丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

脱皮

2007年08月20日 | 四方山話
 脱皮するのは爬虫類の特権であって、哺乳類には関係ないと思っていたら、もっとも身近な哺乳類が脱皮している。

♪それは何かと尋ねたら(ベンベン)、うちの亭主・うちの亭主・うちの亭主!!

 そう、只今亭主は脱皮の真っ最中なのだ。思い起こせば二週間ほど前の日曜日、亭主と子供達は二色浜へ遊びに行った。その日はカンカン照りで、殺人的な好天気だった。
 帰ってきた亭主といえば、頭のテッペン(ハゲなもので)から、背中にかけて、真っ赤。ステーキで言えば、ウェルダン? 魚で言えば、遠赤外線グリルでこんがり?? そんな比喩がぴったりくるような見事な焼きが入っていた。案の定、二晩ほど「痛い~、痛い~。」と悶えながら苦しんでいた。
 さて、喉元すぎれば暑さ忘れるという奴で、痛みが取れたらすっかり頭のテッペンと背中の事は忘れて、子供と遊びまわっていたのだが……。

 三日ほど前から来ましたよ、ついに。脱皮が。ぼろぼろと頭から巨大なフケが剥離し、身体からもメリメリと黒ずんだ薄皮がめくれ、ああああ、なんと汚いことか!!
 それも痒いものだからボリボリ掻くと、あたり一面に亭主の皮が飛び散り、積もって行く……。これを汚いと言わずして、なんと言おうか。

 今朝も掃除機で散らばっている亭主の破片を吸い込みながら、早く脱皮が終らないかと溜息をつくちえぞーであった……。



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