節分

「子供の頃になかった」と言う物はたくさんある。
農業も僕の子供の頃にはなかった農機具が登場したりして、「なんて便利、これさえあれば鬼に金棒だ」って。
当然パソコンもなかった。
パソコンで初めて年賀状を作ったのが辰年だった。
と言うことは、インターネットを開始して13年ってことが分かる。
あの頃はアナログ回線で、その後にADSL になり、やっと一昨年の秋に光が来た。
そうやって常に進化して行く。
我が家のホームページが出来たり、僕がブログをしたり日進月歩だ。

常に進化して行くなかで、西から猛烈な勢いで登場し、「昔からありましたけど」と言わんばかりに幅を利かせ出したのが恵方巻だ!!
間違いなく子供の頃はなかったし、磯野かつおだって節分は豆まきぐらいしかしてなかったと思う。
僕にとって恵方巻は最悪だ!!
のり巻き嫌いの僕に、あれを黙って全部食えとは、鬼畜の諸行ですよ。
途中、嗚咽をする。
涙が出る。
鬼の目にも涙だ。
鬼は2月3日が嫌いだろう。
僕もだ。
なら、買わなければと思うだろう。
ここ数年コンビニ店員が注文を取りに来るのだ。
知り合いなだけに、すんなり注文に応じている。
こんな訳わからん風習に踊らされているが、我が家は土用丑の日は素通りする。
一番忙しく、一番夏バテしそうな時期にスタミナをつけさせようと言う考えはまったくない。
鬼だ!!

ちなみに佐々木健介の家は節分はどうしているのだろう？
「鬼は外」と言いながら、チラリ北斗の方を見るのかな？

これを書いている時、ピンポーンとチャイムがなる。
恵方巻が届いたなって思ったら、農協の課長が立っていた。
7日からの行程表を持って来て下さった。
このブログを軽井沢の農家の人がどれだけ読んでいるかは知らんが、もし読んでいて「これだけは市場の人に言ってくれ!!」「これは言え!この野郎!!」
と言うことがあれば今の内にお願い致します。

その後、またチャイムがなった。
恵方巻が届いた。
恵方巻を南南東に投げ捨ててやろうかと思った。

初下ろし高枝伐りの巻

何て日だっ!!
この暖かさ(;＞_＜;)

雪解けの音を聞きながら、歩いて友人宅へ向かう。
僕は歩いているが、春は駆け足でやって来たようだ。
友人宅では友人がスリッパを温めて出迎えてくれた。
そして『有意義な時間を過ごせました』

近所にゴミ集積所の奥がもみの木林になていて、陽当たりが悪い。
そのせいで雪が降るとまったく溶けず、おまけにカーブ手前なので大変危険な所だ。
と言うことで、午後は暖かいから先日購入した高枝伐りで、枝打ちをすることにした。
僕の土地ではないので、秋の内に地主に状況を説明した上で、枝打ちをさせて欲しいとお願いしておいたのだ。
本来は雪が降る前にやりたかったのだけど、借りた高枝伐りを壊してしまったのと寒さに負けてやらず仕舞いでいた。

作業を始めると数分で汗だくとなった。
大きな枝を打つと意外にも、枝がこっちへ向かってきた。
逃げたが左手に直撃(>_<)
痛みでとっさに高枝伐りを離してしまうと、今度は高枝伐りのノコギリの刃が僕の顔目掛け、牙を向いて落ちてくる。
間一髪交わす。
危なかった(^_^;)
こんなに住民の為に頑張っているけど、枝打ちをしたことを気付くのか？
素通りする人もいたし、暇人何してやがる？って思われたかな？

さて、これから雪まきバイトの時間だ。
この暖かさでは行っても仕事にならないだろうけど。

キャンプイン

農業を始めて５回目の冬。
冬は絶対有意義に過ごしてやろうと思っているが、有意義に過ごしたためしがない。
冬遊んでいたら、何か働かなければと思うだろうし、バイトをしたらしたで、もっと遊んでおけばと後悔する。

今日から2月に入り、ゆる～いのほほ～んとした生活もだんだんと終わりに向かっている。

プロ野球もシーズンに向けて、今日からキャンプインだ。
球春到来？
もはや冬ではない。
春に開幕ダッシュして、秋に優勝するために今が肝心なのであろう。
農家もまったく同じである。
農家の本当の春はまだ先だが、春からスタートではない。
もう2月からレタスやキャベツ(玉菜)の播種、育苗が始まる。
実りある秋を向かえるために、今が肝心。
稼げた年はさながら優勝だろう。
去年のような稼げない年は、さながらDeNA 横浜ベイスターズのようなものだ。
プロ野球はキャンプを終え、3月下旬に開幕し、良い球を投げ、良い球を打ち、その球を追いかける。
僕達軽井沢の野菜農家は、3月下旬にレタスの定植が開幕だ。
良い玉のレタスを作るし、秋まで玉菜を追い続けるのである。

かと言って今日レタスの種蒔きをするわけではない。
軽井沢の他の地区の農家の方はもう蒔いているのかな？
茂沢地区とか。
軽井沢の農家の中でも、やっぱり一番は茂沢だろう。
その茂沢最近すごい!!
茂沢の人達は気付いているのか？
いや、もう茂沢では話題沸騰なのではないのか？
またドラマの話をしてしまい申し訳無いが触れさせてくれ。
水川あさみ主演のドラマ『シャアハウスの恋人』
シャアハウスには水川あさみの他に、大泉洋と谷原俊介が暮らしている。
そんな谷原章介の元へ別居中の奥さんから離婚届が送られてくる。
その離婚届に記載されている住所が軽井沢町茂沢965なのだ。
谷原章介が失踪してしまったので、奥さんは実家の茂沢へ戻ってきたと言う設定で、実家の酪農を手伝っている。
奥さん役は須藤理彩。
信濃追分や茂沢から見る浅間山のシーンもあった。
フィクションだけど、なんか茂沢に須藤理彩さんが住んでるかと思うと羨ましい。
ちなみに谷原章介は大泉洋が好きでキスシーンや抱きつくシーンもあった。
妻より男！？だから、妻のいる茂沢には会いに行けないのだろう。
軽井沢のホモ野郎にはたまらないドラマになるかも。
そんな男好きの谷原章介が茂沢でうろうろしてたら、おちおち農作業も出来ないわ。
あくまでフィクションですから!
でも、なんで茂沢をチョイスしたんだろう？