アランヤプラート行バス
日本からバンコクへの格安チケット直行便はバンコク空港到着が深夜になることが多いらしい
タクシー飛ばしてカオサンで1泊するか、空港で夜を明かすか、深夜バス?・タクシーで移動して北バスターミナル又は列車の始発を利用するか悩んだが、結局ANA割引航空券の羽田深夜発バンコクAM5時着便にした。
羽田への利便性と早朝着後の行動性を重視した。
1912年4月6日出発
バンコク国際空港シャトルバス(無料)でバスターミナルへ移動、AM6時
アランヤプラート行きバスチケット購入(メモ書きを提示)、なぜかこのバスはカンボジア国境近くまで行く
他ルートはアランヤプラート市内が終点、そこからトウクトウクなどで国境へ移動するらしい
今回この方法にしたのはバンコク到着その日のうちにカンボジア・シェムリアップへ移動したいことと、カンボジア国境近くでの煩わしさを避けたかったからである。
AM7時26分バンコク発11時30分アランヤプラート着
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カンボジア側ボーダーおよび入国イミグレ
カンボジア国境終点近くになると、正装し首にスタッフプレートらしき物をぶら下げた男がバスに乗り込んできて外国人旅行者(私と欧米人カップル)を外に出るよう催促した。
外に出るとカンボジアビザを持ってるかと聞かれたのでとっさに持ってると言った(実はまだ取得してない)、持ってても手続きがある無料なのでと道路反対の事務所へ連れて行こうとしたが途中で隙を見て、タイ出国イミグレらしき建物に小走りに逃げ込んだ(実は事前調査で国境に向かって左側がタイ出国、右側がカンボジア入国イミグレだと記憶してた)。
とっさに、これが噂の国境たかり屋だと思ったからである
タイ出国手続きを済ませ次は第二関門のカンボジアビザ取得だ。
正式なビザ取得費用は20US$だが、堂々と政府係官は紙に書かれた“20ドル+100タイバーツ”を提示した
賄賂だがこれは予定通りで、トラブル回避の為払うことにしたが、欧米人の中には拒否する人もいた。
賄賂を拒否すると後ろに回され手続きを遅らせたりするようだ。
さて、カンボジアに入国すると最後の関門、シェムリアップ行き交通機関の獲得だ
情報によると入国ボーダーを出て右側の無料のシャトルバスでバスターミナルへ行き、そこで定期バスに乗り換えられるらしいが、ほとんど午前中に集中してるらしい。
停車中のシャトルバスに近づくと、またそれらしき格好の男から乗車を拒否された
シェムリアップまでの足がないことにたかろうとしてるのだ、当然拒否した。
日本人は私一人だが、心強い事に後から来た欧米人パッカーたちも私同様、誘いを断りバスが動くのを待った
やっとバスが動き出すと、またそれらしき男たちも乗り込んできた
バスターミナルに着くと情報通り午後は定期バスがない、後は乗合タクシーがあるがなぜか1人10ドルがあからさまに12ドルに書き換えられていたが、選択の余地はなく乗合タクシーで無事シェムリアップに到着した。(PM4時)
欧米人たちもカンボジア入国の一連の流れに誰を信じていいか判らず、戸惑いを感じてたらしく口を揃えて“どうしたらいいんだ”(もちろん英語で)とか“こんなひどいボーダーは初めてだ”とか言ってたのが印象的だった
この日の夕食、屋台村のようなところでチャーハンにビール、この旅の間、食事の横には常にビールがあるしチャーハンにはずれはない。
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今日はレンタル自転車(レンタル料1ドル)でアンコール遺跡の観光だ。
写真のような道をひたすら北上してると突然右手にアンールワットが現れる、感動するね!
アンコールワットを右手にさらに北上するとアンコールトムの南大門(写真)が見えてくる。
バイヨン寺院を後に、少し北上すると食堂・みやげ物屋が並ぶ中で昼食をとった。
アンコールトムは広大な敷地だ、一回りして東側の勝利の門を抜け、道なりに進むとタ・プロームに至る。
これは必見の価値あり!寺院のあちらこちらで写真のような樹木が生い茂った光景が見れる、年代を感じるぜ!
タ・プロームを後に南下するとアンコールワットの裏側(東側)に着いた。
裏側からアンコールワットに入ると写真のような野生のサルが数匹いて、観光客からスナックを奪ったり、近づくと襲いかかったりした。
危ない!危ない!
その後、堀沿いの木陰で昼寝の休憩をとった。
夕方近くアンコールワットの正面近くに行くと、写真のように地元の子供たちが堀の中で水遊びをしてる光景を目にした。
堀の向こうはアンコールワット正面入り口の橋である。
次はプノン・パケンの丘に登り、夕日とアンコールワットを眺めることだ、少し早いと思ったが丘に上ることにしたらもうすでに入場制限で寺院の下で並んでる、その後どんどん人が上がってきたが多分私の後半数ぐらいは入場をあきらめたと思う、早めに行って正解だった。
寺院の下で並ぶ 寺院からの夕日 遠くにアンコールワット
シェムリアップへ帰る、当然、街灯などはないので、暗くなるまでにと必死に自転車を飛ばした。
夜、初めての日本の家族との連絡を取る。
連絡はヤフーメールを利用する、世界どこからでもヤフージャパンを開き、先に登録してたID番号を入力することでアクセスできる、メールとしての機能以外に伝言板としても利用できるのでヒジョーに便利だ、ケータイなど荷物になるのは一切持たず、ネットカフェは大概の町にあるのでそこで日本語変換はできるのか確認し、当然海外のPCには慣れてないので係員にヤフージャパンまで開いてもらったりした。
家族の近況はメールの下書きに書いてもらうことでどこからでも確認できた、当然ID番号は家族にもオープンだ。
今回アンコール遺跡周りは1日で終えるが、遺跡は広範囲にわたっている少なくとも3日はかかるかなと個人的には思う、また来れる口実が出来たとかもしれないと前向きに考える。
まだ世界遺産を体験したのはは数少ないが、これが正しく世界遺産だと感動した
今日はトンレサップ湖までの遠出を計画してる。
トンレサップ湖は東南アジアで最大の湖だが今は暑期で極端に水量が少ない、とりあえず郊外の景色も観たいので出かけることにした。
東南アジアは乾季と雨季の間に暑気(4月~5月)があり、一年で一番暑い時期なのだが、この時期にわざわざ自転車で炎天下の中を還暦を迎えた男が長時間出かけるのかと女房がいたら完全に反対されるだろ。
すいません
写真にあるのは借りた自転車だがよく見ると日本語のシールや文字が目につく、日本製だ。
ほとんどが中古の日本製品で正規のルートで入ってきたのかわからないが、いずれにしろ日本では簡単に自転車を捨てたり、盗難にあっても届けない人が多いのでこのような所で活躍できればも本望だろ。
それに乗りなれた形なので非常に助かる。
午後、炎天下の中をトンレサップ湖に向かって出かけた、 やせるぞ!
途中の光景だがこの辺りは雨季になると湖になる、家も高床式だ。 やっと湖水が見えたがこれ以上先には進めない。
なにしろ暑い 疲れた時は即、休憩とチョー甘いアイスコーヒーと
だ 遠慮なく休憩するぞ!
夕方近く、パブストリートではハッピータイムでビールが半額になる、これは逃せない
夕食も兼ねてパブストリートへ出かけた。
近くにシェムリアップ川がある、この辺は落ち着ける。
夕方になると、よくビールを片手にベンチで寝転んだりボケーと時を過ごしたな。
シェムリアップは小さな町だが、通りにはファーストフードやコンビニの店も多い、そのせいか長期滞在風の欧米人も時々目にする、とくに物価が低いのが決め手だと思うが、こじんまりした町でのんびりするのもいいかも。個人的にはお気に入りだ。
昼は郊外の観光だが、夜は近くにコンビニ、バー・カフェ、マーケット、屋台があり、シェムアップ川まで歩いて行けるシヴォタ通りの南側付近に宿るのを個人的にはすすめる。
シヴォタ通り中間ぐらいの町並み
通り沿いの宿を予定してたが満室で、左写真のわき道奥のユースホステルに泊った。
余談だが、夜、近くのコンビニに行った帰り、雨の中を歩いていると後ろから“ヘイユー”と野太い声がしつこく聞こえるので振り返ると、女性が追いかけてくるではないか、声からにしてオカマだ、小走りにしたが敵もしつこく追ってくる、やばい
だと思った時、多分雨で化粧が落ちる事に気がついて、途中の軒下で止まった、助かった!
朝、ブノンペンへで移動だ。
オールドマーケット近くで、キャピタルツアーバス(バックパッカーには有名)に乗った。
移動中の景色、写真のように起伏のない平坦が延々と続く、途中野原でのトイレ停止が2度あったが、さすがに欧米系パッカーは慣れたもので女性も含めてちゅうちょなく行動した。
途中、エアコンの故障で何度か修理を試みたが復旧せず、結局窓や乗車口ドアを開けっ放しでブノンペンまで走った。
カンボジアに限らず、東南アジアでは何度か目にしたがバスの運転手は修理の技術も必要だ。途中、
休憩だ
ブノンペン着
市内、カンボジアの主都なのに信号が少ない、交通は無茶苦茶、無秩序、車線など関係なし早いもの勝ち状態だ
夜、宿近くの屋台群で食事する
焼き鳥と氷入りビールだ、ビールに氷を入れて飲むのは東南アジアでは常識だ
孵化する直前で茹でた卵を1つ食べた、食べ方が分からないので屋台のおねーちゃんに手伝ってもらったが、私が食べるのを見てみんなくすくす笑っていた、雛の形がかすかに見える、地元人は幾つも食べてる、パワーつくぜ