daiozen (大王膳)

強くあらねばなりませぬ… 護るためにはどうしても!

女の一生

2007年11月26日 | 小さな本箱

題 名:女の一生
作家名:モーパッサン (斜陽貴族の息子。結婚生活に破れている。)
記入日:2007/11/26
評価度:④(当時のフランスの時代背景を見ながら読むと判りやすいだろう。)

(粗筋)
貴族の娘ジャンヌは幼い時から修道院で寄宿生活をしていた。
卒業したら修道女にと望まれるが、結婚に憬れていたジャンヌは実家に帰る。
ハンサムな若者と結ばれるが結婚生活のバラ色の夢は無残に砕け散る。
夫の不倫を知ってからジャンヌは夢を子供に託そうと思って妊娠する。
だが、期待していた子供は女タラシになってしまう。

(感想)
女性の権利が認められていなかった時代背景が色濃く反映している物語。
裕福な家庭の既婚女性の関心はパーティや恋愛遊戯であったようだ。
モーパッサンは貧乏貴族であり、女性に幻滅して「女の一生」を書いたの
だろうか。だが。モーパッサン本人も気ままな一生を送ったようではある。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。