髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「悪魔城伝説」 レビュー (ファミコン)

2012-09-20 18:43:57 | ファミコンレビュー
コナミの名作悪魔城シリーズ三作目
サイドビューアクション
1989年12月22日発売
「ゲームセンターCX ~有野の挑戦~」プレイソフト

あらすじ

ゲームでのデモ画面があるが
ファミコンでは珍しく漢字であらすじが書かれているので
そのまま載せる。
(ただし、漢字は一部簡略文字が使用されているのでそのままというわけではない)

 15世紀、ヨーロッパ。
 この暗黒の世に、おそるべき人物がいた。
 トランシルバニアの ヴラド・ツェペシュ、
   またのなを、ドラキュラといった。
 さつりくをよろこびとし、はかいのかぎりを
 つくすことに あきたらなくなったかれは、
 はるかなる太古に失われし魔法をふっかつ
 させ、暗黒邪神をこの世によびさました。
 狂王は邪神の力をかりて、いまわしき魔物を
 つぎつぎと世へおくりだし、ワラキア全土を
 暗黒と、さつりくの地へと かえていった。

 そして自らの野望に狂った王は、ついには
 その魔の手をヨーロッパ全土にひろげようと
     はかったのであった。
 この地をけがし、血でそめようと…

 このことをおもくみた正教会は、ただちに
  手をうって、ぐんたいをおくりこんだ。
 また、かの地でも、ドラキュラにたいして、
 たたかいをいどもうとする者たちがあった。
   だが、しかし、だれひとりとして
  いきてもどってきた者は いなかった…

 なすすべのなくなった正教会は、ついに、
 真正ヴァンパイア・ハンターとよばれる
 ベルモンド家に、ドラキュラとうばつを
 ゆだねることを けついした。
          ベルモンド家とは
          太古にまでさかのぼる
          ふるい血すじをもち、
          いまわしき者たちとの
          たたかいのなかで
          いきのびてきたという
          いちぞくであった。

  しかし、そのあまりにも人間ばなれした
 能力のために、人々からは おそれられ、
 うとんじられてきた、 そのため、いつしか
 人々のまえからすがたをけし、ひさしい間
 かれらをみた者は いなかった…
 教皇はあらゆる手をつくし
 ついに、ベルモンドの
 血をうけついた人間に
 めぐりあうことができた。
 その若者のなは、ラルフ・
 ベルモンド であった。

  シモン・ベルモンドの じだいを
   さかのぼること 100余年、
 ドラキュラと 人間の たたかいが、
 いまここに はじまろうとしている…




特徴

複数のルートがあり選択可能。

そのルートにより仲間がいる。

仲間はセレクトボタンでほぼいつでも変更可能。

但し、仲間は1人しか連れて行けない。(『ラルフ』は固定)
別の仲間を連れて行きたければ今の仲間と別れることになる。

パスワードでの再開可能。
ゲームオーバー時、選ぶとパスワードを表示する。

敵を倒したりロウソクを破壊すると『ハート』のアイテムが良く出る。
他のゲームだと大抵体力回復だが、本作の場合『サブウェポン』の使用に用いられる。
ステージ中の体力回復は壁に埋まっている『肉』となる。



[キャラクター]

『ラルフ・C・ベルモンド』

 主人公、鞭を使う。

 [メインウェポン]

 『鞭』
  鞭はアイテム入手によりLV1~Lv3まであがる。
  攻撃力と範囲が上がる。

 [サブウェポン]

 『ナイフ』:画面端まで直線に飛ぶ。
 『斧』:高い放物線を描いて飛ぶ。攻撃力はやや高い。
 『聖水』:小さい放物線を描き地面に着火。
  攻撃力は低いが若干の間燃えて、連続ヒットする。
 『十字架』:直線にとび、ある程度まで行くと戻って来る。
  戻りにも当たり判定あり攻撃力はやや高い
 『時計』:敵を3秒ほど止められる。ボスや地形は止まらない。
  ハート5消費

 『Ⅱ』『Ⅲ』マーク
 『Ⅱ』:サブウェポンが2連射可能となる。
 『Ⅲ』:サブウェポンが3連射可能となる。

 ※異種の『サブウェポン』を取ると『Ⅱ』『Ⅲ』はなくなるので注意。


『グラント・ダナスティ』

 身軽な体でジャンプ力が高く
 他キャラでは出来ないジャンプ中の空中制御が可能。
 壁にも張り付く事が出来る。
 壁方向に十字キーを入れると張り付いて移動可能。
 天井にも張り付いて逆さまになって移動可能
 壁天井張り付き中もメインウェポン使用可能。
 『ラルフ』に比べて防御力は低い。

 [メインウェポン]

 『ナイフ』を投擲する。
 『ラルフ』と違ってハートを使用せずに無限に使用可能

 [サブウェポン]

 『斧』:高い放物線を描いて飛ぶ。攻撃力はやや高い。
 『時計』:敵を3秒ほど止められる。ボスや地形は止まらない。
  ハート5消費

 『Ⅱ』:サブウェポンが2連射可能となる。
 ※『グラント』は『Ⅲ』はない。
  時計を取ると『Ⅱ』は解除される。


『サイファ・ヴェルナンデス』

 大地の精霊を扱うヴァンパイアハンター
 ジャンプ等の身体能力は『ラルフ』と同じ
 その代り強力な魔法を使用する事が出来る。
 但し『ラルフ』に比べ防御力は低い。

 [メインウェポン]

 『杖』:射程は短いが連打可能。

 [サブウェポン]

 『炎』:直線に飛ぶ。射程はやや長めで攻撃力は高い。
 『氷』:氷の粒が自分の前後と上に計6個飛ばす。
   敵当たると一定時間、凍る。
   凍った時には乗る事も可能で杖で1発で粉砕可能。
   ボスには無効。凍結中はチェンジ不可
 『雷』:見た目は光弾。前方扇状に3つ光弾を飛ばす。
  自動追尾型の弾。光弾が1つでも画面内に残っていると次弾は撃てない。

 『時計』:敵を3秒ほど止められる。ボスや地形は止まらない。
  ハート5消費

 後、どーでもいいがこのゲーム
 被ダメージ時の「うっ」って合成音声(かな?)が入るが
 他キャラだと男キャラだと

 「うっ(低音)」

 だが…
 『サイファ』だと女性という事もあって

 「うっ(高音)」

 となる。


『アルカード・ファーレンハイツ・ツェペシュ』

 ドラキュラであり、コウモリに変身できる。
 ちなみにアルカードのスペルは『DRACURA』の逆


 [メインウェポン]

 『ヘルファイア』:弾を放てる。
  ラルフと同じくレベルがありLV3で3方向になる。
  但し、階段乗降中では撃てない。

 [サブウェポン]

 『時計』:敵を3秒ほど止められる。ボスや地形は止まらない。
  ハート5消費

 [『アルカード』のみの特殊操作]

 下+Aでコウモリに変身可能。
 変身中は無敵。ノックバック中にも変身可能。
 変身するとハートを常時使用していく。
 空中を飛び十字キーで上下左右移動可能。
 Aボタンで急上昇。
 コウモリ中は攻撃不可
 コウモリ中の被ダメージで変身解除されるが、
 ノックバック中に再変身可能
 

操作方法

 左右キー:移動
 上キー:階段上移動
 下キー:しゃがむ、階段下移動

 Aボタン:ジャンプ
  下+Aボタン:『アルカード』のみコウモリ変身、変身から戻る。
        (ノックバック中、ジャンプ中も可)

 Bボタン:メインウェポン
  上+Bボタン:サブウェポン(ハートを使用する)

 セレクトボタン:仲間変更(いる場合に限る)
 スタートボタン:ポーズ
 


点数は60点

良い点
・音楽
・グラフィック
・仕掛け


悪い点
・階段



良い点の解説
・音楽

 世界観にあったおどろおどろしい音楽は素晴らしい。
 なんだかコナミ独自のLSI(VRC VI)を内蔵しているらしい。
 チップについて髭人は知識はないのでwiki等で調べていただきたい。


・グラフィック

 ステンドグラスの美しさや時計塔の歯車が動いている所とか
 背景が実に美しい。
 一部、背景なのか足場なのかわかりづらい所もあるけど(苦笑)


・仕掛け

 難しいものばかりだが色んな仕掛けがあり
 プレイヤーをいい意味で苦しめて来る。


悪い点
・階段

 階段は上か下キーでしか上がり下がり出来ないので
 ウッカリ横に歩いて落ちることが多い。
 階段付近は落下しても階段載ってますって扱いでいいんとちゃうの?

 ボス戦など、階段ある所でサブウェポンを使おうと
 上+Bボタンを押した時にサブウェポン出ずに階段上ってしまって
 背を向けた状態で被ダメージで死亡なんて事態も起こる。
 もはや階段そのものがプレイヤーを苦しめるギミックとなって襲ってくる(苦笑)




髭人はアクションとなると爽快感を重視するので
ドラキュラシリーズの仕様は極めてツラかった。
ジャンプ中、動けなかったり、ノックバックがきつかったり…

 ジャンプ→被ダメージ→ノックバック→穴落ち→死亡

のコンボがなかなか強烈…

ライフは「16」もあるがダメージ1の敵はいないと言ってもいい。
後半になると3~4とかいうのが当然になる。体力回復アイテムも少ない。
「忍者龍剣伝」同様、鳥がウゼェ…

パスワードがあって再開可能。ステージ最初からのプレイとなる。
ゲームオーバー時もステージ最初から・・・残機3機で乗り切るのは結構キツイ。
後、死ぬとパワーアップしたメインウェポンが初期化、ハートの数も初期化されるのは痛い。


今も続編が作られている悪魔城シリーズでファンも多いようだが
これが髭人のこの評価である。
買ってからクリアに1年以上かかった(苦笑)
まぁ、気が乗ったとき1時間ぐらいずつプレイしなかったもんな。
1ヶ月放置なんて事もあった。
ちょっと調べたら上ルートが最短とか書いてあったな。

自分はサイファ使っていた。
「ゲームセンターCX 有野の挑戦」では
このソフトで選んでいたのは自分と選択したのと別ルートで楽しめなかったのが残念。
『有野課長』もこのゲームに触れ相当辛そうだった。良く分かる。分かるぞぉぉぉぉ!
だからと言って他ルート、別の仲間と再びこのゲームを挑むパワーは今の髭人にはない…
しかし『有野課長』は上級者向けの『アルカード』を使っていたっけなぁ…
スタッフは再プレイを勧めた方が良かったんじゃないのかねぇ…


長かったけども我ながらよくクリアしたもんだと感心したわ。
完全に挫折せず時間は空いたものの再びコントローラを握らせたというのは
このゲームの不思議な魅力と言える。


(ここから2019年11月3日追記)

レビュー掲載日が2012年9月20日。
もう7年以上前か…
レビュー済みのゲームに後で修正する事もあるが
大抵、内容を何も語らずシレッと修正しているが今回は趣がちがうので表立って記しておく。
難易度が高く、当時のレビューの通り敵を倒す爽快感が得られづらい本作は髭人的には

実質『クソゲー』扱いしていた。

ここにきて再度評価にするに至った理由は
7年のうちに様々なゲームをプレイしてきてそんな中で

 「キャラの頭身が『悪魔城伝説』っぽいな…」
 「ダークな雰囲気が『悪魔城伝説』っぽい」

などと本作と比較する事が多々あり
その中で、とあるゲームの厳しさたるや…

 「ひっどいなぁ…このゲーム。『悪魔城伝説』ならこうじゃなかった」

と、思える事があった。
では、何が『悪魔城伝説』と違うのか気になった。
その疑問を解くために
もう2度と触れまいと思っていた(苦笑)本作をプレイする事にした。

当時は『サイファ』1人クリアするだけでお腹いっぱい。
他キャラ、他ルートじゃ遊ぶ気しないって感じだったが
今回は他キャラ他ルートでもプレイし、『ラルフ』単独クリアもした。
いつのまにやら「悪魔城伝説」にのめり込んでいたわ(苦笑)

それで分かった。上記の「不思議な魅力」というものだ。
何が他の悪魔城類似ゲーと違ったのか…

 「理不尽さが抑えられている」
 「ギミックが多い」

という事。
決して本作には理不尽さがない訳ではないが他ゲーは理不尽さが露骨。
例えば…

処理落ちなのか敵の弾が見えなくなったり(見えないだけで存在はしている)
穴ばかりのステージなのに遠くから敵に攻撃を当てる手段がなく目の前にいかなければならなかったり…
普段と違う動きを突然をしてきてうっかり接触してノックバックで穴落ちとか…

唯一の体力回復アイテムの出現率がやたら低かったり、残機が無かったり…

それらハッキリ言って調整不足なゲームと違って本作の場合は
主人公の動きは硬くノックバックがあったりするが
とある問題に対して順々に対処していく事で大抵、打破できるのである。
余計なジャンプはしないとか敢えて動かずに止まるとか

 「また死んだ!難しい!!
  でもあとちょっとで行けそうなんだよな…」

やられても完全に折れることなくまたやってみようかなと再挑戦させる匙加減。

それとギミックが豊富で飽きさせない工夫がされている。
上方向への強制スクロールがあれば下方向への強制スクロールもある。
時計塔の振り子の上に乗って移動したり床を溶かす酸が振って来たり、
床自体が降って来てそれを足掛かりにして高所に挙がっていく場面があったり

 「また死んだ!くぅぅぅ!
  でも、次はどうなるんだろう。気になる」

と、難しいながらも好奇心を刺激して来るのは流石「コナミ」ですわ。
後は、「詰まった」ってなってもルートやキャラを変えてみて
攻略法がガラリと異なり状況を打破する事も可能(その際、仲間にする場面まで戻る必要があるが)

細部にわたってよく見ると考えられていると再確認した。



ここからがネタバレ



















2019年11月の再プレイ時
『アルカード』を仲間にしていたが
ドラキュラ城の『死神』になすすべなく連敗を屈して攻略動画に頼ったわ。
まず、左側の足場に居続けるのが失敗。
第2形態に潰される。

「前はこんなに苦労したっけ?」

って思っていたがそれもそのはず
前は『サイファ』を使用したが
『サイファ』の光弾を使うと第1形態と第2形態ともに簡単に完封できるのだから
印象に全く起こらないのも無理はない。

次の面のボス『ドッペルゲンガー』も同じ。

最後の『ドラキュラ』も光弾で圧倒的出来る。
ただ、第3形態だと光弾の誘導が動く足場ばかりねらって居座ってしまって次の弾が撃てねぇ…

そもそも『アルカード』自体がキツイもんな…


ってな訳で髭人が勝手に仲間の評価を行う。

『ラルフ』
 ステージ:B
 ボス:B

 防御力が『グラント』『サイファ』に比べて高いというだけで
 他に能力があるわけではないので平均的と言った印象。


『グラント』
 ステージ:A
 ボス:B

 壁登りでの移動がゲームのバランスを壊すと言ってもいい。
 壁登りなどでしか行けないような場所に大抵1UPがあったりして 
 『ラルフ』や『サイファ』は素通りするしかない悲しさ。
 ボス戦は序盤はナイフを投擲していれば勝てるが
 後半は耐久力が高い敵が多くなってくるので火力不足に陥りやすい。


『サイファ』
 ステージ:B
 ボス:A

 能力的には『ラルフ』と同じ。
 杖の射程は『ラルフの』鞭より短いが連打が可能ではある。
 防御力が低いので被弾は避けたい。

 やはり『サイファ』で特筆すべきことといえば魔法だわな。
 光弾は強すぎて多くのボスなどを瞬殺できる。
 ステージにも有効で敵を一掃してからステージをゆっくり進むなんてプレイも出来る。


『アルカード』

 ステージ:C
 ボス:B

 『コウモリ』に変身可能であり、

 ジャンプ→被ダメージ→ノックバック→変身→移動→変身解除

 という事で『穴落ち回避』と『変身してショートカット』
 と有用な点はあるが穴が深い…
 というか大きなデメリットがあるのがあるのだがな…

 『メインウェポン』3段階時ボタン連打していると発射される弾が減るとか
 身長が高いから当たり判定が大きいとか…
 特にひどいのは階段昇降時、攻撃出来ない。

 このゲーム、塔のように縦長で階段が多い場面が結構あるのに…
 敵から殴られ放題である。
 小さな足場にたどり着いたら『コウモリ』になって別の足場まで飛ぶしかない。
 まぁそこまでするのなら、『アルカード』限定の縛りプレイでもなければ
 『ラルフ』になってくのが賢明。


 対ボスはメインウェポンは最大3つまで攻撃出来るので
 当たり判定が大きい敵にはバシバシ当たって有効だが
 小さい奴だと攻撃力の低さも手伝って倒すのがしんどい。
 こちらの当たり判定はデカいし…

 だから、『ラルフ』が被ダメージで穴落ちしそうになった瞬間に交代して
 コウモリ変身して穴回避するという
 緊急回避が『アルカード』の使い道なんだろうか?



エンディング
仲間にした3人のキャラクターと『ラルフ』1人のみとでメッセージが異なる。
まず共通した文章


 かずおおくの ぎせいをはらい、
 かくして、ワラキアでのそうぜつな
 たたかいは、まくをとじた

 ドラキュラをたおしたことによって
 この地によびもどされた魔物たちも
 ふたたび 永いねむりに
 つくであろう…

 (ここは仲間の状態で文章が異なる)

 (略)

 このたたかいのあとからは、
 ベルモンドの名は、
 英雄として、人々の間に
 かたりつがれることに なる…


各仲間の


 [『グラントの場合』]

 お互いのもてる力をつかい、
 たすけあうことで、目的を
 はたすことができたふたりは、
 今、あついゆうじょうを
 かんじていた

 平和のもどったワラキアで
 グラントは、はかいされた町の
 ふっこうに、せんとうにたって
 かつやくすることととなった

 ラルフは、いずこへともなく
 一人、たびだっていった


 [『サイファ』の場合]

 かこくな うんめいにより、
 ヴァンパイア・ハンターとして 
 そだてられてきた サイファは、
 これまで、ほんとうのすがたを
 かくして 生きてきた
 だが、ラルフにめぐりあって 
 はじめて、こころのやすらぎを
 おぼえるようになっていた
 ラルフもまた同じきもちだった…

 いつしか、おたがいの間に
 ひかれあうものがうまれていた

 (『サイファ』はローブの頭巾を取ると金髪で長髪の後ろ姿が現れる。
  『ラルフ』は『サイファ』の方を抱き寄せる)



 [『アルカード』の場合]

 ラルフとアルカード、ふたりの 
 ゆうかんな 若者によって、
 すべては おわったのだ

 しかし、あくにそまっていたとは
 いえ、実の父を手にかけてしまった
 かなしみと、くいに、アルカードは
 己れをせめ、きずつき
 ことばもなく、たちつくしていた
 ラルフもまた アルカードの
 これからの きびしいみちのりを
 おもい ただ しずかに
 たたずんでいたのだった…


 [『ラルフ』1人の場合]

 この しょうりのよろこびを
 わかちあう 相手もなく、
 ただ、くずれゆくしろを
 みつめるすがたがあった 
 ひとつのたたかいをおえて、
 ラルフは、ひとり、去っていく
 いつかは かれらのことを
 うけいれてくれる人々が
 あるであろうことを しんじて…

 (ラルフ単体エンディングの身
  オープニングの時に身に着けていたマントをまとっている)




・『グラント』編の感想
 『ラルフ』お前も復興の手伝いしてやれや。

・『サイファ』編の感想
 『サイファ』金髪ロングだと!?
 何でそれを普段見せない!

・『アルカード』編の感想
 父をてにかけたっていうけど…
 髭人はでかくて扱いづらい『アルカード』は
 基本ベンチだったわ。
 まぁそれはそれで
 父を殺害した『ラルフ』に対して何を思うって所だが…

・『ラルフ』単体編の感想
 いつかは彼らを受け入れてくれる人があるであろうって…
 ルート的に『サイファ』か『アルカード』のルートを必ず通る羽目になる。
 2人とも仲間になろうと申し出るが、
 ラルフ単体って事で拒否っとる『ラルフ』は
 自分で拒絶してる事になるけどなぁ…
 

しかし、『サイファ』は勿体ないねぇ!
頭巾つきの白いローブをみにまとって露出が少ない。
折角、金髪ロングなんだからそれを披露していれば
多少、アクションゲームが苦手な人でも諦めず食らいついて
プレイしていたかもしれないのに!!
故に「コナミ」の女子キャラで『サイファ』を推す声は少ない。
(まぁ…「キャラがカワイイ!」っていう世界観のゲームでもないか…)

この辺りはファミコン特有の色の制約があったのかな?(推測)
ファミコン動かすキャラの色に制限があったようで
「ワルキューレの冒険」の『ワルキューレ』なんて
パッケージなどで金髪のはずがゲーム中は黒髪だもんな。
ファミコンの内部の殆ど知らないことを適当に言っていると怒られるか…

あまり女子キャラの事で盛り上がってオチにすると
この折角のゲームが台無しになりそうなのでやめておこう。

難易度的に難しくはあるが
グラフィックの美しさや良曲名曲でプレイを盛り上げるサウンド。
ルートや仲間により攻略のし甲斐がある。
スルメゲーって所かなぁ?
よく噛んで噛んで…
噛み締めて楽しんでもらいたい作品である。





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4 コメント

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悪魔城伝説 (まっぴぃ)
2013-12-28 01:13:39
アクションゲームに爽快感重視だと、このシリーズは一部を除いてキツイかもしれない。
分かる分かる!

自分はあまりスピード感があるゲームはついていけないから、ゆっくりな操作で覚えて進むスタイルが向いてるから、ドラキュラシリーズは適していた。
返信する
伝説 (髭人)
2013-12-28 05:30:10
まっぴぃ殿
動きの硬さがモロに来て

「あのゲームだったら避けられるのに!」

って悶絶しまくりで私には厳しかった。
ステージの仕掛けがが豊富で飽きさせない工夫というのはされていましたね。
返信する
アルカードは悪魔くん? (カラスのハート)
2015-12-02 23:51:03
悪魔城伝説クリアしたんだ~乙等は今だ「死神」に殺されてばっかりwもう何年…いや何十年 冥界に送られてる事かw
返信する
伝説 (髭人)
2015-12-03 20:19:17
カラスのハート殿
コメントさんきゅーです。

クリアはしましたが
時間を置きながらじっくりとですね…
殆ど記憶もおぼろげでひたすらきつかったという思い出しかありません…
ですがソフトを見るたび震えが来ます(苦笑)
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