滋賀県・京都府とその周辺の山と滝

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2021.08.28 京都西山/西芳寺川の小滝たち2@暑いので午前中だけ

2021-08-28 17:20:39 | 京都の山(北山以外)
2021.08.28[山田葉室町パーキング08:01〜08:11西芳寺(苔寺)〜08:15京都一周トレイルとの分岐〜08:26一本杉登り口08:28〜08:53一本杉東の谷ツメ(尾根合流点)〜09:01一本杉西の谷ツメ(尾根下降点)〜09:25一本杉登り口〜09:29坊城の谷登り口〜09:45坊城の谷二俣休憩所09:46〜10:07展望ピーク10:10〜10:15主尾根からの下降点〜10:34林道着地点10:39〜10:44滝の谷の滝10:46〜11:09坊城の谷登り口〜11:14一本杉登り口〜11:22京都一周トレイルとの分岐〜11:26西芳寺(苔寺)〜11:34山田葉室町パーキング](距離10.50km 累積標高416m)

<ルート情報>
○坊城の谷道、二俣休憩所からの中俣道=椿の谷?(登り)は、谷を離れるようになってから急登、その後左トラバースになるとやや道不明瞭、テープ等少ない。
○330m付近からの南西尾根道(下り)は、踏み跡明瞭だがやや細い。最後の標高差100mほどは徐々に急下りとなり最後の激下りはロープに頼る。
○滝の谷の滝へは左岸道からより、右岸踏み跡から行く方がよい。やや難ルート。

<日記>
この夏はあまり歩いていない。ちょっと体が鈍っているので、暑いのは承知で体力・体調維持のため山に出かけることに。
午後はおそらく猛暑(35度)を超えるか、もしくはそれにかなり近づくであろうという予報なので、歩きは午前中だけにしようと考え、さらに多少涼しいであろう谷道ということで、西芳寺川の滝を見ながら歩こうと出発。

見える滝を眺め、写真に収めつつ林道を上流に向かう。
以前来たときは冬だったので水量少なかったが、今回はまだお盆前後の長雨の影響で水量が多い状態なのだろうか、小さな支流にも滝がかかっているのが見える。特に左岸の2本目の支流(谷の名称不明)出合は2段4〜5mの滝がかかり、その奥に岩を濡らす程度だが落差7〜10mくらいあるのではないかと思われる滝が望める。いつかは下の滝を登って見に行かなくては。その先のベロベロの谷よりひとつ下流の小谷(谷の名称不明)にも水量は非常に少ないがいくつもの滝が見える。

一本杉東の谷に入ると、堰堤の上に予想もしていなかった立派な滝があるではないか。道からだと全景を見ることはできないので、斜面を転げ下り谷に下り立つが、倒木流木が散乱しており、近づけないし、やはりスッキリと全景を見ることができない。2つ滝が連続しており、下の滝は2mほど、上の滝は5mは優に超すと思える立派なものだけに残念だ。
またきょうは普通のランニングシューズを履いているので、急斜面に弱くかつ靴の中に土が入ってしまう。トレラン時以外いつもこの靴を履いてきたことを後悔するのにまた同じ過ちをしてしまった。登山道を歩くだけではもの足りず、すぐにこうしてルートを外れたりバリ道を選んでしまったりするのに……

これより上流にも小滝があり、道沿いにはキノコも多く顔を出している。フォトジェニックなキノコもあり、この谷道を登るのに予想以上の時間を費やした。
稜線に出て尾根を北にたどり、こんどは一本杉西の谷を下る。この源流域は不思議なくらい全くの平地で、なかなか谷の地形にならない。ヌタ場と小池を過ぎるとようやく傾斜がついてきて、すぐに水が流れ出す。
間もなく一本杉休憩所。やや大きめの一本杉を中心にベンチがいくつも整備されている。谷の名称となっている一本杉がここにあることは知らなかった。
西の谷は穏やかで、そのため湿地状の所もあって、道にもコケ類が生え、ところどころ水苔も見られる。
ようやく流れる水の音が岩を食んで大きくなってくると、小滝も現れだす。中でも橋の手前にある滝は見栄えよく、落差も3mを超えていそう。
しかし急流区間はあっと言う間に終わり西芳寺川本流が近づいてくる。足元に林道からでも見ることができる大きな滝を見ると、先ほど登った東の谷道と合流、すぐに林道に下り立つ。

林道を上流へ。今度は坊城の谷に入る。中流にある3mほどの滝は、なかなかフォトジェニック。岩にはえたコケや草がいい雰囲気を醸し出している。
最初の二俣は右へ、続いての二俣は左へと行く。ここも道が整備されており、なんでもない水流を渡る箇所にも橋が作られている。
しかし谷を離れて急登となり、左トラバース道になると、いくつもの踏み跡が入り乱れ、ややルートをたどりにくくなる。再び登りになると尾根に出るまでは道も細くなって、ルートもはずしやすい。

主尾根に出て展望所からの景色を楽しみ、左に伸びる支尾根に入る。道はしっかりしている。ただし最後は急坂直下降。ロープが設置されているので安心だが、なければ緊張するところ。
下りきった支流対岸には誰がつくったか突然ポツンと花壇があって、園芸種の花が咲いている。ちょっと違和感を感じる。

林道を少し登り、滝の谷にかかる滝を見に行く。この谷には左岸に道があるが、滝を見るためだけなら右岸を行く方が良い。やや難ルートではあるが立派な滝の直下にたどり着くことができる。
以前訪れたときは水量が少ない2条の滝として落ちていたが、今見るこの滝は右の流れだけになって勢いよく落ちている。落ち口の地形が変わったのだろうか。

さて今日はここまで、林道をのんびりと苔寺から駐車場へと戻る。
きょうは、おにやんま君2匹と虫除けスプレーふりまくりの甲斐あってか、アブなどの吸血虫は近寄れどすぐに退散、被害なしで快適に歩くことができた。



「山の神さん」にごあいさつ


「くさりの谷?」にある4~5m位の滝


左岸支流(谷名不詳)には出合に数mの小滝、その上に5m以上はあると思われる滝があるがほとんど水は流れていない


一本杉東の谷にも小滝が


一本杉西の谷にはそこそこ見栄えのいい滝が
落差は5m少々かな
少し戻って一本杉東の谷の道を辿ります


一本杉東の谷には林道から見える滝の上に砂防ダムがあり、さらにその上に2つの滝が連続してかかります
上の滝は5mはありそうな結構立派な滝です


さらに上流にはこんな滝も


キアミアシイグチ?


ベニイグチだと思う


一本杉東の谷沿いの道はよく整備されています
ちょっとした倒木にもこのように……


ベニナギナタタケだと思う


ベニヒガサだと思う




これもベニナギナタタケだと思う


これは何だろう
キクバナイグチの幼菌かな?


ドクベニタケでしょう
松林じゃないのでチシオハツじゃないと思う


一本杉西の谷を下ります
最初は平坦、その先に休憩所
一本杉休憩所です


一本杉休憩所の真ん中に聳える大きなスギが「一本杉」
一本じゃないけど


倒木の根元から水が湧いています


マツカゼソウ
ばっかり


一本杉西の谷は下流に行くほど傾斜が増します
途中そこそこ見栄えする滝があります


この道もよく整備されています


必要なさそうだけどロープも設置


出合近くの滝を上から
先ほど下から撮った滝です


ふつうにイタチタケでいいの?
ハイイロイタチタケじゃないよね
わかりません


「はちのすの谷?」出合の落差5mほどの滝




今度は「坊城の谷」を登ります


小滝がいくつかあるうち一番見栄えのいい滝、落差3m少々です


コケの胞子?


坊城の谷中俣(椿の谷?)を登ります
上部やや道は不明瞭
稜線出て少しで展望所です
これは南方を見たところ


北嵯峨を見たところ
広沢池、大覚寺、嵯峨釈迦堂、天龍寺などが見えます


同じ位置から愛宕山


初めての道を下ります
途中カマキリの抜けがらを見つけました


この道の最後、林道着地点は激下りです
ロープ設置あり


下りたところに花壇が


花壇の花


花壇の花


これは何谷だったっけ
滝の谷のひとつ下流側の谷です


滝の谷の滝に立ち寄り
流れが変わったのかな
左の流れが見えません


サワガニさん


油の谷休憩所


西芳寺川本流の流れ


林道をのんびり帰ります

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