ひつじ庵

北海道・旭川市と近郊を食べ歩いた足跡。
及び日々日常の標。

積み重ねられた王道の気品 つるや

2012-01-15 | ラーメン
某グルメサイトにてレビューの数が多い人気店。

それだけの評価の高さ,数の数百倍食べられている証しなのでしょう。


赤いテントになってから入ろう,食べようと思いつつここ数年。
とあるドカ雪でシバレる日に熱っ々の【つるや】さんのラーメンが
食べたくなりまして。

 

お昼時でしたが『運良く』お店横の駐車スペースにイン!(かなりラッキー
駐車スペースは他に道路をはさんでお店の前と斜め前の角。

駐車して車のドアをあけると「醤油」のいい香りが。
思わず「はぁ~ン」と心の中で溜息が漏れます。
(お店前や角の駐車場にはこの香りは届かないと思います -爆-)


タクシーからの年配の女性客二名と同時に店内イン,小上がりに家族客が一組。
無人のカウンター席に着くとすぐに観光らしいグループ,食べ慣れてそうな
老夫婦と次々に席が埋っていきます。

  

何せ「四十年の歴史」を刻んできた正に【老舗】です。
観光客から食べ親しんだみなさんにそれぞれ「みそ・塩・正油」の譲れない
こだわりがあるでしょうが私は定番のこだわり,「塩」を注文。


この日の私の「塩ラーメン」をつくっていただくキャストは「麺茹で職人の母さんと
息子さん」です。ご主人は昼休憩かな? 私のラーメンの後に息子さんと交代で
出てこられました&注文受けと配膳のお姉さん二人(お一人は息子さんの奥さん?)


カウンターはコンサート会場のかぶりつき,こちらのラーメンをつくる様を
間近でのライブ


注文客数の丼の配膳,普通・大盛りの注文に対しての母さんの的確な麺の
鍋入れ,注文を受けてからのロット・チャーシューの枚数切り(カット)
スープを丼に入れるのはご主人(or 息子さん)
トッピングは「阿吽の呼吸」での母さんと息子さん(or ご主人)。

目の前でこのあまりにも手際の良いラーメンのつくりは
表現が少しオーバーですが正に「ライブ」です。


「お待ちどぅさま,塩ラーメンです」と
出来立てをカウンター越しに供する母さん。

すいません,私のレビュー
「食」に対して「前置き」が長くて
私的に「お店のチョイスからお店を出るまで」がレビューの対象だと
勝手に理解(レビュー対象)としておりますので。


数年ぶりにご対面の「塩ラーメン」はやはり黄金色,湯気は立っていません (喜)
スープの表面は「塩」だとわかりずらいですがしっかりとラードで
覆われています。



丼の中は当然的にすぐにすすりたいスープの中に麺はもちろん中太の塩メンマ
緑の美しい青ねぎのきざみに厚切りのチャーシューと至ってシンプル。


サっ
わかっていて・・・ お約束でスープを。



 あ゛ぢぃ゛~゛~゛!゛

舌と口の中はもちろん,喉を通って胃に落ちるまでその「熱さ」は変わりません!
猫舌の方はご注意を

この数店,スープのぬるいお店に当たっていたので
俄然「食する」テンション です。


 -「つるや」さんの「塩」に対しての私的考察 -

いついただいても「とって~~も懐かしい味」です,昭和回顧。
鳥ガラがベースにトンコツではなくゲン骨,そして「あるある」とほんのり
優しく感じる魚介と海草出汁系の後味。

塩ラーメンですが「塩」が尖ったラーメンではなく上記の素材が
「絶妙」というか「ギリギリ」のバランスでの「良い意味での塩味」。
すいません,表現が面倒くさくて (苦笑)
でも「塩(ラーメン)」という「食」は【ベース,】【スープ】,【こだわり】,etc と
いったものが「一番」
麺は加藤製麺さんの縮れの少ないやや細麺。
スープとの絡みもよく,母さんの「職人芸」が感じられます。



チャーシューは上記のごとくモモかロースの厚切り
好みが分かれるところですが味のしっかりしたちょっとかため。
一枚でも食べごたえ十分です。



麺をすするのに箸を上下するとここでようやく立つ湯気。
最後まで熱々の久々の一杯でした。


 ごちそうさまー!



ラーメン専門 つるや
旭川市四条通19丁目左10
0166-31-5814
営業時間:11:00~19:30(早じまいあり)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)




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