髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「パリ・ダカール・ラリー・スペシャル」 レビュー (ファミコン)

2018-09-28 21:00:41 | ファミコンレビュー
カーレースゲーム(アクション、シューティング要素あり
イスコが開発
CBSソニーから発売
1988年2月1日発売
「ゲームセンターCX ~有野の挑戦~」挑戦ソフト #107

あらすじ
スタートボタンを押すとあらすじが出るのでそれを漢字変換で送ろう。

〇〇〇〇君、君はラリー出場の
為に、まず日本で色々準備をし
なければならない。必要なものを全て
集めてくれ。そうすれば、あのパリーダカ
―ルラリーに出場できるんだ。
そして優勝すればダカールで素晴らし
い何かが待っている。



特徴
スタートボタンを押すと上記のような
あらすじが出て即レースという訳ではない。

主人公は何もない状態で始まるのだ。
そしていきなりマップに放り出される。

そこで、まず、車を調達し、主催者側に登録をする事で
初めてレースに出場する事が出来るのある。

全8面で
トップビューやらサイドビューやら操作方法が異なる。

1面 [トップビューレース]

車が多数走っている中、画面上のゴールを目指す。

上キー:アクセル
下キー:ブレーキ
左右キー:ハンドリング


2面 [トップビューレース]?

狭い市街地を走り、敵車を避けて画面上のゴールを目指す。

十字キー:移動
Aボタン:オイルを撒く?


3面[サイドビューレース]?

道を走るが障害物等があり
それらを車外に降りプレイヤーが解除したりしながら車を先に進める。

左右キー:移動
Aボタン:弾を発射

 主人公モード
  左右キー:移動
  Aボタン:ジャンプ


4面[サイドビューレース]?

(地上時)
左右キー:移動
Aボタン:弾を発射

 主人公モード
  左右キー:移動
  Aボタン:ジャンプ


3面と同じように進めるが水中にも車が入れる。
ゲーム前半部でプレイヤーが水中に落ちると
ナビゲーターが梯子を下ろしてくる。

十字キー:左右キー
Aボタン:弾を撃つ


5面[トップビューレース]

砂漠で、ラクダ、サソリなどを避けて進む。
川でイカダに乗り移ったりするがそこで川に落ちるとゲームオーバー

十字キー:移動
Aボタン:弾を撃つ


6面[トップビューシューティング]

強制スクロール。
戦車や飛行機が攻撃してくる。

十字キー:移動
Aボタン:対地攻撃(戦車に有効)
Bボタン:対空攻撃(飛行機、ヘリコプターに有効)

7面:[トップビューレース]

狭い道を走る。
壁に当たるとダメージとなる。
本ステージの身左右キーを強めに押すとドリフト(急カーブ?)する。

左右キー:移動
Aボタン:ブレーキ


1~6面までステージクリア後にボーナスステージがある。
ブロック崩しのような要領で下部の車を左右に操作する。
主人公が上から降って来て
その主人公を車で落とさないようにするとポンポン跳ねる。
主人公でアイテムを取得するのである。

T:次ステージでのタイム増加
G:次ステージでのガソリン増加


最終的な総合タイムがトゥルーエンディングを見られるかどうか握る。
但し、今、何位かなのは最後にならないと分からない。


得点は35点

良い点
・色んなゲームがプレイできる。

悪い点
・意味不明
・ポーズ出来ない



良い点の解説
・色んなゲームがプレイできる。
 1種のゲームじゃないという事で飽きさせるのを回避している。

 ただ、またやりたくなるステージはないけども…


悪い点の解説
・意味不明
 2面以降は

 「何なの?これ」
 「何でこんな事になるの?」

 と、事ある毎にゲーム中起こる現象に困惑させられる。


 まぁ…
 それらを面白いと思うかで人それぞれ評価が違うだろうが…
 髭人としては「何コレ~!?」って感じだったけども…

 それと、説明などもなく
 いきなり始まってしまうのもなぁ…
 
 『STAGE1

  START』

 みたいな表示してほしかった。


・ポーズ出来ない
 ゲーム中、ポーズ出来ない。
 トイレ行きたくなった時など、辛いわなぁ…


・パスワード
 本作は『パスワード』の事を『カーナンバー』と称す。

 入力画面で
 『BS』
 バックスペースの略だと思われるが
 これで文字が戻るんだけど
 1度使うと、バグの為に全て消さないと
 正しいパスワードを入力しても間違いとなるとの事。
 (『ゲームセンターCX』で課長を相当焦らせた。
  番組中、原因は不明とされた)

 後、パスワードをミスして終わると、タイトル画面戻される。

 「カーナンバーがまちがって
  います?」

 と出て…
 お前が成否判定してんだろーが!
 何で『?』出してんだよッ!
 自信がねーのかッッ!!
 それともこっちをおちょくってんのかッ!!







1面はなかなかキツイ。
敵がまとまって走行していて
隣接するような形でこちらも走行させられるのだが
後方から猛スピードでぶっ飛ばして追突してきやがる。
それを避けるのだが…
その際に別の敵がいた時
まるで磁石の同極同士が反発するかのようにおよそ車とは思えない挙動で避ける。
その敵同士だとそんな」回避行動をとるのに
プレイヤー車の存在には意に介してないようでぶつかって来る。
なかなかイラつく!
まぁ1面は最高スピードで爆走するよりも、ゆっくりめに走行して
確実に敵車を避けるのが吉。

ここを越えれば難易度は低下する。



色々ツッコミ所が多く
深く考えず、ゲームを楽しむのがベターだろうか?
パッケージを見てラクダの影絵みたいのを見て

「こいつぁ多分、ヤベェな…」

という直感があったが
まさにそれを裏切る事はなかった…



しかし、これだけカオスにして
「パリダカ」の名を冠してよかったんだろうか?

普通に

「『惑星HIGEJIN』で行われる
 ならず者しか参加しない何でもありの大レース。
 優勝者には惑星の支配する権利が与えられるという。
 主人公は自身の車を改造し、レースに挑む」

みたいな地球ではない別の惑星での話にすればよかったのになぁ…





ここからがネタバレ






















色々ツッコミどころというか感想をと…

開始時

『カーマニア倶楽部』

に行くと、

「『りんく株式会社』ってところが最近儲かっているみたいよ
 もしよかったら紹介状書こうか」

というので書いてもらって『りんく株式会社』に行くと
それだけでスポンサーになってもらえる。

銀行の暗証番号は『池田課長』が知っているとの事で
『池田課長』探しとなる。
『佐藤課長』と『斎藤課長』もウロウロしていて

『池田課長』を見つけると暗証番号を教えてもらえ
「みつとも銀行」に行くとお金をもらえ

そこで
『オートセンター』に行って車を買う。
仲間が必要との事で

『カーマニア倶楽部』に行くと
反射神経を鍛えるミニゲームがあり
それで5段階評価でパートナーを雇える。

多くの〇の中で1つに『A』か『B』が小さく表示されるので
それを押すという反射神経を試すゲーム。
お手付きするとペナルティとして1秒増える。

『ラリー協会』に行くとエントリーとなり晴れて出場となる。


いきなり紹介状書いてもらえて
それから即座にスポンサーになってもらえて500万円もらえるっていいよね。
誰か髭人に紹介状書いてくれないだろうか?
このゲームのノリに合わせて言ってみたけど空しい…


各ステージの感想。

・ステージ1
 車が貧弱で敵車の動きがいやらしく
 弾を撃てないのでキツイ。

・ステージ2
 敵を巻く技術が必要。
 何度かやっていれば身につくけどね。

・ステージ3
 下方から火が吹き出すところで
 車を降りてジャンプでスイッチを押しに行く。
 何やねんそれは…
 そして、火に当たろうが大岩に当たろうが
 無傷な主人公、あまりにも強靭…

・ステージ4
 水場の足場を確保する為に、また降りる主人公
 水に落ちると水底を歩ける…
 何者なんだ?コイツは…

 それから海中に入る車
 ミサイル(魚雷)などをかいくぐりながら進むが
 タコやエビに触れてダメージって何なん。

・ステージ5
 砂漠、パリダカらしく曲もパリダカ。
 ラクダは強い…
 イカダはだるい…
 ってかステージ4で海中を進めるのに
 川に落ちるとダメってなんなん?

・ステージ6
 思わず笑ってしまった戦場。
 こんな紛争地域で何でラリーやってんだよ…
 中止にせい!

・ステージ7
 道幅狭い!
 ドリフトをよく使うような普通のレースにしていれば
 良かったんじゃないのかねぇ…



エンディングはパートナーと共に夕日を見る。

その後

『せいせきはぴょう!』(ゲーム中の正式表示)

『!』付けるなら『っ』入れろや…

総合タイム

「19:50」

を切れれば1位になれる。

2人が表彰台に立ち、パレードをやって
スタッフロールもなく
車がはるか遠くに走り去り

「END」

と、出て終了。
あれ?
最初は『素晴らしい何か』はいつ始まるの?
それとも既にあったの?
分からん…

ちなみに髭人はパートナーをDランクの
『マリアン』にしたんだけどさ~。
名前からして女のはずなのに
4面やエンディングで車から出て来たパートナーは明らかに男だったんだけど…
(パートナー決定時には表示されない)
ガッカリだぜ…
その意外な性転換が素晴らしい何かだったのだろうか?

本作は

『優勝すれば素晴らしい何かが待っている』って話だった。

優勝してもハッキリ言って素晴らしい何かは一切、なかった。
しかし、レース中に素晴らしいネタに関して言えば十分に頂いたよ!!
ありがとう!

『パリ・ダカール・ラリー』





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