2・3カ月前、「吾輩は猫である」を読み直していることを書きました。
その後、連続はしていませんが、「三四郎」を読み、いまは「それから」を読んでいます。これに「門」を合わせて三部作といわれているようです。
中高生のときに、いずれも読みました。読後感はほとんど覚えていませんが、「門」はかなり難解というか、頭に入ってこなかった記憶があります。
逆に言えば、「三四郎」や「それから」はとくに難しさも感じなかったことになりますが、いま、改めて読んでみるととんでもない!
主人公の主張や考え方が、すんなり頭に入ってこないことが多々あります。何度か読み返しても理解できない部分があります。
この年になってそう思うのなら、10代のころはどうだったのでしょうか。若さにまかせて読み進んだのか。わかったつもりになっていたのか。
一つ言えることは、同じ作品を読んでもその時々の状況によって思いは異なることですね。