紙の月 ★★★★

紙の月　★★★★

　　　監督　吉田　大八
　　　出演　宮沢　りえ
　　　　　　池松　壮亮
　　　　　　小林　聡美
　　　　　　大島　優子

　　　２０１４年　　　日本

時々ニュースなんかでもある女性銀行員の横領事件ですが、きっとこんな感じなんでしょうね・・・

主人公であるひとりの主婦が、どんどん堕ちていく姿を描いているのだけれど、それに反してどんどん綺麗になっていくんだよね！

でも、この主婦はそもそもそこそこ幸せだっただろうに、それを捨てた理由ってなに？
息がつまるような繰り返される毎日？いかにも夫の鏡ち思われるダンナのつまらなさ？でも、こんなことって誰にでもあるでしょ？
いったい彼女をここまで駆り立てたものはなんなのでしょうか？

そんな彼女が最後の最後にとる行動に「へ～っ、そうするのか・・・」と思ったほどです

あの彼女は、一生逃げ通せるのでしょうか？

天才スピヴェット ★★★★

天才スピヴェット　★★★★

　　　　　監督　ジャン＝ピエール・ジュネ
　　　　　出演　カイル・キャレット
　　　　　　　　ヘレナ・ボナム・カーター

　　　　２０１３年　　フランス・カナダ合作

これまで、ひまひまは３Ｄ映画というものがあまり好きではなくこれまで２度ほどしか映画館でみたことはありませんでした。

この作品も会場に着くまで３Ｄだとは知らず、行って初めて気付いたひまひまです。

そんなひまひまが、これを見て初めて「あ～３Ｄもいいな～」と思えました。

特にスピヴェットが頭の中で色々なことを考えていたりするとその映像が画面に小さく出るのですがその出し方が３Ｄならではで、これは素晴らしい！と思えた瞬間でした。

全体の映像の色も、とてもキレイでまるで自分が映画の中にいるかのようでした。

ストーリーも、自分の能力を身近な大人が誰も分かってくれず、弟が亡くなったことで心に傷を負った一人の少年が、家出したことで家族の絆を取り戻すという、分かりやすいものですが、そこに書ききれない素敵な言葉もあり見る人をほっこりさせます。

窓をつたう水滴のように思うままに生きられないなど、本当に何度かなるほどと思わせるセリフもあります。

メイド・イン・チャイナ ★★★★

メイド・イン・チャイナ　　★★★★

　　　　　監督　キム・ドンフ
　　　　　出演　パク・ギウン
　　　　　　　　ハン・チェア

　　　　2014年　　　韓国


まず、驚いたのが韓国でも中国製品が好まれないということ・・・（こうも突きつけられると、中国も真剣に考えなければいけないよね・・）

でも、そんな中国製品を偽って売る自国（ここでは韓国）の人は、もっとクズな人間だ（これも日本であった食品偽装に似ているよ！）

ウナギを輸入しようとしていたのは、何も知らない真面目な人なのに・・・（でも、それを食べて育った自分だって「メイド・イン・チャイナ」だという悲しい叫び）

息苦しいようなそんな中でも、主人公チェと食品監視員のミの関係は、ちょっとホッとする。

食品の問題から民族問題まで、色々なことを考えさせられる作品でした。（パク・ギウンssiは、相変わらず男前でした）

君と歩く世界 ★★★

君と歩く世界　★★★

　　　　　監督　ジャック・オーディアール
　　　　　出演　マリオン・コティヤール
　　　　　　　　マティアス・スーナールツ

　　　　　２０１２年　　フランス・ベルギー合作

ステファニーの足がなくなった後はＣＧらしいのですが、これがどう見てもＣＧに見えず　す・すごい！！と思いました。
海を泳ぐシーンや、ベッドシーンには、本当に驚きました。

ただこの映画ほど、全てにうまく行くと思えないのですが・・・（ちょっとやりすぎ感がありますよね・・・）

とにかくリアルな感じは良かったです。

隣人 ★★★★

隣人　★★★★

　　　　　監督　キム・フィ
　　　　　出演　キム・ソンギュン　
　　　　　　　　キム・セロン
　　　　　　　　マ・ドンソク
　　　　　　　　キム・ユンジン

　　　　　２０１２年　　韓国

いや～

この作品をそれほど期待していなかったのに、面白かった！！

キム・セロンちゃんはやっぱり凄いね！！

そして、キム・ユンジンssiとの親子関係もなかなかグッとこさせます！！

それにしても、とにかく怖い！！

あの犯人がなぜ殺人を犯すのかというのは全く描かれていないため、単に殺人を犯すというサイコパスなのでしょうが・・・

どきどき満載で、出演している人々が上手く生かされていて、「ほぉ～」なるほどと納得させられるところも沢山あります。

怖い映画を見たいなら、おすすめです！

俺はまだ本気出していないだけ ★★★

俺はまだ本気出していないだけ　★★★

　　　　　監督　福田　雄一
　　　　　出演　堤　真一
　　　　　　　　橋本　愛
　　　　　　　　生瀬　勝久
　　　　　　　　山田　孝之

　　　　　２０１３年　　日本

ゆる～い話しで、ひまひまは原作も読んでいませんが、そんな中でちょっと考えさせられることもあり、思っていたより面白く見られました。

ただ、もうちょっと話しが長いかな・・・

娘役の橋本ssiも良いが、控えめな山田ssiもとってもいいです。

この題名からふざけた映画だと見ないのは、惜しいです。

整形外科医 ★

整形外科医　★

　　　　　監督　　キム・ソンホン
　　　　　出演　　キム・チャンワン　
　　　　　　　　　ペ・ソウン　　

　　　　　２０１３年　韓国

これは結、精神的におかしいおじさんがドンドン人を殺すっていう映画です。

本当に、初恋の女性に振られたことでカッとして、殺しちゃった後忘れられず、やってきた患者を自分の好みの顔に変え結婚までしたのに、その妻が不倫し再び頭にきてドンドン人を殺すってなんだかな～って話しだった。

でもって、整形外科医があの人ってのもね・・・

はじまりは５つ星ホテルから ★★★

はじまりは５つ星ホテルから　★★★

　　　　　監督　マリア・ソーレ・トニャッツィ
　　　　　出演　マルゲリータ・ブイ
　　　　　　　　ステファノ・アコルシ
　　　　　　　　レスリー・マンビル

　　　　　２０１３年　　　イタリア

見始めた時、フランス映画と思うくらいの雰囲気がある映画でした。

なのかが怒るわけでものなく、淡々と描かれる映画ですが、ひとりの女性が仕事と共に生きていく姿が描かれています。

ただ、ひまひまがちょっと驚いたのは、結婚の形態など気にしないイタリアでも、妹は姉に「この先年をとり、ひとりでいてどうするの？」と言われていたことです。（こういうのは、全世界共通なのでしょうか？）