があるって方が良かったんじゃないだろうか?
敵をつかんだら敵のど真ん中にぶん投げて複数の敵達にダメージ。
しかも投げに巻き込まれた奴は体力気力を同時に減らすなんて感じにすれば
敵が多く出現しても早めに撃破する事が出来るだろう。
敵が前作に比べて一画面で多く出て来る本作
「刀」よりこのゲーム独自の戦闘方法が編み出されそうではないですか?
だって「刀」や「忍び道具」っていう新要素が増えたことにより
前作とは違う新たな戦法などを生み出せていますか?
ただの威力強めの物殴りや物投げと一緒でしょ?
それがどうしたの?
まぁ、文句ばかり言っても仕方ないから前作と比較して良いと思った点としては
「『Yボタン』1つによりジャンプが出来る点」「壁にぶつかっても倒れない点」
その2つだけ。
3DSボタンの配置上「A&B」でのジャンプは結構押しづらいから
「Y」1つだけってのはありがたい。
走るのが基本となるくにおくんで壁にぶつかって転ぶのは結構あって、イラついた。
前作の評価を落とすほどではないが軽くイラッとした点ではあった。
こんな2点が「このゲームのすばらしさだ!」なんて言えるわけがない。
前作が神ゲーだと髭人は思っていたが一体何なのだ…
今作の酷さは…
「時代劇」
前作が堅牢な城だというのなら今作は雨漏りが何か所もあるボロッボロの城。
1~2か所なら桶でも置いていれば対応できるが
ここまで雨漏りが酷いとハッキリ言ってダダ漏れ状態。
これじゃ、床上浸水状態で柱も腐っているような状態だろう。
こんなボロ城じゃ大砲を数発打ちこんだだけで崩壊しそうではないだろうか?
前作が発売されたのは1992年。
ざっと23年も経過しているわけだ。
くにおくんが好きだった世代は父親になっている事が多いだろう。
息子と協力や対戦しようと考える父親もいるだろう。
(CERO「B」だから12歳以上推奨だが)
ただ、子供はこのゲームを楽しめるだろうか?
「絵が古い」
ってだけでまず印象を損ねるってのにシステム上でもかなり評価を落とすだろう。
「パパ、こんなゲームに熱中していたの?
昔って事でロクなゲームがなくて可哀想だったんだねぇ…」
なんて同情されかけない。
絵などが古臭くたって良ゲーなら子供だって着いてくる。
「くにおくんって面白いじゃん」
って思わせるつもりはないのか?
技の使い方をゲーム内で省くって時点でご新規お断りって事ではないか?
一々確認するのだるいやろ!そんなんで再ブームなんて事がある訳がない!
古い世代が手に取ってプレイして
「こんなゲームじゃなかった…」
って失望するってだけじゃないか…
その古い世代ですらそんな心境なら新しい世代など増えず、
あっという間に先細りして消え失せてしまう。
その為、「くにおくんの時代劇だよ 全員集合!」が
いかに素晴らしかったかを教えてくれる。
ステージの構成、オプション機能の充実、
最初から『こがねむし』による技やお金のパーフェクトという大盤振る舞い。
そのような奇跡のバランスによりファミコン版は神がかっていたって事か…
そうか…
このゲームはファミコン版を再評価するために作られたって訳だな~。
スタッフの皆様、わざわざご苦労様。
ここからがネタバレ
↓
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ストーリーに関してちょっと説明しておくと…
オープニングの時、
「おこと(長谷部)」が「あさじろう(藤堂)」と結婚するみたいな流れになるのだが
ゲーム開始早々に「おこと」が「あさじろう」にそそのかされて
「くにまさ」に演技して敵と戦うように仕向けるんだよね。
で、エンディング
おこと「くにまささんを利用したみたいな形になってしまってごめんなさい」
くにまさ「済んだ事です。それよりも惚れた女には幸せになってほしい」
みたいな事を言うんだけどどう考えても
くにまさ『こんな地雷女と結婚したらロクでもない事になるわ!!
逃げよ!逃げよ!
どこか世の中にいる物好きはこの地雷女を引き取ってやれや!!』
としか思えんけどな(笑)
そして、様々な不満を溜めたそんなゲームにも関わらず
エンディングは黒幕を倒す事が出来ないのだ。
黒幕っぽい奴の姿は見せず台詞だけあって
「つづく」
という続編示唆!!
何なんだよ。このモヤモヤ感…
色々とイライラさせられてクリアしたってのにスッキリしねぇ…
過去ファンを
「なめんなよ!!」
と、心から言いたかった。
ってかこの出来で続きが作れるという自信がおありなんですかぁ?
髭人はこのような流血し過ぎで熱血出来ないような
「ダウンタウン失血時代劇」などやめて「くにおくんの時代劇だよ 全員集合!」をプレイしようと思うわ。
上記の通り、ファミコン版を再評価しただけだった。
丁度よくWiiやWiiUでバーチャルコンソールでプレイできるそうだから
持っておられる方は是非ともダウンロードしてプレイしていただきたい所である。
(3DSでもバーチャルコンソールはあるが、ジャンプが「A+B」だけしかない。
3DS本体のボタンの配置上、押しづらいのでオススメはしない)
ってな訳で…
本作の最終的な評価としては…
ファミコン版で「全員集合!」した後は速やかに「全員解散!!」だッ!!
コメントさんきゅ―です。
2度書きしてしまうほどの
その怒りわかりますよ。
もっと面白い方向で進化できなかったのかと思ったんですがねぇ…
どうやら悪い方向に突っ走ってしまったようで…
残念でなりません…(涙)
ファミコン版の完成度があまりに高すぎたというところで…
原作大好きなだけに、本当に寂しい気持ちになりました。二度書きしてすみません。
もはやプレイがただの作業です。クリアしたら即中古屋に売却します。
ヤフオク覗いてみたら悲惨なことに・・・、購入前にもっと調べておくべきでした。