もう聞き飽きたかもしれませんが、東京の新型コロナ感染者が8000人を超えました。「いずれ1万人を超える」という予想が現実的になっています。
勤務先ではこの1週間ほど、グループ会社を含めた感染情報が毎日にように伝わってきました。不思議なことではありませんよね。
不思議というか、理不尽に思えるのは、感染した人より濃厚接触者となった人のほうが、人に移すことはないとされるまでの期間が長いことです。
感染者は症状が出てから10日間かつ症状が治まってから72時間経過すれば、療養が解除されます。無症状者は陽性とされてから10日経過後です。
ところが濃厚接触者と認定されると、感染者が入院や宿泊施設に移動した場合はその日から、自宅療養の場合はその方の療養が解除された日から10日後まで、経過観察のため外出できなくなります。その期間は、感染者の10日と合わせると20日間になるわけです。
本人がいくら注意しても家族が感染することはあるでしょう。最近は子どもの感染も多くなっています。彼らに罪はありません。しかし、他の家族はまず濃厚接触者と認定されるでしょう。そして、20日の自宅待機となってしまいます。
在宅勤務ができるのならば、まだ救われます。しかし、そのような方ばかりではありません。出社しないとできない仕事も多くあります。
そうなると、出社していている人に負荷がかかり、最悪の場合は業務がストップしてしまいます。
欧米では基準を下げているようです。日本でも科学的根拠があるならば、柔軟に対応しないと社会がマヒしてしまいますね。