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私の母は田舎育ちのばーさんです。
昭和初期の生まれ。戦争を潜り抜け、たくましく生きてきました。
子供の頃は裸足で走り回り、木に登り、牛に乗ろうとして叱られていた『上品』とは程遠いお転婆です。
そんな育ち方をしたばーさんの足の指は、猿のような・・・あ、いやいや、とても器用に開くんですよ。
それで、足で挟んで物を拾ったり・・・。
町で育った私はそんな器用な足ではないので、そんなお行儀の悪い事はしませんが。
ある日寝転がって、足をソファーに乗せ寛いでいたばーさんの足にふわふわした物が・・・。
なんだこれ?といつものように指で挟んで引っ張ってみた。
それは、ソファーで昼寝していたシロにゃん。
ばーさんの足の指の力は強いです。
引きずられたシロにゃんが反撃するべく口を開けた時「ネコだ」と気付いたばーさんがあわてて離しました。
シロにゃんの口は空振りし、また何事もなかったように昼寝の続き。
のんびりした休日のひとコマ。あのおっとりしたシロにゃんの反撃も忘れられない姿です。
これも40年くらい前・・・なのかなあ。
シロにゃん。食べているのはおかかごはん。
そんな時代だった。