田辺の3偉人のひとり
世界的博物学者・南方熊楠
武蔵坊弁慶 合気道創設者・植芝盛平 世界的博物学者・南方熊楠が
紀伊田辺の3偉人です
武蔵坊弁慶と植草盛平については既報の通りですが
数回に分けて南方熊楠(1862年~1941年)についてレポートします
今年は生誕150年でいろいろなイベントで盛り上げており
10月には田辺市が9人目の名誉市民として顕彰します
慶応3年(1862)和歌山市に生まれ 後半生37年間 田辺市で粘菌研究に努め
昭和16年(1941)に当地で生涯を終えました
居住地跡に南方熊楠顕彰館を設立して研究資料・業績を展示しております
平成2年 没後50周年記念で「南方熊楠賞」を制定
この賞は内外を問わず
民俗学、博物学の研究に顕著な業績を上げた研究者に贈られ
今年で27回を迎えます
<南方熊楠顕彰館>
外観
館内ロビー
2階展示フロアーから
引作の大クス
和歌山県と三重県の県境にある御浜町の引作神社境内にある樹齢1500年の
大楠が神社合祀により伐採されることになったが
南方熊楠、柳田国男などが尽力して危機を乗り越えた
しかし
平成19年に5本の大枝のうち1本が折損した
その一部を机として同館に寄贈展示されている
引作の大楠の大枝の一部分で作ったテーブル
熊楠は和歌山市の清酒「世界一統」創業者南方弥兵衛の次男で
熊楠の弟三男常楠が事業を継承して現在は6代目となっている
銘柄は
大吟醸「熊楠」 特選本醸造「熊楠」 特選大吟醸「熊楠」です