墓石建立祝

Yahoo!ニュースでは、北日本に今世紀最大級の寒波が来ていると書いてある。
今年一番の寒波でなく、今世紀ともなれば北日本でない軽井沢だって余程の寒さだ。それもこの時期に。
そのせいなのか、軽井沢は朝から吹雪いている。
こんな日に、昨年完成した片山家墓石の建立祝を親戚や地区の世話になっている方を呼んで行った。

結婚式もしていないのに、お墓を建てて御祝いってするのか？
あっ!?僕獄中結婚でした。

お墓なのに御祝いとは何か変な気がする。
だから、招待状を出すのに切手は寿仕様なのか、喪中仕様なのか？
招待された方だって、何を着ていけば？となるだろし、熨しは赤なのか黒なのか？
親戚からは「何を着ていけば」と聞かれた。
まったくその通り!!
招いた方が分かってないんだから。
親戚には「そんなに気を遣わず」と曖昧な答えで返す。
友人から「何を着ていけば」と聞かれた時は「ボロTシャツ以外で」と答えた。

そんなんで、オカンが朝から団子を作り重箱へ入れている。
重箱の隅を突っつくようで悪いが、重箱の蓋には祝○○と書いてある。
○○の生まれた御祝い返しの重箱なのであろう。
僕より年上の重箱。
○○の生まれた御祝い返しの重箱にお団子を入れ、お墓に行きみんなで団子を食べる。
その中に○○君もいる。
不思議な縁である。

そう言えば、家は何か有ると必ずこの重箱を使っている。
長い付き合いの重箱。
快気祝いなどいろいろとあるが、今はカタログギフトをもらう事が多い。
自分の好きな物を選べるのは良いが、味気ないような気がする。
改めて良い物もらったと思う。
これからも重箱と○○とは長い付き合いになりそうだ。