滋賀県・京都府とその周辺の山と滝

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

1992.07.25-26 中央アルプス/木曽駒ヶ岳・夫婦滝・伊勢滝・不動滝

1992-07-26 18:41:16 | 中部地方の山と滝
1992.07.25-26[千畳敷~極楽平~宝剣岳~中岳~キャンプ場、キャンプ場~駒ヶ岳~中岳~駒飼の池~濃ヶ池~夫婦滝~七合目~伊勢滝~不動滝~駒ヶ根橋]
テントを担いで木曽駒に登る。行きはロープウェー。高山植物が咲き誇る一番よい時期に高山に登りたいがその時期山小屋はどこも超満員。一人あたりのスペースは半畳が普通。それがいやなので重たいキャンプ道具一式を持ってきた。案の定、ロープウェーも千畳敷カールも観光客であふれかえっている。逃げ出すように極楽平から宝剣岳へ。宝剣岳まで来ると観光客はいないしのんびりする。中岳と木曽駒ヶ岳との鞍部のキャンプ場にテントを張る。テント場は広く隣と充分に距離をとれるのがうれしい。雪渓が近くにあり冷たい水も流れている。まだ午後陽もそれほど傾いていないので山頂に登ったり近くを散策したりのんびり満喫する。小屋を見ると一旦宿泊者を表に追い出し整理している。この分だと一人半畳より狭いかもしれない。でもテントはのんびり。夕食後は満点の夜空を見上げお茶を飲む。翌日も晴天。山頂から刻々と明けゆく空と山々をリアルタイムで見るのは最高の贅沢。寒さなど気にならない。陽もすっかり昇ってからテントに戻りゆっくり朝食。濃ヶ池からそのまま山を下る。途中急な雪渓を横切るときは緊張したが順調に伊勢滝へ。しかしここからの長い長い林道歩きがこたえた。重い荷物を担いでの日差しのきつい林道歩きは思いのほか体力を使う。4時間後に麓の駐車場に戻りついたころはヘトヘトに疲れ切ってしまった。


高山性のセリ科の花、シラネニンジンかな?


極楽平への登りから見る宝剣岳


ハクサンイチゲがちょうど見頃


イワベンケイの花


宝剣岳より中岳と駒ヶ岳を見る


こちらは宝剣岳より南の中央アルプスの峰々。手前から熊沢岳、空木岳、南駒ヶ岳


イワウメの花


南アルプス越しに富士山が望める


日が傾き始めた。これから日の入りまでが美しい。奥の山は御嶽山


幾重にも重なる山々


色が徐々に変化してきた


山頂ケルンと御嶽山


シルクのような薄いやさしい雲が御嶽山麓を覆う


御嶽山が大海原に浮かぶ孤島のように見える


いよいよ日が沈む。急激に空の色は変化する


ちょうど御嶽山に日が沈む


日が沈むと上空のうろこ雲が紫色に変化した


ほんの一時雲の底が赤く輝き、そして日が暮れた。左は御嶽山、右は乗鞍岳


さて翌朝。空が白みはじめ、南アルプス白根三山と塩見岳の間から富士山がその姿を現した


八ヶ岳と南アルプスの間からは奥秩父の山々(金峰山など)が見える。右の尖った山は甲斐駒ヶ岳


こちらは霧ヶ峰や美ヶ原方面。奥の山は浅間山


再び南アルプス白根三山、塩見岳、富士山。みるみる色が変わってくる


北には北アルプスの峰々が。乗鞍岳、笠ヶ岳、穂高岳、槍ヶ岳などが見える


そして再び南アルプス白根三山、塩見岳、富士山。短時間のうちにこんなに変化が楽しめるのは朝のこの時間に限定される


御嶽山もすっかり朝を迎えた


中岳から宝剣山荘、天狗荘を見下ろす。後ろの山は宝剣岳。背景は南アルプス南部の山々


黒川源流の谷の向こうに聳えるのは甲斐駒ヶ岳


駒飼の池まで下って見上げる中岳


濃ヶ池へと続くトラバースルートから眺める南アルプスの名峰そろい踏み。左から甲斐駒ヶ岳2967m、仙丈ヶ岳3033m、北岳3193m、間ノ岳3189m、農鳥岳3026m、うっすら富士が望め、その右は塩見岳3047m。贅沢な眺めだ


シナノキンバイの花


黄色く遠くからでも見分けの付く花です


林道まで下ってゆくと伊勢滝が見える


ホタルブクロの花


長い退屈で体力を使う林道。ところどころに咲く美しい花がひととき辛さを忘れさせてくれる


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