TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

ショットの選択(1451)

2009-01-17 00:06:06 | tennis
オーストラリア伊達さんはただひとり予選決勝へ進出です。

 同じく42度の熱すぎる日だったり、27度の寒い日だったりで大変らしいオーストラリア、芝生の大会でAゆみは準優勝したようですね。「芝生?」ぜんぜん関係ないよっ、という感じらしいです。ははは。



 先日、小さい子たちのレッスンの時、状況に応じたショットを選ぶ話をしました。正しいショットの選択ですね。

 まず、3つの状況「チャンス」「ニュートラル」「ピンチ」を説明。そして「チャンス→攻撃ボール」「ニュートラル→相手のチャンスにしない、やや攻撃的ボール」「ピンチ→逃げ球」を正しく選ぶ、という話をしました。いつも小さい子たちにこの話をする場合のたとえ話は、「おそば→おはし」「スープ→スプーン」「たこやき→つまようじ」と、正しい道具を用意しないと大変、例えばスープにつまようじだと飲み終わるのに10時間くらいかかちゃう!というように話します。

 たまたま、次の日、雨が降って、室内でミーティング(授業)をするのに、山形コーチに頂いた「2003年ワールドジュニア」の錦織圭の映像を見ました。

 前の日のお話のとおり、1つのラリーの中にドラマができます。ピンチを逃げ球でしのいでいるうちに、攻守逆転してエースをとったり…。

 ところが…。

 錦織がすごい事をしました。錦織がピンチに陥って、逃げ球を打つかと思ったら、なんと、そこからエースを決めたのです。昨日の子供たちへの説明に反した話になってきました。


 Jブレイクとのデルレイビーチ決勝のファイナルセット1-1、ブレイクのサーブをブレイクした(ややこしいな)バックハンドリターン(少しタイミングを遅らせて守備的リターンを打つかと思ったら、ストレートへの攻撃的リターンでエースを取りました)を思い出しました。あれと同じことを、すでに13歳のころにやっていたわけですね。

 ですから、子供たちには、これを説明しました。
「3つの状況に応じた正しい選択をして、正しいショットを当たり前に打つレベルの選手どうしのレベルの高い試合では、時に、相手をびっくりさせるために正しくないショットを使うことがある…でも技術がしっかりしてないと無理よ!!」

 もちろん、技術レベルの低い選手がこれをやっても、いたずらにミスを増やすばかりです。だから、技術の基本も大切だし、戦術の基本的な知識も大切です。


 そういえば、ITF埼玉の本戦1回戦で、Kずま相手にNしおかくんも使ってたな…と思い出しました。ベースラインに落ちたムーンボールを守備的に下がって返すかと思ったら、ベースライン後方3メートルからエースを決めてました。「ほう」と思いました。








おいしくいただきましたっ!Tさん、ありがとうございました。柔らかくてとってもおいしくてクセになりそうです。
コメント
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