9/23
今日はバスでキルグスのオシュまで移動する
中国側国境付近
バスターミナルに着くと闇両替がいたので、交換レート(事前にノートに記してある)を確認し13元だけ残して両替した
この地域かなり酷いです
情報によるとボーダーにも闇両替がいると聞いてたがイミグレーション付近では見かけなかった
まさかのバス故障!
バスは朝10時半ごろ出発した、ネットの情報だと30分・1時間は遅れるのは常にあるらしい、乗客は20人ぐらいで外国人は私とフランス人4人と南米系1人
中国側ボーダーで車中泊
約2時間で中国のイミグレに着いた、なんと出国手続きのパスポートチェックだけで4回は行った、てっきりここがボーダーだと思ってたがボーダーはもっと先でバスの中にイミグレの係員が2人同乗した
キリギス側ボーダー
ボーダーまではかなりありそうだが、バスが突然止まり故障した、多分エンジントラブルだ
キリギス側の入国審査小屋
カンボジアでもバス移動中に故障したが、その時はエアコンだったので窓を開けたまま走行し遅れは少なかった
これ以降、キリギス車窓光景
しかし今回は重症だ、運転手や乗務員では修理できず、助けを呼んだがすぐには直らず、ただひたすら待つだけ
途中の休憩で残りの中国元を全部使った、まさかこんなことが起こるとは思わない、この立往生の中、食事や買い物もできない、まだ中国領なのだ
代わりのバスが暗くなってからやっと到着した、乗り換えて出発したがボーダーは閉まってる、ボーダー前でバス泊した
翌朝ボーダーを抜ける前に乗客全員からお金の徴収があった、幾らか知らないが私はノー、ノーマネーと言って拒否した、現地人が爆笑した、もちろん他の外人ツーリストも拒否
多分、慣習的になってる賄賂だろう、中国側に払うのかそれともキリギス側かよく分からない、中央アジアは賄賂の国だと聞いてる
キリギスの入国は非常に簡単に済んだ、入国カードや税関申告など一切なし、それに比べて中国は出国するだけで物々しい検査だらけだ
キリギスの入国検査は小屋のような平屋で行われた、全く緊張なし
中国を抜けると一気に環境が変わった、人や家など全てがガラッと変わった、正直ほっとした
これで初めての中央アジアに足を踏み入れた、写真は車窓の汚い窓からなので分かりにくいと思う
一言で素晴らしい光景だ、荒れた山々から段々と草原に変わり村も出現、遊牧民がヒツジを誘導してたりする
結局、オシュには夕方6時ごろに到着、久しぶりの食事ラグマンを食べた
9/20~22
カシュガル到着、駅からバス28路線で市内へ
オールドタウン(老城)の外観
多分、開放東路を通り開放西路に入るだろうと予測してたら、西路手前で曲がり大勢の人が降りたので続いて降りた
オールドタウンの道は不規則なので某大手旅行書の地図では目的の老城ユースホステルが分かりにくかった
カシュガルの町は歩いて十分回れる、特にツーリストが行くのは町の北側のウイグル人が多く住むオールドタウン、南側は中国的な普通の町
オールドタウンは迷路のようになってるので、奥までは入るには勇気がいるね
古い建物が壊されるなどかなり開発が進み縮小してる、オールドタウンがなくなればカシュガルに来るツーリストは激減するだろう
ウルムチでもそうだが信号はあっても関係ない、だからメイン通りでは道路の端に柵をして渡れないようにしてる、反対側にわたるには地下道を使う
オールドタウンに入るには正規に入場料がいるが、他の場所から普通に入れるので払う必要はないと思う
入場料を取るほどオールドタウンは整備されてない(個人的にはそれが好いと思うけど)
物価はウルムチと比べてもかなり安い、スイカ・メロンの切れ端がウルムチ2元、ここでは1元、ビールはウルムチ10元、ここでは5元
逆に油断するとぼられる、気をつけないとウイグル人はツーリスト価格を要求する
オールドタウンの外からの景色は国際バザール近くのオールドタウンが良いと思う
モスクなどはインドなどと比べるとかなり見劣りする
中国に闇両替があるのを始めて知った、人民広場近くの中国銀行の入り口でウイグルのお爺さんが堂々と闇両替をしてる、当然銀行より条件は少しいい、銀行に入るときに声を掛けられたら多分闇両替だ
宿の老城ユースホステルは居心地がよすぎる、中庭でくつろぎ過ぎると沈没するかも、気をつけないと
9/19
ウルムチ駅9時39分発の列車でカシュガルへ発つ、硬臥寝台の下段を予約した、中及び上段は寝るだけで座ることができないので日中はかなりきついぞ
駅には売店があるので中国人同様にカップめんやパン・水などを買った、本当に中国人はカップめんが好きだ
中国のカップめんは非常に種類が多い、何をかっていいか分からない、それに味は非常に辛い(個人的な感想)
カップめん本体の中に具などのほかにフォークが入ってるので、箸などの心配は無い、それに列車の中には先日も触れたように給湯器が必ずある
食事は車内を弁当の販売員が回ってくるので心配ない、私は昼食にカップめんを食べたが夕食は弁当を食べた
ウルムチからカシュガル、天山山脈やタクラマカン砂漠を通る25時間の列車旅だ
出発して1回目の停車駅には売店などがあったが、それ以降の停車駅には売店が全く無かった、途中で冷えたビールを飲みたかったが失敗した、この日はノンアルコールデーになった
中国人は冷えてない温いビールを平気で飲む、だから買いだめができるが日本人には辛い
汚れた窓越しに写真を撮ってるのでかなりぼけ気味だ、所々に崩れた遺跡らしきものがあったり、山々の変化に圧倒される
9/18
今日は主に開放南路沿いの路地を散策した
BRT3号線で開放南路入り口付近で下車
ウルムチのBRT路線は旅人の取っては大変便利だ、路線が明確で料金も1元と統一されてる、さらに料金は停留所の入り口で乗車前に払うので分かりやすい
近代化が進むウルムチの中では比較的ウイグル色の強い地域だ
すれ違う人々の顔や言葉が違う、文字もウイグル語が多い、ウイグル語の新聞もある
ふと思ったんだけど、彼らは中国語が喋れるのか、書けるのか疑問に思った
少なくともウイグル文字と漢字はまったく違う、漢字を強要されるのはかなり屈辱だろう、それだけこの辺りは中国のイメージとはかけ離れてる
通りを歩いてると至るとこに10人ぐらいの警官が護衛服をまとい、睨みを利かしてる
たびたび暴動が起きるこの地域の緊張が手に取るようにわかる
開放南路は普通の開けた道路で全く興味なし
ちょっと路地の中をのぞくと、ウイグル人本来の生活が垣間見られる
中国にいることを忘れてしまう
この道路沿いには国際大バザールがあるが観光客が多いので素通りした
あちこちに有料の公共トイレが目に付く、入らなかったけど特に汚くなさそうだ
昼食によく分からないラーメンとスイカを食べた
この後、3800年前のミイラが陳列されてる博物館へ行った、中国にしてはなんと信じられない入場料が無料で~す
この博物館のトイレは本当にきれいだった、もちろん無料、しかしペーパーはありません
中国に限らず私はトイレットペーパーを常に持ち歩いてる、小さな店でバラで売ってるよ
中国には時差がなく北京タイムだけ、だから西のウルムチにくると夜はこの時期8時過ぎてやっと暗くなり始める、朝は7時ころまで暗い
結局、5時間遅れで上海へ発った
上海空港での両替は手数料が取られる
前回、税関前の両替所で50元の手数料をとられたので、今回、税関を出た外の両替所を使ったら60元をとられた
日本円にしたら約1,000円近くになる、信じられねー、ぼったくりだ
次回もし中国に行くとしたら、必要最少額を日本で両替することにしよう
上海の宿(ユースホステル)に着いたのは夜11ごろ
近くの食堂で、お決まりのチャーハンを食べて、この日はビールも飲まず寝た
9/17
早朝、虹橋空港までタクシーで、料金メーターは21元したが、運ちゃんが20元にまけてくれた、サンキュー
公共機関ならどこにでもある無料の給湯器、お茶なくして中国人の生活はじまらない
どこでもカップめんが食べられる環境だ
因みに、中国人はカップメンを普段から持ち歩いてる人が多い
ウルムチ到着、真直ぐウルムチ駅へ向かいカシュガルまでの寝台列車のチケットを購入した
相変わらずチケット購入には忍耐が必要だ、1時間もかかった
今回、窓口の係員が英語で対応してくれたのでラッキー!
宿チェックイン後、近くの屋台街で夕食
大盛りの焼きそば
愛国、団結 日本では死語になりかけてる言葉もある
騒動が多いウイグル自治区、政府の意気込み?が感じられる