大丈夫か？日本

昨日、パナソニックが7000億円の赤字の見込みを発表していました。
シャープも赤字、家電関連企業の大幅な赤字は日本の今後の景気動向に暗雲を示すものとなってしまった。
そもそも日本にこれだけの多くの家電メーカーが必要なのだろうか？それぞれで設備投資や開発研究費をかけ、国際競争力を持つだけの余裕がないのでは？
一方、お隣の韓国では、家電も車も企業を絞り込み、国策として世界に打って出ている。結果は見えていたのではないでしょうか。

中小企業はここ数年で、倒産や合併などで随分淘汰されてきました。
私の会社の業界でも、全盛期には全国で1300社程あった会社が、今では400社程度に集約されてきました。結果この厳しい10年を乗り越えてきた会社は、ある程度安定した収益を出しています。

なぜ大企業は淘汰されていかないのか？
日本の政策は、社会的な影響が大きいからと、大企業には甘いことが多いような気がします。その点、中小企業はもっと緊迫した現実と向かい合いながら、常に商売を続けています。中小企業では、パナソニックのように売り上げの10％もの赤字を2年も続けたら、倒産か廃業かを選択しなければならない。

もっと言えば、今の日本は大丈夫なんでしょうか？
800兆円を超える負債を抱えながらも、打つ手なしの状態。
この負債は、国民一人当たり700万円を超えるものです。
今の政府に期待も出来ず、今後政局が変わっても妙案が出そうな気配すらうかがえません。
一市民が頭を抱えても、どうしようもない事・・・。
ただただ、一生懸命に家業を営むしかありません。