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「高橋名人の冒険島III」 レビュー (ファミコン)

2012-10-16 18:38:33 | ファミコンレビュー
高橋名人のアクションゲーム
横スクロールステージクリア型
ハドソンから発売
1992年7月31日発売

あらすじは
「またまた高橋名人の愛する「ティナ」が今度はUFOに捕まったので救出に向かう」

恋人がさらわれたから助けに行く。非常にわかりやすくてよろしい。
問題なのはゲームなのだからね。

特徴
前作と殆ど変わらないんだよなぁ…
本作独自要素というものは残念ながらない。


点数は「35点」
(IIクリア前は45点だったけど)

良い点
・なし

悪い点
・武器、現地調達制
・満腹度のゲージ
・前作と代わり映えなし


悪い点の解説
・武器、現地調達制
普通の敵を倒すようなアクションゲームだと基本的な武器は取ったら
1回死んでも無くならないものだがこのゲームは消失する。
しかも復帰して即座に入手出来れば良いのだが
後半ステージになるにつれ面に武器がないという所もある。
そういう場所はひたすらかいくぐっていくしかない。

但し、救済措置として、このゲームは「武器」や「乗る動物」をストックする事が出来る。
ステージ開始前に持っていく「武器」「乗る動物」を選択できるのだ。

ストックというのは例えば
「石斧」を持っていて、「ブーメラン」を取ると、使用武器は「ブーメラン」になるが
「石斧」は自動的にストック枠に移行される。
後は、ステージクリア後に次ステージ開始前でのセッティング画面で
現在持っている「武器」や「動物」をストック枠に移行することも出来る。
勿論、そうしたら、ステージ開始時は丸腰である。

・満腹度のゲージ
ゲームを進めると上部分にゲージがある。
公式では「バイタリティゲージ」というらしいが
「満腹度」の方がわかりやすいのでこうさせて頂いた。
何故ならこのゲージは基本、一発即死制(アイテムや乗り物で軽減)である。
このゲージがあって進めていくと徐々に減っていく。
「0」になると死ぬ。それをさせないため
ステージにあるフルーツや肉を取ることで回復していく必要が出て来る。
卵(識別不能)に入っている「なすび」を出現させるとゲージをかなり奪われる。
後半になると、フルーツなど回復アイテムが出なくなるので
基本、ダッシュで駆け抜けることになる。
当然、難しくなっていてめっちゃ焦っているのに一発即死制。
これが「高橋名人の冒険島だ!」と言われたら返す言葉ないが・・・

・前作と代わり映えなし

前作との違いは
 ・しゃがみの追加
 ・ブーメラン(武器)の追加
 ・トリケラトプス(乗り物)の追加
 ・1発バリアの追加
 ・アイテムストックコンテニュー時有効
 ・果物を100個取ると1UP
 ・ステージクリア後の卵GET(点数)廃止
 ・ボーナスステージ種類の追加
 ・ボス戦時は乗り物に乗れる。

数は多いが劇的に違うというものではない。
せいぜい修正とか多少の追加や変更といった程度である。

個人的にはこの「III」は「IIのVer2.0」という認識をしている。

ステージも
「平地ステージ」「森ステージ」「洞窟ステージ」
「雪山ステージ」「海ステージ」「火山ステージ」

前作お目にかかったものばかり。ステージの配置替えを行なっただけに思える。
敵も同じものが多々見られるし、音楽が同じ所もあるし、
ⅡをプレイしてⅢを買った人はガッカリされた方がいるのではないだろうか?
(このシリーズが好きな人は相当なドMだろう)
でも、それを言ったら他社の作品も同じだと言われるかもしれない。
スーパーマリオブラザーズ」→「スーパーマリオブラザーズ2」→「スーパーマリオブラザーズ3
ワギャンランド」→「ワギャンランド2」→「ワギャンランド3
ロックマン」~「ロックマン6

「スーパーマリオブラザーズ2」の方は音楽や敵キャラが同じだけども、
前作よりも難しくして玄人にも満足させようという明確に別のコンセプトが伺える。
「2」→「3」では各種形態チェンジがあったり特に空を飛ぶという要素は大きい!
「ワギャンランド2」では新しいミニゲームを盛り込んだり、「2」→「3」では、ミニゲームの対戦プレイも可能になっている。
「ロックマンシリーズ」は、「3」で、よりアクティブに動けるようにスライディングの追加が追加された。
他作品の違いは弱いけどね。
溜め撃ちの追加とか新キャラの追加とかね。
しかしながら音楽は敵選択BGM以外は違うし
「メットール」以外の敵の使い回しはほとんど見られない。
(ラスボスは必ずワイリーだが、ボス自体は違う)。
その為、前作と同じだとはあまり感じられない。

一方、「高橋名人の冒険島II」→「III」では何が「II」との違いなのか自分には言えないんだよね。
強いて言うなら

「前作の仕様等の修正」

としか言えん。でもそれって他のシリーズ物でもやっていることだわ。
この作品に限ったことではない。
「II」同様「III」も難易度高いし、パスワードや面セレもなく、
誰でも気軽に遊べるようなゲームではないしな。
腰を据えてガッツリやらねばクリアは出来ない。
(俺は誰かに頼まれなければプレイする気はない。「II」も同じ)


まぁ、このゲームの基本は武器ストック。
前作ではコンテニュー時に消失したが今作ではストックしたアイテムは減らない。
その仕様を最大限、利用する事で有利に進めることが出来る。
ステージクリア毎に取った「武器」や「乗り物」をストックして丸腰状態で死ぬ。
これを何度も繰り返すことによって武器などを充実させるわけだ。
でも、ラストステージはかなり難しく
地味に貯めた「武器」や「乗り物」がジリジリと減っていく。
武器が出ない面で死んだり、出るステージでも取る前に死んだり・・・
貯金が尽きるのではないかとヒヤヒヤものだったよ(笑)



上でも言ったけどこれを新作として位置づけるのは個人的には厳しい。
いっそ、「宇宙」とかに行っちゃえば重力が違うとか面白くなったというのになぁ~
それじゃ「冒険島」じゃなくて「冒険星」だけど…こまけー事はいいんだよッ!

しっかし、基本、南の島が舞台とは言え(氷が出る洞窟のステージもあるが)
腰みの1つで丸腰で駆けずり回る「高橋名人」。
ある意味怖いわな(苦笑)


(ティナさんなかなかかわいいよな。高橋名人羨ましい~)


パッケージでは金髪の「ティナ」だけど、ゲーム内では黒髪。
お前は「ワルキューレ」か。

ちなみに、現実の「高橋名人」の嫁さんは「ティナ」であるどころか日本人であり
ここ数年前にご結婚なさったはず。

ゲームをプレイしてて

「この女、誰なの!?」

なんて修羅場になっていたら面白いけどね(笑)
スーパーファミコンの2作品含めると
計6作品「ティナ」がさらわれることが発端となっているから意味深だな。
あ、後「Bugってハニー」でもハニーと恋仲だったんだっけ?
確か、ゲームの後にアニメ化もされていてハニーちゃんと「合体!」とか言っていたっけ?(別にエロではない。ただ単にくっつくだけ)
恋多き人だったんだたなぁ~。名人様は。

※「Bugってハニー」のキャラは『高橋原人』という名称であり名人ではないので似ているが正確には別キャラである。


初のFCの「高橋名人の冒険島」シリーズクリアとなる。
(SFCの大冒険島は1つだけクリアした)
何故、「III」からなのかって?
ドラゴンクエスト」も時代的に最初になるからねぇ。というのは詭弁だが(笑)
「Ⅰ」は糞ムズイって話だからね。
「ゲームセンターCX」のADが1つの面で9時間かけたとか言われたらやる気出ねぇよ。
全クリは24時間以上だったらしいし。パスワードもステージセレクトもないし・・・
「III」は武器ストックがあるが「Ⅰ」にはそれすらない。
金と時間をもらって「ヒゲームセンターCX」という企画でも無い限りはやらんわ(笑)
次やるとすれば「II」かな?(10月20日の時点でクリアしたけども・・・)
ムズ過ぎる「Ⅰ」はまずないとして「Ⅳ」は売ってない。
「IV」はファミコンソフト最後の作品。1994年、6月24日発売。
ちなみにセガサターン1994年11月22日、プレイステーションは同年12月3日発売。
当然、売上本数も少なく、プレミア物だろう。
そう考えると手が出せんわ。

バージョンアップって言ったけど
そういえば、製作したメーカーは「ハドソン」だったな。
なら「II」と「III」の違いに納得だわ。
桃太郎電鉄」とか「ボンバーマン」とかマイナーチェンジでつなぎ続けていたメーカーだったからな(悲しいが過去形)。



ネタバレはなし


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