万歩径

自分の行動記録と転居先である紀伊田辺近郊の町の
情報紹介をしております

知の巨人 南方熊楠(その1)

2017-04-27 17:34:23 | 日記

田辺の3偉人のひとり 

世界的博物学者・南方熊楠

 

武蔵坊弁慶 合気道創設者・植芝盛平 世界的博物学者・南方熊楠

紀伊田辺の3偉人です

武蔵坊弁慶と植草盛平については既報の通りですが

数回に分けて南方熊楠(1862年~1941年)についてレポートします

 

今年は生誕150年でいろいろなイベントで盛り上げており

10月には田辺市が9人目の名誉市民として顕彰します

 

慶応3年(1862)和歌山市に生まれ 後半生37年間 田辺市で粘菌研究に努め

昭和16年(1941)に当地で生涯を終えました

居住地跡に南方熊楠顕彰館を設立して研究資料・業績を展示しております

平成2年 没後50周年記念で「南方熊楠賞」を制定

この賞は内外を問わず

民俗学、博物学の研究に顕著な業績を上げた研究者に贈られ

今年で27回を迎えます

 

<南方熊楠顕彰館>

外観

 

館内ロビー

 

2階展示フロアーから

 

引作の大クス

和歌山県と三重県の県境にある御浜町の引作神社境内にある樹齢1500年の

大楠が神社合祀により伐採されることになったが

南方熊楠、柳田国男などが尽力して危機を乗り越えた

しかし

平成19年に5本の大枝のうち1本が折損した

その一部を机として同館に寄贈展示されている

引作の大楠の大枝の一部分で作ったテーブル

 

 

 熊楠は和歌山市の清酒「世界一統」創業者南方弥兵衛の次男で

熊楠の弟三男常楠が事業を継承して現在は6代目となっている

銘柄は

大吟醸「熊楠」  特選本醸造「熊楠」  特選大吟醸「熊楠」です

 


白浜町 臨海地区

2017-04-06 09:59:31 | 日記

 

第17回 夕づくよ

 

今回は3月19日に完成した南方熊楠記念館新館で

大人の童話朗読会「夕づくよ」が開催され

この機会に白浜探訪をしたいと思い同館周辺を散策した

 

ここは白浜の北東部にあり

「フィールドミュージアム番所山」と呼ばれ

海と山が一体となった素晴らしい景観と珍しい生物・植物など

自然にあふれた地区で

夕日写真で有名な円月島もここにある

 

ここには

グラスボート乗り場 京都大学理学部白浜水族館

南方熊楠記念館 番所鼻灯台などがある

 

<臨海地区入口付近> 

<グラスボート乗り場>

<京都大学理学部校門>

 

<京都大学白浜水族館>

<フィールドミュージアム番所山入口>

<番所山案内板>

<番所山 旧遺跡碑 ・ 南方熊楠会館 建設之碑>

<南方熊楠記念会館>

正面が旧館、手前左が新館

<旧館内展示室 粘菌標本>

<旧館貴賓室>

正面に田辺湾が一望

<新館展示室>

 

<新館屋上からの眺望>

田辺方面を臨む

 

円月島 白浜温泉市街地方面を臨む

 

<フィールドミュージアム番所山>

昭和37年5月 昭和天皇行幸時の御製歌碑

「雨にけふる神島を見て紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふ」

 

番所山名称の由来は寛永20年(1643年)に紀州藩は異国船の来航を見張る為

ここに遠見番所を設け

田辺から与力36名が交代勤務したことから番所崎と言われた

 

<第17回 夕づくよ>

当初は新館屋上でサンセットを楽しみながらの朗読会だったが

当日は海風が強かったので旧館会議室で開催された

 

 

 白浜の北部に位置する臨海地区は温泉観光地の一端にありながら

世界的博物学者南方熊楠の世界を展示した記念館 京都大学白浜水族館があり

自然を学び 愛し 親しむ 最適な拠点

特に新館屋上の眺望は最高

白浜温泉に来られる時には是非ここまで足を延ばして見てください

近くには近畿大学水産研究所白浜実験場もあります

お勧めです

 

<番所山の桜>

番所山の広場の桜 ちらほら咲きですが

初めてマクロ(GRⅡ)で撮ってみました