鉄マニズム
ホイドーズ鉄マンの日々
 



エピソード5 『悲鳴』

二回目の会議。

俺は自信満々で『津軽、夢しぼりて』を聞いてもらった!

どこからその自信が来るのかって?

そりゃホイドーズメンバーが全員『いい!』といったからである!!


そうして結果は
満場一致の『いい!』を頂いた!

中には前回の会議でホイドーズを気に入り、日弘楽器でCDを買ってくれた人もいる!!

嬉しいことだ!

よし!!それではホイドーズ、レコーディングに入ります!

とその時、

『いや~、でも前の曲もいいんですよね~、』

『捨てがたい、』

誰かが言った。

『捨てなければいいんじゃないかな?』


そうして、こうして、前回用意した4曲から2曲滑り込み、醤油の歌は3曲になったのである!!


この時ホイドーズは2月11日に発売する為の『津軽ビート』の作業に追われていて、

本来だったらギリで一曲といったところだったが!

こんなにホイドーズの曲を『いい!』と言ってくれる人達の前で断れるわけないやろーーーーー!!


つづく

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エピソード4 『制作』

そうして、勢いよく家に戻った俺は、うがい手洗いをするのも忘れて没頭した!

そうして、その日のうちに書き上げた!

『津軽、夢しぼりて』

雪どけ水の音
風は土の香り
あなたが見惚れた
津軽の春は

桜の木々が そりゃ見事なものよ つむじ風の中 花びらが舞う

どうかあなたよ 笑顔であれ 今日も私は夢をしぼる


祭囃子の音
残る街の中で
あなたが見上げた
津軽の夏は

岩木、白神、緑あざやかよ 高い空にはクマゲラの声

どうかあなたよ朗らかであれ 今日も私は夢をしぼる


落ち葉ささやいた音 赤く染まるふる里 あなたが見とれた 津軽の秋は
実りの唄をカッコウが歌う 遠くを眺め耳を澄ます

どうかあなたよ健やかであれ 今日も私は夢をしぼる


雪を踏みしめる音 吐く息は白く あなたが見渡した 津軽の冬は

しばれる空に 凛とした風 雪の下で春を待つ命
どうかあなたよ、真っすぐであれ 今日も私は夢をしぼる


この曲を吹き込んで、いざ!次の会議に向かうのであった。

つづく

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