2002.04.18[上丹生~漆ヶ滝~霊仙山~榑ヶ畑~醒ヶ井養鱒場~上丹生]with MIK
この3月にフクジュソウを見にこの霊仙山に登ろうと思っていたが、なかなか時間がとれず、そうこうしているうちに今年は春の訪れが早かったせいもあって、雪解けの季節は過ぎてしまった。フクジュソウはまたの機会として漆ヶ滝にも久しぶりに訪れてみたく、それにはヒルの発生する5月以前にと、この時期にやって来た。谷山谷はまさに春真っ盛り。汚れのない柔らかい包み込れるような新緑に所々薄ピンクの山桜が咲き、道端にはイチリンソウ、ムラサキケマン、ハシリドコロ、ウマノアシガタなどの花々が競って咲き、珍しいヤマシャクヤクの大きな花も見られ、山鳥達の合唱も聞こえる。漆ヶ滝は豊富な水を細かく跳ねとばしながら、惜しげもなくマイナスイオンを発散させている。滝上流のイチリンソウの群落は本当に見事だ。稜線に達するとそこはまた別世界。カルスト高原で、いたる所にカレンフェルストの白い岩が乱立し、駆け抜ける風はまさに春のそよ風。まだ花には早いトリカブトやイチリンソウがあちこちで群落を作っている。ただ一つだけ残念なのは春がすみか遠くの景色がはっきり見えないところぐらいである。いつまでものんびりしたいところであるが、それでは日が暮れてまた日が昇り季節は夏になり干からびてしまう。しかしそう気分のいいことばかりではない。山頂付近の斜面で所々見られたのが福寿草の根こそぎ採取痕。園芸用の過保護な福寿草と違い、こういうところで育っているものは厳しい風雪に耐え生きているものなので下界に持ち帰っても急激な環境の違いから、簡単には育たないと思うのだが。でもそんな育つ育たないよりも山の花は山で見るのが一番美しいのである。とにかく獲らないように。獲っているものがあればしばいてでも止めさせなければならない。さて、ブツブツばかり言ってたら本当に日が暮れてしまう。下山下山。クサボケやハルリンドウ、さらにしつこくイチリンソウの咲く道を高度を下げていく。榑ヶ畑の売店で一休止。売店のおじさんと花や蝶の乱獲はいけないなどと話がはずみ思わぬ大休止となるがこれまた日が暮れてしまうではないかと気が付き、イカンイカンとさらに山道を下っていく。林道に下りたってしばらく歩いていると消防の救急自動車がサイレンをけたたましく鳴り響かせ山を登っていく。誰か怪我でもしたのか?大した怪我ではなければいいが。それにしても車など全く通らない林道をいくら救急とはいえサイレンを鳴り響かせるというのはも意味なのではないだろうか。養鱒場からは大きな鱒の泳ぐ川をずっと見下ろしながら、この鱒達は養鱒場から逃げ出してきたのだろうかなどと考えつつ上丹生の駐車場に戻っていった。
この3月にフクジュソウを見にこの霊仙山に登ろうと思っていたが、なかなか時間がとれず、そうこうしているうちに今年は春の訪れが早かったせいもあって、雪解けの季節は過ぎてしまった。フクジュソウはまたの機会として漆ヶ滝にも久しぶりに訪れてみたく、それにはヒルの発生する5月以前にと、この時期にやって来た。谷山谷はまさに春真っ盛り。汚れのない柔らかい包み込れるような新緑に所々薄ピンクの山桜が咲き、道端にはイチリンソウ、ムラサキケマン、ハシリドコロ、ウマノアシガタなどの花々が競って咲き、珍しいヤマシャクヤクの大きな花も見られ、山鳥達の合唱も聞こえる。漆ヶ滝は豊富な水を細かく跳ねとばしながら、惜しげもなくマイナスイオンを発散させている。滝上流のイチリンソウの群落は本当に見事だ。稜線に達するとそこはまた別世界。カルスト高原で、いたる所にカレンフェルストの白い岩が乱立し、駆け抜ける風はまさに春のそよ風。まだ花には早いトリカブトやイチリンソウがあちこちで群落を作っている。ただ一つだけ残念なのは春がすみか遠くの景色がはっきり見えないところぐらいである。いつまでものんびりしたいところであるが、それでは日が暮れてまた日が昇り季節は夏になり干からびてしまう。しかしそう気分のいいことばかりではない。山頂付近の斜面で所々見られたのが福寿草の根こそぎ採取痕。園芸用の過保護な福寿草と違い、こういうところで育っているものは厳しい風雪に耐え生きているものなので下界に持ち帰っても急激な環境の違いから、簡単には育たないと思うのだが。でもそんな育つ育たないよりも山の花は山で見るのが一番美しいのである。とにかく獲らないように。獲っているものがあればしばいてでも止めさせなければならない。さて、ブツブツばかり言ってたら本当に日が暮れてしまう。下山下山。クサボケやハルリンドウ、さらにしつこくイチリンソウの咲く道を高度を下げていく。榑ヶ畑の売店で一休止。売店のおじさんと花や蝶の乱獲はいけないなどと話がはずみ思わぬ大休止となるがこれまた日が暮れてしまうではないかと気が付き、イカンイカンとさらに山道を下っていく。林道に下りたってしばらく歩いていると消防の救急自動車がサイレンをけたたましく鳴り響かせ山を登っていく。誰か怪我でもしたのか?大した怪我ではなければいいが。それにしても車など全く通らない林道をいくら救急とはいえサイレンを鳴り響かせるというのはも意味なのではないだろうか。養鱒場からは大きな鱒の泳ぐ川をずっと見下ろしながら、この鱒達は養鱒場から逃げ出してきたのだろうかなどと考えつつ上丹生の駐車場に戻っていった。
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